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アヴィシャイ・コーエン『Almah』

 世界最高峰のベーシストが導く、ジャズとクラシックの新たなる十字路。
 ベースだけでなく、ヴォーカリスト、ソングライター、アレンジャーとしても活躍、チック・コリアのベーシストも務めたイスラエルのアヴィシャイ・コーエン。彼の14枚目となるリーダー作ニュー・アルバム『ALMAH』で見せるのは、ジャズとクラシックとの見事な調和とそれぞれに対する深いリスペクトから生まれた新たな音楽の地平線!

 本作では、自身にとって原初の音楽体験とも呼べるクラシックの作曲法、そしてハーモニーを取り入れ、ジャズとクラシックの見事な融合を見せている。
 因みに「ALMAH」はアヴィシャイの娘の名前とのこと。

 核となるダブル・ベース、ピアノ(ニタイ・ハーシュコヴィッツ)、そしてドラム(オフリ・ネヘミヤ)のトリオはそのままに、しかし、ヴァイオリン、ヴィオラを加え、ストリングスによるダークな深みを表現。

 アルバムの幕開けを飾るのはパワフルな序曲“Overture 'Noam' Op.1”。これは、イスラエル軍に入隊していた時に事故で命を落としたアヴィシャイの若き従弟へ捧げられた曲だという。この他に、赤軍のレパートリーにあったメロディーを引用した“On A Black Horse”や、 チャド・ジョーンズの“A Child Is Born”そして古いイスラエルの歌曲“Kefel”など、実に多様なルーツを持つ曲や、新たに作曲された“Shlorse”や、“Hayo Hayta”の様に、過去の楽曲を室内楽風に新たに解釈し直した曲も含まれる。
 またアルバムの最後を飾るのは、アヴィシャイの温かなヴォーカルと官能的なインストゥルメンテーションが何とも言えないムードを作り出しているイスラエルの作曲家、Ram Da Ozの感動的な“Kumi Venetse Hasedeh”。

「クラシックとジャズの強い存在感を私は常に感じていた。曲自体への愛を一方で抱きながら、私は、そのクレバーだろうが、またポピュラーだろうが、全てを忘れてその場で即興を行うという、あのワイルドな衝動と抑えがたい欲望をもう一方で抱いていた。今作『ALMAH』では、それぞれ制約や限界がありながらも、その二つの世界が一緒になることによって、結果的により大きなものを引き出すことができた」(アヴィシャイ・コーエン談)

カテゴリ : ニューリリース

掲載: 2014年01月21日 10:10

更新: 2014年03月11日 15:58