『アダムス・ファミリー』コワ楽しい名作サントラ発売!

問い合わせも常に多かった、みんな大好き『アダムス・ファミリー』のサントラ盤が、ついにララランド・レコーズより発売。

60年代にアメリカでテレビ・シリーズとして放映され(日本での放映タイトル『アダムスのお化け一家』)たことでも人気のコミック。劇場板として初めての映画化となった、91年作品。

監督は、それまで『ブラッド・シンプル』から『ミラーズ・クロッシング』まで、コーエン兄弟の監督作の撮影をつとめていた鬼才、バリー・ソネンフェルドの初監督進出作。この作品の成功後、コーエン兄弟とはまた違った、サスペンスとユーモアをミックスしたエンタテインメントを次々、発表していくことになる。

音楽は、ビリー・クリスタルのショーの音楽を任されていたところから、映像音楽の世界に進出し、いまやホラーからブロードウェイ・ミュージカルまで多彩に活躍する、アメリカのショービジネスに欠かせない一員となった作曲家マーク・シェイマン。ソネンフェルドが撮影を担当したロブ・ライナー監督のホラー『ミザリー』をシェイマンが手掛けていたところからのコネクションだろうか、ホラーでもあり、歌のシーンも楽しい<コワ楽しい>作品にうってつけの作曲家の登板となった。

この作品や、ティム・バートン&ダニー・エルフマンが生み出した世界など、怖いが、楽しく、かわいらしい、そんなテイストのジャンルは、その後、現在まで楽しまれつつづけ、娯楽映画の重要な要素となった。

現在のそんな流れを始めた重要な作品としても、貴重な作品。

関連盤は、古今のコワ楽しい作品のサントラを。