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20世紀の名チェリスト11人の名盤を凝縮!MEMBRAN『チェロの巨人たち第2集』(10枚組)

チェロの巨人たち第2集

20世紀を代表するチェロの巨匠11人の音源を集めた、メンブランならではの、内容の濃いお買い得の廉価CD-BOXです。各CDの演奏者と収録曲目について下記にご紹介いたします。

【CD1】
モーリス・ジャンドロン(1920~1990)
フランス、ニース生まれ。パリ音楽院に学んだあとカザルスに師事する。カザルス指揮で、それまで改竄版で演奏されてきたボッケリーニのチェロ協奏曲変ロ長調のオリジナル版を世界初録音。1960年初来日。1980年代は草津夏季国際音楽アカデミー&フェスティヴァルの講師としてたびたび来日しました。ここにはモノラル時代の英デッカ録音2曲と、蘭フィリップスに録音したチャイコフスキーの珍しい小品が収められています。

【CD2】
アンドレ・ナヴァラ(1911~1988)
フランス南西部ビアリッツ出身。トゥールーズ音楽院に学んだ後、パリ音楽院に入学し、15歳で一等賞を獲得し卒業。26歳でウィーン国際チェロ・コンクールに優勝。戦後はソリストとして世界的に活動。同時にパリ音楽院、キジナーナ音楽院、ロンドン王立音楽院、ウィーン高等音楽院の教授を歴任しました。1962年に初来日後、1980年、1982年、1984年と4度日本を訪れています。ここには巨匠バルビローリと共演したエルガーの名盤と、戦時中のフランスでのSP録音の復刻が収められています。

【CD3】
エンリコ・マイナルディ(1897~1976)
イタリア、ミラノ出身のチェリスト、作曲家、指揮者。チェロ奏者の父より手ほどきを受け、1910年にミラノ音楽院を卒業後、ヨーロッパで演奏活動を展開。1933年にはベルリン音楽院、その翌年からはサンタ・チェチーリア国立音楽院の教授となり、ミクローシュ・ペレーニ、ジークフリート・パルムなどを育成。バッハの無伴奏の校訂・演奏や室内楽活動は有名。1958年にただ一回の来日をしています。ここには、彼の甘美な音色と格調高い節回しを満喫できるシューベルトと、希少盤のブラームスが収められています。

【CD4】
ザラ・ネルソヴァ(1918~2002)
ロシア系カナダ人のチェリスト。渡欧してカザルスに師事。第2次世界大戦を避け、1939年に帰国。1942年にニューヨークでデビューし、ソリストとして確固とした地位を築きました。1955年にアメリカの市民権を取得し、1962年から晩年までジュリアードの音楽学校の教授を務めました。ここには、ネルソヴァの英デッカ専属時代のロマンティックでスケールの大きなラフマニノフ、レーガーの名演が収められています。

【CD5】
アントニオ・ヤニグロ(1918~1989)
イタリア、ミラノ出身のチェリスト、指揮者。ミラノ音楽院で学んだ後、パリ・エコールノルマル音楽院でカザルスとアレクサニアンに師事。第2次大戦中はザグレブ音楽アカデミーの教授を務め、戦後の1953年にザグレブ室内合奏団を組織し、世界的な演奏活動を開始しました。後年は手の神経を痛め、指揮活動と教育活動に比重が移りましたが、その門下からはメネセスやブルネロといった名手を輩出しています。1963年初来日。ここにはザグレブ室内合奏団を指揮したモーツァルトとコレッリ、弾き振りのボッケリーニが収められ、彼の二つの顔を味わうことができます。

【CD6】
ガスパール・カサド(1897~1966)
スペイン、バルセロナ出身のチェリスト、作曲家。バルセロナ音楽院に学んだ後、パリでカザルスに師事。1923年にピアニストで資産家のジュリエッタ・ゴルディジアーニ・フォン・メンデルスゾーン未亡人とデュオを組み、世界的な演奏活動を開始。1955年にジュリエッタが亡くなった後は、原智恵子とデュオを組み、1959年に結婚。「デュオ・カサド」として多忙な演奏活動を行いました。ここには1950年代に米VOXに録音した協奏曲を2曲収めています。共演の指揮者がルーマニアの名匠ペルレアであるのも注目です。

