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ヴェロニク・ジャンスによるフランスの悲劇的オペラ・ヒロインのアリアに焦点を当てたアルバムをBOX化!『トラジディエンヌ1-3』(3枚組)

ジャンス

フランスのソプラノ歌手、ヴェロニク・ジャンスはオルレアンに生まれ、オルレアン音楽院を経て、パリ音楽院で古楽クラスに学びました。1986年、ウィリアム・クリスティ率いるレザール・フロリサンの一員としてデビュー。以来、フランスの主要なバロック・アンサンブルに招かれ、ラモーやリュリのオペラなども数多く録音しています。1991年以降は、レパートリーを広げ、モーツァルトの「フィガロの結婚」の伯爵夫人や、「ドン・ジョヴァンニ」のドンナ・エルヴィラなどで大成功をおさめ、近年ではフランス近代作品も手中に納め、高い評価を得ています。

このセットは、ヴェロニク・ジャンスが、17世紀後半から19世紀後半のおよそ200年、カンプラからマスネまでのフランスの悲劇的オペラ・ヒロインのアリアに焦点を当てた3枚分のアルバムをセット化したもの。特に2006年に発表したこのシリーズ第1作目(CD1)は、グラモフォン賞(ヴォーカル・リサイタル部門)とドイツのエコー・クラシック賞を受賞し絶賛されたものです。

叙情悲劇(トラジェディ・リリック)は、ジャン=バティスト・リュリがフランス・オペラに導入し、18世紀後半までその追随者によって作られた、オペラのひとつのジャンル。その後もマイアベーア、ベルリオーズ、マスネなどへの大きく影響を与えています。このセットは、そうしたフランス・オペラ史の発展期を代表する作品のヒロインたちの作品が収録され、ピッチンニ、サッキーニ、アリアーガ、メユール、メルメ、ゴセックなどの、あまり知られていない作曲家オペラ作品も収録されています。クリストフ・ルセ(指揮)レ・タラン・リリクのピリオド楽器による管弦楽も、それぞれの演奏様式を守りつつも、ジャンスとの見事に肉付けしたドラマティックさが遺憾なく発揮されたアルバムです。
※歌詞・対訳は付きません。
(ワーナーミュージック)

『トラジディエンヌ1-3(悲劇的オペラ・アリア集)』
【収録予定曲】
《CD1》
1-4) ジャン=バティスト・リュリ(1632-1687): 歌劇『アルミード』より「Enfin il est en ma puissance」「序曲」「Venez, venez, Haine implacable」「パッサカーユ」

5) アンドレ・カンプラ(1660-1744): 歌劇『ヴェネツィアの謝肉祭』より「Mes yeux, fermez-vous a jamais」

6-8) ジャン=フィリップ・ラモー(1683-1764):歌劇『イポリートとアリシー』より「第3幕への前奏曲」「シャコンヌ」「Cruelle mere des amours」

9-10) ジャン=フィリップ・ラモー(1683-1764):歌劇『カストールとポリュックス』より「悲しい支度、青白いたいまつ」「シャコンヌ」

11) ジャン=フィリップ・ラモー(1683-1764):歌劇:『詩神ポリムニの祭』より「Que ses regrets m’ont attendrie」

12) ジャン=ジョゼフ・ド・モンドンヴィル(1711-1772):歌劇『イスベ』より「Desirs toujours detruits」

13-17) ジャン=マリー・ルクレール(1697-1764):歌劇『シラとグロキュス』より「序曲」「dont les embrasements... Noires divinites」「Brillante fille de Latone」「Premier Air des demons」「Deuxième Air des demons」

18) ジョゼフ=ニコラ=パンクラス・ロワイエ(1705-1755):歌劇『愛の力』より「L’objet qui regne dans mon ame」

19) ジョゼフ=ニコラ=パンクラス・ロワイエ(1705-1755):歌劇『ザイード』より「Dieu des amants fideles」

20) クリストフ・ヴィリバルト・グルック(1714-1787):歌劇『オーリードのイフィジェニー』より「Dieux puissants que j’atteste」

