ヴォルフガング・シュナイダーハン名演集～メンブラン廉価BOX（10枚組）

ヴォルフガング・シュナイダーハン（1915 - 2002）は、ドイツ語圏で最も有名なヴァイオリニストの一人でした。ウィーンで生まれ、ボヘミア＝ウィーンのヴァイオリン楽派の中で研鑽を積み、モーツァルト、ベートーヴェン、シューベルトは、彼のレパートリーの中心となりました。それゆえ、この10枚組CDコレクションの収録曲目は、彼の驚異的な才能を印象的に示すものとなっています。17歳でウィーン交響楽団のコンサートマスターに任命され、1937年まで務め、その後1937年から1950年まで名門ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団のコンサートマスターを務め、ウィーン・フィルのトップメンバーを集めて自らの名を冠したシュナイダーハン弦楽四重奏団を設立しました。彼の室内楽への情熱は、この10枚組に収められたエトヴィン・フィッシャーとエンリコ・マイナルディとの伝説的なエトヴィン・フィッシャー・トリオや、ヴィルヘルム・ケンプやカール・ゼーマンとの二重奏録音で確かめることができます。シュナイダーハンは、1956年にルツェルン音楽祭弦楽合奏団の共同創設者となりましたが、ルツェルンでの初録音であるヘルベルト・フォン・カラヤン指揮のベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲も収録されています。このコレクションでは、彼の最初の協奏曲録音の一つも入っています。それは、カール・ベーム指揮ドレスデン・シュターツカペレとの1942年録音、ブラームスのヴァイオリン協奏曲です。
（メーカー資料より翻訳）

『ヴォルフガング・シュナイダーハン(Vn)名演奏集』

【曲目】
[Disc.1]
ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲Op.61
ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮、ルツェルン祝祭管弦楽団
1955年ライヴ録音（放送音源・モノラル）

ベートーヴェン:ピアノ三重奏曲第5番Op.70-1「幽霊」
エドウィン・フィッシャー(pf)エンリコ・マイナルディ(Vc)
1952年ライヴ録音（放送音源・モノラル）

[Disc.2]
ベートーヴェン:ヴァイオリンソナタ第5番「春」、第9番「クロイツェル」
カール・ゼーマン(pf)
1959年録音（独DG原盤・ステレオ）

[Disc.3]
ベートーヴェン:ヴァイオリンソナタ第1番
ヴィルヘルム・ケンプ(pf)
1953年録音（独DG原盤・モノラル）

ベートーヴェン:三重協奏曲
ゲザ・アンダ(pf)ピエール・フルニエ(Vc)
フェレンツ・フリッチャイ指揮、ベルリン放送交響楽団
1960年録音（独DG原盤・ステレオ）

[Disc.4]
ブラームス:ヴァイオリン協奏曲Op.77
カール・ベーム指揮、シュターツカペレ・ドレスデン
1942年録音（独ELECTROLA原盤・モノラル）

ブラームス:ヴァイオリンとチェロのための二重協奏曲Op.102
ヤーノシュ・シュタルケル(Vc)
フェレンツ・フリッチャイ指揮、ベルリン放送交響楽団
1960年録音（独DG原盤・ステレオ）

[Disc.5]
ブラームス:ヴァイオリンソナタ全集、F.A.E.ソナタWoO.2
カール・ゼーマン(pf)
1961年、1962年録音（独DG原盤・ステレオ）

[Disc.6]
メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲Op.64
フェレンツ・フリッチャイ指揮、ベルリン放送交響楽団
1957年録音（独DG原盤・モノラル）

ブルッフ:ヴァイオリン協奏曲第1番
フェルディナンド・ライトナー指揮、バンベルク交響楽団
1953年録音（独DG原盤・モノラル）

[Disc.7]
モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第4番K.218
ハンス・ロスバウト指揮、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
1956年録音（独DG原盤・モノラル）

モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第5番K.219
フェルディナンド・ライトナー指揮、ウィーン交響楽団
1952年録音（独DG原盤・モノラル）

[Disc.8]
ヴィヴァルディ:四季
ルドルフ・バウムガルトナー指揮、ルツェルン音楽祭弦楽合奏団
1959年録音（独Aechiv原盤・ステレオ）

[Disc.9]
J.S.バッハ:ヴァイオリン協奏曲第1番BWV.1041、第2番BWV.1042、2つのヴァイオリンのための協奏曲BWV.1043
ルドルフ・バウムガルトナー(Vln)ルツェルン音楽祭弦楽合奏団
1957年、1956年録音（独Archiv原盤・モノラル）

[Disc.10]
マルタン:ヴァイオリン協奏曲
エルネスト・アンセルメ指揮、スイス・ロマンド管弦楽団
1955年録音（英Decca原盤・モノラル）

ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲Op.61
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー指揮、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
1953年ライヴ録音（独DG原盤・モノラル）