【CD7】
グレゴール・ピアティゴルスキー(1903~1973)
ウクライナ、ドニプロ出身のチェリスト。奨学金を得てモスクワ音楽院に学び、15歳でボリショイ劇場の首席チェロ奏者に就任。ロシア革命時にドイツに逃れ、フルトヴェングラーの尽力でベルリン・フィルの首席チェロ奏者となりました。ナチスが台頭するとアメリカに拠点を移し、1942年に市民権を獲得。カーティス音楽院やボストン大学、南カルフォルニア大学などで教鞭をとりつつ、協奏曲に、室内楽に、演奏活動を行いました。ここには米コロムビアへ商業録音したグリーグのソナタと、ライヴ録音のヒンデミットの協奏曲が収録されています。後者は作曲者自身の指揮であることも歴史的価値を高めています。

【CD8】
エマヌエル・フォイアマン(1902~1942)
オーストリア=ハンガリー帝国(現・ウクライナ)のコロミヤ生まれ。9歳よりウィーンでロゼー四重奏団のブックスハイムに師事。11歳でハイドンのチェロ協奏曲ニ長調を弾いてデビュー。1929年にベルリン高等音楽院の教授となり、ゴールドベルク、ヒンデミットとともに有名なトリオを組みました。1933年、ナチス政権が成立すると、フォイアマンはイギリスに逃れ、ドイツ以外での演奏活動を開始。1934年と36年の2度来日。その後、アメリカを拠点に活躍しましたが、1942年医療ミスがもとで夭逝しました。ここには大指揮者トスカニーニと共演したR.シュトラウスの《ドン・キホーテ》が収められています。トスカニーニはフォイアマンが亡くなったとき、「これは殺人だ!」と泣き叫んだと伝えられています。

【CD9】
ルートヴィヒ・ヘルシャー(1907~1996)
ドイツ、ゾーリンゲン生まれのチェロ奏者。6歳でチェロをはじめ、ケルン、ミュンヘン、ライプツィヒ、ベルリンでチェロを学びました。大ピアニストのエリー・ナイと親交を結び、1932年にはヴァイオリンのシュトロスと3人でエリー・ナイ三重奏団を結成。1937年にはベルリン高等音楽院の教授に就任。戦後は1954年から1972年まで国立シュトゥットガルト音楽演劇大学の教授を務める傍ら、世界的な演奏活動を行い、日本へも1953年の初来日以降、幾度か来日し、演奏活動と東京藝術大学での教育活動を行いました。ここには盟友ナイとのベートーヴェン、アルトマンとのショパン&ドビュッシーが収められ、彼の幅広いレパートリーを味わうことができます。

【CD10】
ジークフリート・パルム(1927~2005)
ドイツ、ヴッパータールの出身。8歳で父親から手ほどきを受け、14歳のときにソリストとしてデビュー。 1947年からは北ドイツ放送交響楽団の首席チェロ奏者を務め、15年間在籍し、その後は1977年までハンブルクとケルンの放送交響楽団の首席チェロ奏者を歴任しました。1962年からケルン音楽院の教授に就任するとともに、ダルムシュタットの夏期講座の教授陣に加わり、現代音楽の擁護者・紹介者として積極的に活動しました。 ここにはイタリアの名ヴァイオリニスト、アッカルド、作曲家のマデルナと共演したブラームスの二重協奏曲のライヴ、という珍しい音源が入っています。

