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ソヒエフ&ベルリン・ドイツ響によるプロコフィエフの交響曲第1&7番、“キージェ中尉”

ソヒエフ

現在トゥールーズ・キャピトル国立管音楽監督、またボリショイ劇場音楽監督として、同世代の指揮者の中で最も熱い注目を浴びているトゥガン・ソヒエフ。2015年度第53回「レコード・アカデミー賞」(声楽部門)を受賞した「イワン雷帝」、そして「交響曲第5番/スキタイ組曲」に続くベルリン・ドイツ響とのプロコフィエフ作品シリーズ第3弾となります。
1977年、北オセチアのウラジカフカスに生まれたソヒエフは、現在、フランスのトゥールーズ・キャピトル国立管弦楽団音楽監督(2008年~)、モスクワ・ボリショイ歌劇場音楽監督(2014年~)のポストを兼任し、ウィーン・フィル、ベルリン・フィル、ロイヤル・コンセルトヘボウ管、N響など世界中の一流オーケストラに客演を続け、現代の若手指揮者の中でも屈指の存在といえます。ムーシン、テミルカーノフらに師事し、マリインスキー劇場をはじめ世界各地のオペラハウスでも数多く指揮しています。日本でも2015~16年は、トゥールーズ・キャピトル国内管およびベルリン・ドイツ響との2度のツアーで、前者とはロシア系、後者とはドイツ系という異なるレパートリーを披露し、さらに2016年1月と10月にはNHK交響楽団に客演し、高い評価を得ています。ソヒエフとベルリン・ドイツ響はこれまでさまざまなレパートリーを取り上げていますが、ロシア音楽のレパートリーは、マーラーの交響曲やベルリオーズの合唱付きの声楽曲などと定期的に取り上げられ、特にプロコフィエフは、ソヒエフ就任以来毎シーズのハイライトとなりました。
今回は「キージェ中尉」「古典交響曲」「交響曲第7番」が収録されています。「キージェ中尉」はもともと、ユーリイ・トゥイニャーノフの同名映画のために作曲され、1933年の公開の1年後に、プロコフィエフが5曲を選んで組曲としたものです。「古典交響曲」は新古典主義的作品であり「ハイドンが生きていたら書いていたような作品」とシンプルな編成と構成の作品で、いたるところに粋なユーモア感覚が取り入れられています。「交響曲第7番」は、ソビエトの青年に捧げる意向であったためプロコフィエフ自身が「青春交響曲」と呼んでおり、現代風でありながら美しいメロディーがちりばめられています。
このシリーズ録音についてソヒエフは、「演奏者が同時に最大限のエネルギーを注ぎ、興奮とともに演奏するだけのアドレナリンがセッションには不足する。演奏が帯びる"熱さ"をCDからも感じてもらうには、ライヴ録音しかありえない」と語っています。そのとおり、このベルリンのフィルハーモニーでの熱き演奏は、ソヒエフの持ち味や特徴が十全に発揮されており、細部に拘泥するよりも、作品に積極果敢にアプローチし、雄弁でスケール感のある演奏を指向しており、さらには探求心や好奇心とともに、刺激的で感興に満ちた作品の世界を描き出しています。
(ソニー・ミュージック)
【曲目】
プロコフィエフ:
1.交響組曲『キージェ中尉』Op.60
2.古典交響曲(交響曲第1番ニ長調)Op.25
3.交響曲第7番嬰ハ短調Op.131
【演奏】
トゥガン・ソヒエフ(指揮)
ベルリン・ドイツ交響楽団
【録音】
2016年5月13-14日(1)
2016年3月12-13日(2)
2014年11月13-15日(3)
ベルリン、フィルハーモニー (ライヴ)

カテゴリ : ニューリリース

掲載: 2017年04月18日 00:00