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今までありがとう! 名作復刻界の老舗FSMレーベル最終リリース! ジェリー・フィールディング『ワイルドバンチ』

ワイルドバンチ以前から、250タイトル目の発売で、リリースを終了すると伝えていた、スコア・サントラの限定リリース・レーベルの今や老舗であった"FILM SCORE MONTHLY"の、その250作目のタイトルがリリースされた。

サム・ペキンパー監督、ジェリー・フィールディング音楽の、サントラ史上に残る名作『ワイルドバンチ』。そのサントラのフィルム用マスター、アルバム用マスター、そして他に残された別ヴァージョンなどを収録した3枚組。

FILM SCORE MONTHLY は、1997年に、米ワーナー・ホーム・ヴィデオで発売されたレーザーディスクの封入特典として運用された、フィルム用マスターからのサントラCDを製作していた。 (当時、同様のスタイルで『エクソシスト』のラロ・シフリン音楽のリジェクト音源のCDも製作している)

いわば、FSMのディスク・レーベルとしての歴史は、『ワイルドバンチ』から始まったといってよく、今回の3枚組の品番は"Vol16,No1(タワーレコードにての整理品番FSM1601)"となっており、これはすなわち16年目の初めのタイトルという意味である。

つまり、この15年間で、サントラ音源の音盤化の事情は、数々のレーベル・プロデューサーたちの熱心な仕事を多く生むことになり、今では、毎週のように、どこかのレーベルからニュースが届くという状況になった。シーンを牽引したのが、間違いなくFSMであった。

FSM主宰のルーカス・ケンドール氏は、自身のレーベル以外でも、さまざまなレーベルで作品ごとに、リリースにあたってのプロデューサーとして活躍しておられる。FSMレーベルは、終了するが、ケンドール氏の確かな仕事は、別のレーベルなどで、今後も楽しませてくれるだろうと、ファンは期待を続けている。

『ワイルドバンチ』。この動と静を見事に操ってのヴァイオレンス・ウエスタンを彩った、ジェリー・フィールディングのシブく、メキシコの土臭さも感じさせる、ストイックなアクション映画の高貴さならではのオーラを発するサウンド。ヴェテランのサントラ・ファンには、いわずもがなの傑作だが、ワーナー盤が廃盤になって以来、しばらく、流通は途絶えていたのだ。新たに映画音楽に興味を持った、そう、この15年間の間にスコア・サントラの世界に触れ始めた諸氏には、FSMからの、最後で最高のプレゼントでもあるのだ。

※FILM SCORE MONTHLYレーベルのタイトルは、当ホームページの検索ボックスに"Film Score Monthly"と入れて検索してご確認ください。

カテゴリ : ニューリリース

掲載: 2013年03月15日 15:28