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70年代に一世を風靡したコレギウム・アウレウムのベートーヴェンが廉価BOXで復活!(4枚組)

コレギウム・アウレウムのベートーヴェン

1960年~70年代を通じて古楽演奏を世界中に知らしめたコレギウム・アウレウム合奏団によるベートーヴェン演奏を集成した4枚組のボックスが登場します。
「黄金の合奏団」の名を冠したコレギウム・アウレウム合奏団は、1962年にドイツ・ハルモニア・ムンディのレコーディングのためのアンサンブルとして設立された室内オーケストラです。この合奏団はとにかく最初から古楽器を使用していることが話題となり、LP発売当時、発売されるたびに世界中に話題をよび、やがて録音だけでなく演奏活動もはじめました。当時はまだまだピリオド奏法の研究過程であったことと、弦楽器奏者たちは音楽大学のモダン楽器の教授たちで揃えられていたために、現在のような本格的ピリオド演奏ではなかったものの、柔らかくロマン的な音色による演奏は、現在でも多くのクラシック音楽ファンの耳に残っています。また彼らの録音の多くは、ドイツのシュヴァーベン地方キルヒハイムにあるフッガー城/糸杉の間で収録さられており、その素晴らしい音響・残響も話題となりました(曲によっては、外の鳥の声も聞こえるものも)。彼らは、最初はバッハやヘンデル、ヴィヴァルディなどバロック音楽を中心にしていましたが、モーツァルト、ベートーヴェンなどの古典派の音楽まで、最も早く古楽器演奏に取り組んでいきました。
当4枚組は1972年から81年にかけてコレギウム・アウレウムがパイオニア的に果敢に取り組んだベートーヴェンのオーケストラ作品を集成したものです。「英雄」と第7番の2曲の交響曲は、古楽器による小編成で、しかも指揮者なしで演奏しており、特に「英雄」は、宇野功芳氏が「もっともイカした演奏」として絶賛した名演です。さらに、当時演奏可能なオリジナルのフォルテピアノが少なかった1970年代に、名器を使用したバドゥラ=スコダのソロによるピアノ協奏曲第4番と、チェロの名手ビルスマが圧倒的な演奏で参加し、なぜかほとんど古楽器で録音されない「三重協奏曲」という2曲の協奏曲に加え、ドイツを代表する合唱指揮者ゲンネンヴァインによる「ミサ・ソレムニス」を収録しています。どれもが最適なテンポとリズムによるだけでなく、もっとも歌心あふれる素晴らしい解釈ともいえるでしょう。音楽コラムニスト イ・ジュンヒョンによる解説の日本語訳付きです。
(ソニー・ミュージック)
『ベートーヴェン・レコーディングズ』
【収録曲目】
ベートーヴェン:
(1)『交響曲第3番変ホ長調Op.55「英雄」』(録音:1976年)
(2)『交響曲第7番イ長調Op.92』(録音:1981年)
(3)『ピアノ、ヴァイオリン、チェロのための三重協奏曲ハ長調Op.56』(録音:1974年)
(4)『ピアノ協奏曲第4番ト長調Op.58』(録音:1972年)
(5)『ミサ・ソレムニス ニ長調Op.123』
【演奏】
コレギウム・アウレウム合奏団
フランツヨーゼフ・マイアー(コンサートマスター)
パウル・バドゥラ=スコダ[フォルテピアノ:(3)(4)]
アンナー・ビルスマ[チェロ:(3)]
シルヴィア・ゲスティ[ソプラノ:(5)]
ドリス・ゾッフェル[A:(5)]
デイヴィッド・レンドール[テノール:(5)]
クルト・ヴィドマー[バス:(5)]
南ドイツ・マドリガル合唱団[(5)]
ヴォルフガング・ゲンネンヴァイン[指揮:(5)]
【録音】
(1)1976年, (2)1981年, (3)1974年, (4)1972年(以上:キルヒハイム、フッガー城 糸杉の間)
(5)1977年、シュヴァイゲルン、シュタット教会
(3)のみデジタル録音

カテゴリ : ニューリリース | タグ : ボックスセット(クラシック)

掲載: 2014年12月10日 15:30