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正規盤初出!ニルソン、ヴィントガッセン、サヴァリッシュによる“トリスタンとイゾルデ”

ニルソン&サヴァリッシュのトリスタン

20世紀を代表するワーグナー・ソプラノ、ビルギット・ニルソン生誕100年記念。

 戦争で一時中断したバイロイト音楽祭が再開された1951年より舞台に立っていたヴィントガッセン、1954年から登場したニルソン、この2人がバイロイトの《トリスタン》で初顔合わせしたのは1957年でした。この演奏はすでに広く知られていますが、実はこの1957年の上演は、大成功を収めたわけではなく、この演奏でバイロイト・デビューを果たしたサヴァリッシュの指揮がどことなくぎこちなかった上、2人の歌唱もまだまだ熟達の域に達していたわけではなかったようです。

しかし、今回登場の1958年の演奏は、ヴィントガッセンとニルソンの強靭な声と、サヴァリッシュの斬新な解釈(1957年度の演奏では「テンポが速すぎる」とされた)によるすっきりとしたオーケストラの響きが溶け合うことで、まさに「最高の組み合わせ」が完成しています。

サヴァリッシュはこの年以降、1962年までバイロイトに登場し《オランダ人》《タンホイザー》《ローエングリン》を振ってその名声を確立。しかし次の《マイスタージンガー》でキャスティングを巡り、総監督ヴィーラント・ワーグナーと対立しバイロイトを去りました。

 主役2人を巡る人々も、素晴らしい歌手たちによって演じられています。マルケ王を歌うグラインドル、ブランゲーネ役のホフマンを始め、ニルソンと同じくスウェーデン出身のセデーン、2年後の1960年にはトリスタン役としてニルソンと共演したウール、といったワーグナー作品ではおなじみの顔ぶれは、この後もニルソン、ヴィントガッセンとともに華々しい時代を築いた人たちです。

1950年代から60年代にかけての“バイロイトの黄金時代”を象徴する名演をお楽しみください。
(ナクソス・ジャパン)

ワーグナー(1813-1883):楽劇《トリスタンとイゾルデ》

トリスタン…ヴォルフガング・ヴィントガッセン(テノール)
マルケ王…ヨーゼフ・グラインドル(バス)
イゾルデ…ビルギット・ニルソン(ソプラノ)
クルヴェナール…エリック・セデーン(バリトン)
メーロト…フリッツ・ウール(テノール)
ブランゲーネ…グレース・ホフマン(メゾ・ソプラノ)
牧人…ヘルマン・ヴィンクラー(テノール)
舵手…エグモント・コッホ(バリトン)
若い水夫…ヨーゼフ・トラクセル(テノール)

ヴォルフガング・サヴァリッシュ(指揮)
バイロイト祝祭管弦楽団&合唱団(合唱指揮…ヴィルヘルム・ピッツ)

録音 1958年7月26日 バイロイト歌劇場 ライヴ MONO

【CD1】
 第1幕
1.前奏曲
2.第1場
3.第2場
4-5.第3場
6.第4場
7-9.第5場

 【CD2】
 第2幕
1.前奏曲
2.第1場
3-7.第2場
8-11.第3場

 【CD3】
 第3幕
1-6.第1場
7.第2場
8-10.第3場

カテゴリ : ニューリリース | タグ : ボックスセット(クラシック)

掲載: 2018年04月27日 12:30