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世界初CD化!バーンスタイン『ハーバード大学でのノートン講義全集』(13枚組)

バーンスタイン・ハーバード講義集

バーンスタイン生誕100年企画
伝説のハーバード大学でのノートン講義の全貌が初めてCD化!
バーンスタインの雄弁な語りを存分に味わえます

レナード・バーンスタインの生誕100年を記念して、8月17日に3タイトルのボックス・セットを発売。この20世紀最大の音楽家のアニヴァーサリーを華やかに彩ります。このCD13枚組のボックス・セットは、1973年にバーンスタインが母校ハーバード大学で行った6回にわたる「チャルズ・エリオット・ノートン詩学講義」の全貌を収めたもので、1974年11月に当時のCBSから6セット、LP14枚のボックスとして発売されました。ピアノでの部分演奏を含むバーンスタインの講義のほかに、個々の講義で取り上げられた作品についてはコロンビアのセッション録音が収録されており、当時大きな話題を呼びました。この講義自体は映像でも残されており(近年DVD化済み)、この講義から派生した大部の著作「答えのない質問」も日本語訳されて親しまれてきましたが、この音声記録自体は国内盤としては発売されませんでした。今回バーンスタインのアニヴァーサリー・イヤーに、ようやくその全貌がCD化され、バーンスタインの雄弁な語りを存分に堪能することができるようになります。バーンスタインが母校のハーバード大学のノートン講義の教授(過去にもストライヴィンスキーやコープランドが招かれている伝統のある講座)に招かれたのは1971年のことで、1学期を大学で過ごすことと6回の講義が義務付けられていました、バーンスタインは忙しい演奏会と作曲のスケジュールをぬって、1972年秋をハーバード大学で過ごし、大学の学生新聞で「マン・オブ・ザ・イヤー」に選ばれるほどの人気を博しました。そして6回の講義自体は1973年秋に開催され、バーンスタインはその持てる知識の全てを動員して、音楽の普遍性を巡る講義を行いました。ノーム・チョムスキーの理論を援用し、最初の3回の講義では、古典主義の音楽について、音、構造、意味の3つの観点から分析を加え、第4回講義では、曖昧な和声と自由な構造の面からロマン派の音楽を取り上げています。第5回講義では、無調主義への動きとそれが生み出した音楽言語の危機について語り、そして最終回・第6回講義では、ストラヴィンスキーの作品にフォーカスを当て、調性を中心に置くことに「答えのない質問」の「答え」を見出して締めくくるという、広範な内容を盛り込んだものでした。音楽を分析し、語るというバーンスタインの姿勢は「ヤング・ピープルズ・コンサート」をはじめとするさまざまなテレビ番組にもっとも明確に刻印されていますが、そうしたバーンスタインの活動の一つの頂点に位置するのがこの「ノートン講義」の記録といえましょう。バーンスタインがソニー・クラシカルに残したCDにして約200枚にのぼる演奏を補完する重要な記録として、この「ノートン講義」の全貌がアニヴァーサリー・イヤーにCD化されるのは、バーンスタインという巨人を語るうえで大きな意味合いを持っています。
(ソニー・ミュージック)

【曲目】
<CD1-2>
Vol.1 音楽的音韻論
[語り、ピアノ演奏]
レナード・バーンスタイン
[録音]1973年、ボストン
《収録曲》
モーツァルト:交響曲第40番 ト短調 K.550 (全曲)
[演奏]
レナード・バーンスタイン(指揮)
ニューヨーク・フィルハーモニック
[録音]
1963年5月20日、ニューヨーク、フィルハーモニック・ホール

<CD3-4>
Vol.2 音楽的統語論
[語り、ピアノ演奏]
レナード・バーンスタイン
[録音]
1973年、ボストン
《収録曲》
なし

<CD5-6>
Vol.3 音楽的意味論
[語り、ピアノ演奏]
レナード・バーンスタイン
[録音]1973年、ボストン
《収録曲》
ベートーヴェン:交響曲第6番 ヘ長調 Op.68「田園」(全曲)
[演奏]
レナード・バーンスタイン(指揮)
ニューヨーク・フィルハーモニック
[録音]
1963年5月13日、ニューヨーク、マンハッタン・センター

<CD7-8>
Vol.4 曖昧さの喜びと危険
[語り、ピアノ演奏]
レナード・バーンスタイン
[録音]
1973年、ボストン
《収録曲》
ベルリオーズ:劇的交響曲『ロメオとジュリエット』Op.17より抜粋
[演奏]
レナード・バーンスタイン(指揮)
ニューヨーク・フィルハーモニック
[録音]
1959年10月26日、ニューヨーク、コロンビア30番街スタジオ
《収録曲》
ワーグナー:楽劇『トリスタンとイゾルデ』より前奏曲と愛の死
[演奏]
レナード・バーンスタイン(指揮)
ニューヨーク・フィルハーモニック
[録音]
1967年5月9&20日、ニューヨーク、フィルハーモニック・ホール
《収録曲》
ドビュッシー:『牧神の午後への前奏曲』L.86
[演奏]
レナード・バーンスタイン(指揮)
ニューヨーク・フィルハーモニック
[録音]
1960年9月28日、ニューヨーク、マンハッタン・センター

<CD9-10>
Vol.5 20世紀の危機
[語り、ピアノ演奏]
レナード・バーンスタイン
[録音]
1973年、ボストン
《収録曲》
ラヴェル:『スペイン狂詩曲』M.54より「祭り」
[演奏]
レナード・バーンスタイン(指揮)
ニューヨーク・フィルハーモニック
[録音]
1973年3月6日、ニューヨーク、コロンビア30番街スタジオ
《収録曲》
アイヴズ:『答えのない質問』
[演奏]
レナード・バーンスタイン(指揮)
ニューヨーク・フィルハーモニック
[録音]
1964年4月17日、ニューヨーク、マンハッタン・センター
《収録曲》
マーラー:交響曲第9番 ニ長調 より 第4楽章
[演奏]
レナード・バーンスタイン(指揮)
ニューヨーク・フィルハーモニック
[録音]
1965年12月16日、ニューヨーク、フィルハーモニック・ホール

<CD11-13>
Vol.6 大地の詩
[語り、ピアノ演奏]
レナード・バーンスタイン
[録音]
1973年、ボストン
《収録曲》
ストラヴィンスキー:オペラ・オラトリオ『オイディプス王』(全曲)
[演奏]
ルネ・コロ(テノール:オイディプス)、
トム・クラウセ(バリトン:クレオン)、
タティアナ・トロヤノス(ソプラノ:イオカステ)、
エツィオ・フラジェッロ(バス:ティレシアス)、
ボストン交響楽団、
ハーバード大学グリークラブ、
レナード・バーンスタイン(指揮)
[録音]
1972年12月15-16日、ボストン、シンフォニーホール

カテゴリ : ニューリリース | タグ : ボックスセット(クラシック)

掲載: 2018年06月08日 12:00