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初CD化含む!ジンボ・トリオ最初期のアルバム群が6枚組ボックスで復刻

ブラジル・サンパウロが生んだジャズ・ボサ・ノヴァ・シーンにおける至高のピアノ・トリオ=ジンボ・トリオ。現役最古のグループとして活躍する「生きる伝説」が残した、キャリア最初期RGEレーベル・オリジナルのアルバムをCD6枚組ボックスで復刻。ボサノヴァ・フリーク歓喜のコレクターズ・アイテムが注目のリイシュー・ブランド、ディスコベルタスから登場!64年のデビュー作から66年までのトリオ3部作、そしてストリングスとのコラボレートで、ジャズ・ボサノヴァの新機軸を打ちだした67年から69年までの3作品。いずれもオリジナル・アルバムに則した形での復活となり、特にブラジル、日本国内含めて初CD化となる「VOL.2」(1965年)、「ZIMBO TRIO + CORDAS CORDAS VOL.2」(1968年)の2作品の復刻は、マニアには特に嬉しい。ボサノヴァ、そして後にMPBの名曲と化する多彩なレパートリーを中心に、その曲の持つ味わいを増幅させるかのごとく素直で均整の取れた「型」を持った独特のフレージング、そして基本に忠実ながら卓越したスキルで表情豊かに奏でられるサウンドは、ジャズ・ボサ・ピアノ・トリオの最良のクオリティと呼ぶに相応しい。ブラジル・ポピュラー音楽史にその名を刻む名門トリオの原点を、改めて堪能できる究極のコレクターズ・ボックスとして、一生傍に置いておきたい。

さらに最新ライブ・アルバムも登場!全盛期と変わらぬタイトでスピード感溢れる演奏に加え、ベテランならではの洒脱な雰囲気を纏ったジャズ・ボサ芸術。オリジナル・メンバーのアミルトン・ゴドイ(p)、ルビーニョことルーベンス・バルソッチ(dr)に加え、2007年他界したルイス・シャヴェスに代わり、コントラバスはマリオ・アンドレオッチが担当。60年代のジャズ・ボサ黄金期に全く引けを取らぬ極上のプレイをたっぷり聞かせるライブ全11曲を収録!

 

〈ジンボ・トリオ〉
ブラジルでのボサ・ノヴァ・ムーヴメント円熟期と言われる1960年代中期、その中心舞台がリオからサンパウロへと移り、当地で花開いたのが高尚なジャズ・マナーで彩られたボサノヴァ・ピアノ・トリオである。最盛期にはメジャー/マイナー含め1,000以上のグループがしのぎを削ったと言われるピアノ・トリオだが、当時から第一線で活躍し、現存する唯一のグループとして今も活動を続けるのが、ジンボ・トリオである。ピアノのアヂルソン・ゴドイ、ベースのルイス・シャヴィス、そしてドラムのルビーニョという不動のメンバーが奏でるジャズ・ボサ・アンサンブルで、デビュー当時より最前線を張り、エリス・レジーナ、エリゼッチ・カルドーゾなどのバックや、ボサノヴァ史上でも重要なライブを数多く開催したパラマウント劇場にも度々出演するなど、多くのファンを魅了。数あるレコーディング音源はいずれも高い評価を得ている。

カテゴリ : ニューリリース | タグ : 【World】復刻&発掘

掲載: 2011年08月02日 13:00

更新: 2011年08月12日 11:22