【サントラ・ウィークリー】『獄門島』『悪魔の手毬歌』ほか

獄門島

タワーレコード・オンライン　サウンドトラック・コーナーご愛顧、ありがとうございます。今週のサントラ新入荷ものの話題や新たに取扱い開始タイトルなどをご紹介しつつ、関連盤などもご案内できれば、と存じます。お楽しみください!!

<<今週の新入荷より>>

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『獄門島　総劇伴集』(音楽田辺信一)

まずは、こちら、市川＆石坂・金田一もののおなじみ作品の、なんとサントラといっても、フィルム用マスター音源まさしくサントラの初音盤化のこちら。ジャズマンである田辺信一による、この劇伴録音、音数を絞って、ジャズロック的かっこよさが全編で聴けます。LPアルバムの方のサウンドは、ポップ・イージーリスニングとして完成されたものでしたが、基本、同じメロディでも、こんなに感じが違うのか的な衝撃。エレキギターとパーカッションのみの部分などになってくると、今の、それこそグスタボ・サンタオラージャが作る音あたりにも通ずる刺激です。
同じくフィルム用マスターの初音盤化の、こちらは村井邦彦音楽の『悪魔の手毬唄　総劇伴集』も入荷しております。

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『L'AFRICAIN』(音楽ジョルジュ・ドルリュー)

そして、入荷しました、長年の大企画シリーズ、ユニバーサル・フランスのステファン・ルルージュ監修のサントラ・シリーズで、フィリップ・ド・ブロカ監督、ジョルジュ・ドルリュー音楽名チーム(『リオの男』『カトマンズの男』『まぼろしの市街戦』、『ベルモンドの怪盗二十面相』、作品集も第一集と第二集出てます）の、壮大かつ流麗なストリングス中心スコア。あたかも、ジョン・バリー『愛と哀しみの果て』直後、の感じですが、こちらの作品が実は２年先の製作です。ドルリュー節も楽しめますし、ハリウッド大作的な美しさがお好きな方にもお薦めですね。同タイミングでミシェル・ルグランのアニメ映画のサントラ『Les Fabuleuses Aventures De Legendaire... / La Flute A Six Schtroumphs』も入荷しました。同シリーズでは、まもなくモーリス・ジャールの『トパーズ』も到着しますので、お楽しみに。

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『ソルジャー・ブルー』(音楽ロイ・バッド)

英シルバ・スクリーン・レーベルのロイ・バッドの名作サントラの再CD化、着々と進んでますが、『ソルジャー・ブルー』がリリース。今回は、サントラCDで初めてバフィ・セイント・メリーの主題歌も収録、『マーベリックの黄金』『ツェッペリン』からも収録音源あり。イギリスからは、サイケ大好き新興レーベルのリールタイムよりヘンリー・マンシーニの、マンシーニ・サントラ中では最サイケ？な『パーティ』も入りました。

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『トゥー・デイズ』アンユーズド・スコア(音楽ジェリー・ゴールドスミス)

ゴールドスミスものまいりましょう。今週は2タイトル入荷。まずは、『トゥー・デイズ』のリジェクト（作曲・録音するも、最終的に別のスコアに差し替えられた）スコア。そして、60年代サスペンス・スコア『消えた拳銃』(1967)。フィルム用マスターとサイ・ゼントナー演奏のアルバム用マスター(以前にヴォカリオンで発売されたサイ・ゼントナーのアルバムの前半のアルバムを収録）を収録。そして、日本ではゴールドスミス音楽によるバージョンが公開されましたが、アメリカでは、タンジェリン・ドリーム音楽によるバージョンが公開されたリドリー・スコット監督作『レジェンド　光と闇の伝説』の、タンジェリン・ドリーム版の方のスコアの新録音盤がBUYSOUNDTRAXからリリース。こちらは、その後、ジョン・カーペンター＆アラン・ハワースの『要塞警察』『ダークスター』のスコア新録音盤（今回のプロデュースはアラン・ハワース）も発表されております。

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『フランソワ・トリュフォー監督作品　映画音楽集』(音楽ジョルジュ・ドルリュー)

注目の再入荷ものもピックアップ。まずは、トリュフォー監督作、ドルリュー音楽による名映画音楽をヒュー・ウルフ指揮、ロンドン・シンフォニエッタの演奏で録音された、ノンサッチ・レーベルからのこちらのアルバム。優雅なティータイムのＢＧＭあたりにもよいでしょう。そして、日本公開中、インド盤再入荷しましたA・R・ラフマーンの『ロボット』。同じタイミングで、こんな珍しいものも。グスタボ・サンタオラージャがインド映画にサントラを依頼された『Dhobi Ghat (Mumbai Diaries)』。いや、このあたりまでチェック必要となってくると、なかなか大変です。

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『COSMOPOLIS』(音楽ハワード・ショア＆メトリック)

そのほかの要注目をあげておきますと、クローネンバーグ監督の新作『COSMOPOLIS』は、盟友ハワード・ショアが今回は、カナダの人気バンド、メトリックと共作したサントラ。クローネンバーグ＆ショアといえば、前作の『A DANGEROUS METHOD』も、ついに日本公開決まりましたね。埋もれた名スコア発掘にがんばるムービースコア・メディアからはジョー・クレマーの『FEMME FATALES』が到着。『トゥー・デイズ』と同タイミングでリリースされたリチャード・バンドの『ドラゴン・ワールド』も。

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『梅ちゃん先生』(音楽川井憲次)

和モノの前述2作以外で、映画ではないですが注目は、川井憲次の2作。ついに朝ドラ進出の『梅ちゃん先生』と、異色ヒーローもの『非公認戦隊アキバレンジャー』がついにリリース。朝ドラ史に残る名作『カーネーション』のこちらも初朝ドラ進出でありました佐藤直紀によるスコア・サントラの第２集も発売されました。

<<新たな取扱いタイトル>>

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『るろうに剣心』(音楽佐藤直紀)

今週解禁で、最話題はやはり、同じく佐藤直紀の『るろうに剣心』でしょう。『ハゲタカ』『龍馬伝』の大友啓史監督との名コンビの新作ですから、まず間違いないでしょう。
イタリアものでベネディッド・ギリアの『Baleari Operazione Oro』も発表になっております。

<<新作成ジャンル別ページ>>

現在、ジャンル別で、いろいろとご紹介したく、まとめるページを順次製作しております。今週新たに作成しましたページは、以下でございます。

新世代コンポーザー&現代的スコアサントラ特集

007ジェームズ・ボンド映画サントラ特集

ミステリー＆サスペンス・サントラ特集