ヤーノシュ・シュタルケル(1924~2013)
ハンガリーのブダペスト生まれ。11歳で初リサイタルを開き、フランツ・リスト音楽院卒業後、1946年に祖国を去り、1948年にアメリカへ移住。LP初期のコダーイの無伴奏チェロ・ソナタの名盤により世界的名声を獲得。ライナー指揮シカゴ響の首席奏者を辞任した1958年からソリストに専心。インディアナ大学教授として、堤剛ら多くの逸材を育てたことでも知られています。ここには、ステレオ初期の名盤として知られるジュリーニとのハイドンのチェロ協奏曲ニ長調が入っています。

【曲目】
Disc. 1
モーリス・ジャンドロン(Vc)
チャイコフスキー:ロココの主題による変奏曲Op.33
エルネスト・アンセルメ指揮、
スイス・ロマンド管弦楽団
1953年録音(英Decca原盤)

カプリッチョ風小品Op.62
クリストフ・フォン・ドホナーニ指揮、
ウィーン交響楽団
1962年録音(蘭Philips原盤)

シューマン:幻想小曲集
ジャン・フランセ(pf)
1952年録音(英Decca原盤)

Disc. 2
アンドレ・ナヴァラ(Vc)
エルガー:チェロ協奏曲Op.85
ジョン・バルビローリ指揮、
ハレ管弦楽団
1957年録音(英Pye原盤)

シューマン:チェロ協奏曲Op.129
ウジェーヌ・ビゴー指揮、
コンセール・ラムルー管弦楽団
1941年録音(仏Pathe原盤)

Disc. 3
エンリコ・マイナルディ(Vc)
シューベルト:アルペジオーネソナタD.821
グイド・アルベルト・ボルチアニ(pf)
1950年録音(独DG原盤)

ブラームス:チェロソナタ第2番
カルロ・ゼッキ(pf)
1952年録音(伊RCA原盤)

Disc. 4
ザラ・ネルソヴァ(Vc)
ラフマニノフ:チェロソナタOp.19
アルトゥール・バルサム(pf)
1956年録音(英Decca原盤)

レーガー:無伴奏チェロ組曲第2番
1955年録音(英Decca原盤)

Disc. 5
アントニオ・ヤニグロ(Vc)
モーツァルト:ディヴェルティメントK.137
ボッケリーニ:チェロ協奏曲変ロ長調
コレッリ:合奏協奏曲Op.6-4
イ・ソリスティ・ザグレブ
グンヒルド・シュタッペンベック(Cemb)
1961年、1960年、1957年録音
(独Audite / ボッケリーニのみ米RCA原盤)

Disc. 6
ガスパール・カサド(Vc)
ドヴォルザーク:チェロ協奏曲Op.104
レスピーギ:アダージョと変奏曲
ヨネル・ペルレア指揮、
ウィーン・プロ・ムジカ管弦楽団
1958年録音(米VOX原盤)

Disc. 7
グレゴール・ピアティゴルスキー(Vc)
グリーグ:チェロソナタOp.36
ラルフ・バーコヴィッツ(pf)
1945年録音(米Columiba原盤)

ヒンデミット:チェロ協奏曲
パウル・ヒンデミット指揮、
CBS交響楽団
1943年ライヴ録音(米West Hill Radio Archives原盤)

Disc. 8
エマヌエル・フォイアマン(Vc)
R.シュトラウス交響詩「ドン・キホーテ」
アルトゥーロ・トスカニーニ指揮、
NBC交響楽団
1938年ライヴ録音(米West Hill Radio Archives原盤)

Disc. 9
ルートヴィヒ・ヘルシャー(Vc)
ベートーヴェン:モーツァルトの歌劇「魔笛」の「恋を知る男たちは」の主題による7つの変奏曲
エリー・ナイ(pf)

ショパン:チェロソナタOp.65
ドビュッシー:チェロソナタ ニ短調
ハンス・アルトマン(pf)
1957年~1959年録音(独Telefunken原盤)

Disc. 10
ジークフリート・パルム(Vc)
ヤーノシュ・シュタルケル(Vc)

ブラームス:ヴァイオリンとチェロのための二重協奏曲Op.102
サルヴァトーレ・アッカルド(Vln)
ジークフリート・パルム(Vc)
ブルーノ・マデルナ指揮、
RAIローマ交響楽団
1961年ライヴ録音(伊Fonit Cetra原盤)

