ビッグ・ボーイ（アウトキャスト）の新プロジェクト＝ビッグ･グラムスが始動

2014年に結成20周年で再始動し、日本でもFUJI ROCK FESTIVAL2014で待ちに待ったファンを沸かせるなど、常にヒップホップ・シーンで注目を集めるアウトキャスト。アウトキャストとしてはアルバム『Idlewild』（2006年）を最後に次回作が待たれるところだが、ビッグ・ボーイ／アンドレ3000、二人のメンバーはソロ活動でも楽しませてくれる。

今作はアウトキャストのビッグ・ボーイが、NYのエレクトリック・ロック男女デュオ“ファントグラム”とタッグを組んでリリースする7曲入りEP。

新しい音楽に貪欲なビッグ・ボーイが、偶然インターネットのポップアップ広告で出会ったファントグラムを気に入り、ビッグ・ボーイのソロ・アルバム『Vicious Lies & Dangerous Rumors』（2012年）で3曲共演したのが始まり。そこからビッグ・ボーイにとっても、ファントグラムにとっても自身の音楽性とは違う“ビッグ・グラムスの音楽”をレコーディングし始めたことはいくつかのメディアで明かされ、常に待望論が渦巻いていた。

このところエレクトロ系のアーティストとの共演が多いビッグ・ボーイだが、今作にもラン・ザ・ジュエル、そしてスクリレックスをフィーチャリングに迎えている。ファントグラムのヴォーカル、サラ・バーセルによる女声ヴォーカルは軽やかで、爽やかなポップさが光る。