イーストウッド祭開催中か!?イントラーダから『アルカトラズからの脱出』発売

イントラーダ・レーベルが『荒野のストレンジャー』『マンハッタン無宿』そして『シノーラ』とリリースし、さながら、イーストウッド祭りの状況の中、今度は『アルカトラズからの脱出』がリリースされる!!

かの難攻不落、サンフランシスコ湾に浮かぶ最強の刑務所、アルカトラズ刑務所から脱走を果たした男たちを描いたサスペンスの一級品、1979年作品『アルカトラズからの脱出』。監督は、巨匠中の巨匠ドン・シーゲル。

主演のクリント・イーストウッドとのコンビは、『ダーティハリー』『白い肌の異常な夜』といった名作以来、久々のタッグ。このふたりの娯楽映画への職人ぶりを再確認できる作品となった。

『アルカトラズからの脱出』の音楽は、当時、イーストウッド組のひとりのジェリー・フィールディング。辛口のシブい劇伴を聴かせるわけですが、「音楽は、ほとんど使われていない(書かれていない)のでは」?、そして、それがアルバム発売されない理由か、とも考えられたりもした。

そこで、イントラーダはドン・シーゲル監督の、男のアクション映画カップリングとしてリリースだ。

カップリング作品は、1961年作品『突撃隊』。なんと若き日のスティーヴ・マックイーン主演の戦争映画で、未音盤化だった作品。全16分強、収録。

曲にして11曲目からの収録となる『アルカトラズからの脱出』は、それでも、なんと45分強の収録。存分に楽しめる。

こうなると、ドン・シーゲル監督作品で、まだとりあげられていない作品(サントラ未音盤化作品)は何か、も気にかかる。イーストウッドとの『白い肌の異常な夜』(ラロ・シフリン)、そして70年代に入ってからの『突破口』(ラロ・シフリン)『ラスト・シューティスト』(エルマー・バーンスタイン)などが見当たる。

いずれにせよ、もちろん、今後のイントラーダも期待です。