ヤング・ファーザーズ(Young Fathers)、3年ぶりのアルバム『Cocoa Sugar』

photo Rob Walbers

「世界で今、ファッキン・ベストなバンドだ」- 3D (Massive Attack)

2014年にFKAツイッグスやデーモン・アルバーンなどの最有力候補を抑え、デビュー・アルバム『Dead』がいきなりマーキュリー賞を受賞。昨年は、話題映画『T2 トレインスポッティング』で実に6曲が起用され、11月にマッシヴ・アタック日本公演のサポートアクトとして初来日も果たし、そのスリリングなパフォーマンスが賞賛されたヤング・ファーザーズが、2015年の『White Men Are Black Men Too』以来となる最新アルバム『Cocoa Sugar』を3月9日 (金) にリリース。

音楽やファッションなどを通して、多くの若者たちに影響を与えた映画『トレインスポッティング』の続編であることから、映画そのもの同様にサウンドトラックにも大きな注目が集まった『T2 トレインスポッティング』において、監督のダニー・ボイルに「映画の心拍」と言わしめた名曲「Only God Knows」を含め、6曲もの楽曲を提供し、さらなる飛躍を遂げて帰ってきたヤング・ファーザーズ。今月28日には、ジャン=ミシェル・バスキアの功績を称えてロンドンのバービカンセンターで開催されるイベント、Video Jam x Basquiatでパフォーマンスを披露することも決定しており、音楽のみならず、アートやカルチャー・シーンからも熱い注目を集めている。

テン年代のポップ・サウンドに革命をもたらしたエモーショナルなフックとジャンルレスな音楽要素は、本作でさらなる進化を遂げている。また今回公開された印象的なアートワークでは、クリスチャン・ディオールのファッション写真を手がけるフォトグラファー、ジュリア・ノニ(Julia Noni)と、グレイス・ジョーンズやマッシヴ・アタック、デヴィッド・ボウイといった大物アーティストとの仕事を通して手がけた革新的なデザインやアート・ディレクションで知られるクリエイティブ・ディレクターのトム・ヒングストンがコラボレートしている。

国内盤CDには2曲のオリジナル楽曲が追加収録され、歌詞対訳と解説書が封入される。

LPはブルーヴァイナルとブラックヴァイナルの2仕様で発売。どちらもDLコード付き。