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韓国のブルックナー、マーラーの権威イム・ホンジョンのブルックナー:交響曲全集

【参考映像】ブルックナー:交響曲第8番~第4楽章
イム・ホンジョン指揮 ソウル大学校音楽大学オーケストラ
Seoul Arts Center公式YouTubeページより

韓国でブルックナー、マーラー・ブームを巻き起こしている
イム・ホンジョンのブルックナー:交響曲全集が8月25日(金)に再入荷!
直截な解釈や第5番での改訂版使用など、日本でも話題となっています

林憲政(イム・ホンジョン)は1952年、韓国で生まれました。ソウル大学で修士をとった後、アメリカのマンズ音楽学校およびジュリアード音楽院で研鑚を続けました。第14回ドンーア音楽コンクールではグランプリを獲得。ソウル・ユース・シンフォニーでの活動も高い評価を受けました。1985年、ソウル大学教授に任命されましたが、1989年、前年に正式団員わずか5人で発足したばかりのプチョン・フィルハーモニー管弦楽団の音楽監督に就任。富川(プチョン)市の全面的な支援のもと、韓国では最長となる25年間、同オーケストラを率いて、韓国国内で最も影響力のあるオーケストラの一つに成長させました。

イム・ホンジョンとプチョン・フィルは、ベートーヴェン、シューマン、ブラームス、ブルックナー、マーラーの交響曲の全曲演奏で名声を高めました。とくに、1999年から5年間、マーラーの交響曲を韓国のオーケストラとして初めて全曲演奏し、韓国のクラシック・ファンに「マーラー・シンドローム」と呼ばれる一大ブームを巻き起こしました。ブルックナーの交響曲シリーズは2007年から6年間で全9曲を演奏しました。

今回、韓国デッカがリリースするのは、こうしたブルックナー演奏の経験を積んだイム・ホンジョンが韓国交響楽団とともに2015~2016年にライヴ録音したブルックナーの交響曲全集です。韓国交響楽団は1985年に韓国で初の自主運営のオーケストラとして発足し、7つのオケがひしめくソウルの中で、ビッグスリーの1つといわれ、定期公演を含め年間90回の演奏会を精力的にこなしています。

第5番でのシャルク改訂版の使用や、第4番と第8番のハース版選択などに、この指揮者が戦前戦後のブルックナー演奏の動向や様式を踏まえていることが伺え、たいへん興味深いものがあります。演奏そのものはロマンティックなテンポの動きは少なく、正攻法で譜面と対峙した端正なアプローチと言え、韓国交響楽団の確かな技量を駆使した、音楽の自然な流れを尊重した演奏となっています。やはり聴き物は第5番で、シャルク版の華麗なオーケストレーションが鳴り響くさまが、最新の録音で捉えられているのは、同版での録音が少ないだけにブルックナー・ファンにとっては注目されるところでしょう。また全曲にわたってライヴならではの熱気が演奏にこもり、その熱気が、終演後の聴衆の大喝采を生み出していることが生々しく伝わってくるのもこの全集の魅力と言えるでしょう。
(タワーレコード)

【収録曲目】
アントン・ブルックナー (1824-1896)
交響曲第1番 ハ短調 (1891年ウィーン稿・G.ブロッシェ版)
交響曲第2番 ハ短調 (1877年稿・ノヴァーク版)
交響曲第3番 ニ短調 (1889年稿・ノヴァーク版)
交響曲第4番 変ホ長調 「ロマンティック」 (1881年稿・ハース版)
交響曲第5番 変ロ長調(シャルク改訂版)
交響曲第6番 イ長調 (ノヴァーク版)
交響曲第7番 ホ長調 (1885年稿・ハース版)
交響曲第8番 ハ短調 (1887年稿および1890年稿・ハース版)
交響曲第9番 ニ短調 (1894年初稿・オーレル版)

【演奏】
韓国交響楽団 - Korean Symphony Orchestra
イム・ホンジョン(林憲政) - Hun-Joung Lim (指揮)

【録音】
ソウル・アーツ・センターでのライヴ録音
2015年10月29日(1番)
2016年4月26日(2番)
2015年5月12日(3番)
2016年2月25日(4番)
2016年9月9日(5番)
2015年2月26日(6番)
2014年11月21日(7番)
2015年12月15日(8番)
2016年12月1日(9番)

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カテゴリ : ニューリリース | タグ : ボックスセット(クラシック)

掲載: 2017年07月31日 17:30

更新: 2017年08月24日 00:00