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キープ・シェリー・イン・アテネ(Keep Shelly in Athens)、ドリーミーなニュー・アルバム『Philokalia』

Keep Shelly in Athens

Photo taken by Niki To

 

小説家/詩人としても活動しているJessica Bellを新たなヴォーカルとしてフィーチャーし、通算3作目となるニュー・アルバム『Philokalia』を完成!

メロディックなビートとドリーミーなヴォーカルをアンビエントなアトモスフィアが纏う、ダウンテンポなエレクトロニック・サウンドは同様であるが、これまでの流れを汲みつつも新ヴォーカルJessicaの、ややローで味わい深いヴォーカルがキーとなり、新たな魅力を芽生えさせている。

アトモスフェリックなシンセのレイヤーで立ち上がり、スローなビートとヴォーカルと共に一体感を増す、ファースト・シングルにもなった滑らかなドリーム・ポップ「Leave In Silence」で幕をあけ、Portisheadを想起させるミステリアスなムードにJessicaのシャープでソウルフルなヴォーカルが突き刺さる「Marionette」へと続く。その後も浮遊感に満ちたバレアリックなタイトル・トラック「Philokalia」や80’sの煌びやかなヴァイブスを感じさせる「Seattle」など、様々な曲調を横断し、チル且つダンサブルにヴァラエティに富んだ展開を披露。日本盤のみにボーナス・トラックとして収録の「Harder」は、Burialの「Archangel」を想起させるようなスモーキーな2ステップ風ビートに乗って、ダークなシンセ・レイヤーとJessicaの情感豊かなヴォーカルが絡み合い、ドラマティックに駆け上がるトラックで、ぐいぐいと引き込まれる。

かつては現代版Saint Ettienneと称されることもあったが、リリースごとに着実にオリジナリティを身につけ、トレンドのエッセンスを取り込みつつノスタルジックでメランコリーな風合いをブレンドし、さらに独自のサウンドへと消化/昇華した力作。

 

タグ : UK/US INDIE クラブ/テクノ

掲載: 2017年10月02日 13:16