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ウィリアム・クリスティがレザール・フロリサンと初めてJ.S.バッハの“ロ短調ミサ”を録音!(2枚組)

クリスティ

やわらかで軽やか、溢れでる音楽への悦び!クリスティによる絶美のロ短調!

クリスティが遂に、バッハの最後の完成作であるロ短調ミサ曲を録音しました! 2016/17シーズンにヨーロッパで行われた「ロ短調ミサ」のツアーは大成功を収めましたが、この演奏は2016年9月にパリのフィルハーモニーで行われた演奏会のライヴです。

クリスティの母はニューヨークの教会の聖歌隊指揮者だったそうで、1950年代の終わりに、彼女が聖歌隊を指揮してロ短調ミサ曲の2曲を演奏していたのを聴いて以来、ロ短調ミサはクリスティの中で特別な存在であったといいます(クリスティは1944年生まれ)。
冒頭の「キリエ」から、なめらかに丸みを帯びた合唱で、クリスティの真骨頂が発揮された絶美の演奏で、引き込まれます。また、自身鍵盤楽器の名手でもあるクリスティは、第2曲の「キリストよ、憐れみたまえ」のソプラノとアルトの二重唱をはじめ、9つの楽曲ではチェンバロ(通奏低音)に専念し、事実上指揮者不在となっています。これにより、クリスティが配した、適切な人数の合唱とオーケストラのメンバー、そして独唱者たちによって、より親密なアンサンブルが醸成されています。

また、自身ライナーノートでも書いていますが(日本語訳なし)、全体として軽やかな速めのテンポで演奏されています。「Cum Sancto Spiritu」などの超絶技巧の楽曲でも、合唱もオーケストラも実に軽やかに輝かしく演奏しており、クリスティ率いる音楽家たちのきわめて高い完成度に圧倒されます。
独唱者たちののびやかな歌唱も印象的。バスの独唱(「Quoniam」)でのホルンとファゴットの名人芸も注目ですし、ソプラノ・アリア(Laudamus te)ではヒロ・クロサキのヴァイオリン・ソロが聴けるのもまた嬉しいところです。「カトリック、プロテスタントという宗派を超えて、自らのキリスト教信仰の普遍形としてこのミサを書きあげた」バッハ(クリストフ・ヴォルフ/ライナーノートより(日本語訳なし)。厳格なミサ、というよりも、このミサ曲にバッハが込めた、人間というものへの肯定が前面に打ち出された、音楽の悦びに満ちたたぐいまれなる名演となっています。
(キングインターナショナル)

【曲目】
J.S.バッハ:ミサ曲ロ短調 BWV 232
【演奏】
ウィリアム・クリスティ(指揮、チェンバロ)
レザール・フロリサン(合唱、管弦楽)
キャスリーン・ワトソン(ソプラノ)
ティム・ミード(カウンターテナー)
レイノー・ファン・メヘレン(テノール)
アンドレ・モルシュ(バス)
【録音】
2016年9月、フィルハーモニー(パリ)、ライヴ録音
(拍手は収録されていません)

カテゴリ : ニューリリース

掲載: 2018年02月23日 00:00