ハイドン:チェロ協奏曲第2番Hob.VIIb-2
ヤーノシュ・シュタルケル(Vc)
カルロ・マリア・ジュリーニ指揮、
フィルハーモニア管弦楽団
1958年録音(英Columbia原盤)

【好評第1集】
*****

『チェロの巨匠たち』(第1集)
規格品番: 600294
2016年3月発売

【曲目】
Disc. 1
ジャクリーヌ・デュ・プレ
J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲第1番BWV.1007、第2番BWV.1008
1962年録音

Disc. 2、Disc. 3
パブロ・カザルス
エルガー:チェロ協奏曲Op.85
エイドリアン・ボールト指揮、BBC交響楽団
1945年録音
J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲第3番BWV.1009、第4番BWV.1010
1936年、1939年録音
ベートーヴェン:チェロソナタ第1番、第5番
ルドルフ・ゼルキン(pf)
1951年、1953年録音

Disc. 4、Disc. 5
ピエール・フルニエ
ブラームス:ヴァイオリンとチェロのための二重協奏曲Op.102
ダヴィッド・オイストラフ(Vln)
アルチェオ・ガリエラ指揮、フィルハーモニア管弦楽団
1956年録音
ブルッフ:コル・ニドライOp.47
ジャン・マルティノン指揮、ラムルー管弦楽団
1960年録音
サン=サーンス:チェロ協奏曲第1番
ワルター・ジュスキント指揮、フィルハーモニア管弦楽団
1947年録音
サン=サーンス:白鳥
ジェラルド・ムーア(pf)
1946年録音
ドヴォルザーク:チェロ協奏曲Op.104
ジョージ・セル指揮、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
1961年録音
ベートーヴェン:チェロソナタ第2番、第3番
フリードリヒ・グルダ(pf)
1959年録音

Disc. 6
ポール・トルトゥリエ
エルガー:チェロ協奏曲Op.85
マルコム・サージェント指揮、BBC交響楽団
1953年録音
J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲第5番BWV.1011、第6番BWV.1012
1960年録音

Disc. 7、Disc. 8
ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ
プロコフィエフ:交響的協奏曲Op.125
クルト・ザンデルリング指揮、レニングラード・フィルハーモニー管弦楽団
1954年録音
ショスタコーヴィチ:チェロ協奏曲第1番
ユージン・オーマンディ指揮、フィラデルフィア管弦楽団
1959年録音
プロコフィエフ:シンデレラより「アダージョ」
アレクサンドル・デデューヒン(pf)
1954年録音
シューマン:チェロ協奏曲Op.129
ゲンナジー・ロジェストヴェンスキー指揮、レニングラード・フィルハーモニー管弦楽団
1960年録音
シューマン:ピアノ三重奏曲第1番
エミール・ギレリス(pf)レオニード・コーガン(Vln)
1958年録音

Disc. 9
グレゴール・ピアティゴルスキー
ウォルトン:チェロ協奏曲
シャルル・ミュンシュ指揮、ボストン交響楽団
1957年録音
チャイコフスキー:ピアノ三重奏曲「偉大な芸術家の思い出に」Op.50
アルトゥール・ルービンシュタイン(pf)ヤッシャ・ハイフェッツ(Vln)
1950年録音

Disc. 10
エマーヌエル・フォイアーマン
ブラームス:ヴァイオリンとチェロのための二重協奏曲Op.102
ヤッシャ・ハイフェッツ(Vln)
ユージン・オーマンディ指揮、フィラデルフィア管弦楽団
1939年録音
ベートーヴェン:ピアノ三重奏曲第7番「大公」
アルトゥール・ルービンシュタイン(pf)ヤッシャ・ハイフェッツ(Vln)
1941年録音

カテゴリ : ニューリリース | タグ : ボックスセット(クラシック)

掲載: 2018年08月30日 00:00