21) クリストフ・ヴィリバルト・グルック(1714-1787):歌劇『アルミード』より「Enfin, il est en ma puissance」

《CD2》

1) クリストフ・ヴィリバルト・グルック(1714-1787):歌劇『アルセスト』より「Grands dieux soutenez mon courage… Ah! Divinites implacables」

2-3) アントニオ・サッキーニ(1730-1786):歌劇『ダルダニュス』より「Il me fuit… Rien ne Peut emouvoir」「Cesse cruel amour de regner sur mon ame」

4) ニコロ・ピッチンニ:歌劇『ディドン』より「Non, ce n'est plus pour moi」

5-6) クリストフ・ヴィリバルト・グルック(1714-1787):歌劇『オルフェオとエウリディーチェ』より「精霊の踊り」「復讐の女神たちの踊り」

7) アントニオ・サッキーニ(1730-1786):歌劇『コロンヌのエディプ』より「Dieux, ce n'est pas pour moi que ma voix vous implore」

8) アンドレ=エルネスト=モデスト・グレトリ(1741-1813):『アンドロマク』より「C'est le seul espoir qui me reste… Si fidele au noeud qui l'engage」

9-11) ジャン=フィリップ・ラモー(1683-1764):歌劇『遍歴騎士』より「Entree tres gaye de Troubadours」「Triste sejour」「サラバンド」

12) アントニオ・サッキーニ(1730-1786):歌劇『リノー』より「Helas vous le dirais-je… Ah! Que dis-tu?」

13) ジャン=フィリップ・ラモー(1683-1764):歌劇『遍歴騎士』より「メヌエット I & II」

14) ルイージ・ケルビーニ(1760-1842):歌劇『メデア』より「Ah! Nos peines seront communes」

15) ホアン・クリソストモ・アリアーガ(1806-1826):歌劇『エルミニー』より「Mais sur cette arene guerriere… Il n'est plus…Dieux cruels!」

16) エクトル・ベルリオーズ(1803-1869):歌劇『トロイアの人々』より「Les Grecs ont disparu… Malheureux Roi」

《CD3》
1) エティエンヌ・ニコラ・メユール(1763-1817):歌劇『アリオダン』より「何と残酷な怒り・・・私は何を言っているのかしら…おお誰よりも誠実な恋人よ」

2) ロドルフ・クレゼール(クロイツェル)(1766-1831):歌劇『アステュアナクス』より「ああ、あの不実なギリシャ人どもは…神々よ、いったい誰に頼れば」

3) アントニオ・サリエリ(1750-1825):歌劇『ダナイスたち』より序曲

4) クリストフ・ヴィリバルト・グルック(1714-1787):歌劇『タウリスのイフィゲーニエ』より「いいえ、私にはできない…私は震えつつ乞うのです」

5) フランソワ=ジョゼフ・ゴセック(1734-1829):歌劇『テセウス』より「ああ、復讐をせねば…仇の女が勝ち誇って」
6) ジャコモ・マイアベーア(1791-1864):歌劇『預言者』より「ああ、わが子よ」

7) オーギュスト・メルメ(1810-1889):歌劇『ロンスヴォーのロラン』より「お前から遠ざかろうとして…この静かな夕べに」

8-9) エクトル・ベルリオーズ(1803-1869):歌劇『トロイアの人々』より「手工業者の入場/船乗りたちの入場/農夫たちの入場」「私は死のう…さらば,誇れる国」

10) サン=サーンス(1835-1921):歌劇『ヘンリー8世』より「おお、残酷な記憶…そなたとは二度と会うまい」

11) マスネ(1842-1912):歌劇『エロディアード』より「あれはジャンだわ…どうか私を拒まないで」

12) ジュゼッペ・ヴェルディ(1813-1901):歌劇『ドン・カルロス』より「世の偉人たちのむなしさを知ったあなたは」

【演奏】
ヴェロニク・ジャンス(ソプラノ)
クリストフ・ルセ(指揮)
レ・タラン・リリク(ピリオド楽器オーケストラ)

【録音】
2005年6月(CD1)、2008年11月(CD2)、 2011年7月(CD3)

カテゴリ : ニューリリース | タグ : ボックスセット(クラシック)

掲載: 2018年08月24日 00:00