『激突！』『ザ・カー』サスペンス・カルト2作品、ついにそれぞれのサントラ発売！

この度、サウンドトラック・コレクターズ・レーベルの雄、イントラーダから衝撃の2作品のサントラが初音盤化となった。

まず、スティーヴン・スピルバーグ監督のデビュー作の『激突！』。リチャード・マシスンが自身の原作を脚色しての、まさしくノンストップなチェイス・ムーヴィー。姿が見えぬ運転者による大型トラックが主人公を追い詰める! 珍しいのは、この、もともとがテレビ・ムーヴィーとして作られた作品は、スピルバーグがジョン・ウィリアムスと組む以前の作品で、音楽は『刑事コロンボ』の各エピソードのスコア(スピルバーグが演出した伝説のエピソード「構想の死角」も担当)や『破壊！』『ドミノ・ターゲット』などのビリー・ゴールデンバーグ。

もう一本は、『激突！』と並んで話題にあがることが多い1977年作品『ザ・カー』。独自の意思をもった黒塗りのクルマが次々に町の人々を襲う、オカルト・パニック・アクションの人気作。監督は『キャット・バルー』『馬と呼ばれた男』のエリオット・シルヴァースタイン。音楽は『エデンの東』から『ミクロの決死圏』まで幅広く、75年に『悪魔の追跡』『バリー・リンドン』、76年に『ウディ・ガスリー わが心のふるさと』を担当しての本作である。

ともに、ストレートにハードなサスペンス・スコアの快作。全ファンタスティック映画ファンが待ちに待ったリリースと言えるだろう。

関連盤には、ハードなサスペンス・スコアを楽しめる作品をコレクターズ・レーベルからの発売のレアものを中心に紹介。『激突！』『ザ・カー』は映像も紹介しておきます。