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Primitive Art Orchestra(プリミティブ・アート・オーケストラ)、3年振りとなるサード・アルバム『Artifact』10月10日リリース

Primitive Art Orchestra

静的で美しくも、漸次にその感情を露わにしていく「Gardenia」、このアルバム、そして今の彼等 3 人の音楽がこの一曲に詰まっている。前向きで華やかな曲だが、ただそれだけではない。この曲が持つどこか哀しげな雰囲気は、例えるならば、華や花火の持つそれと類似している。限りあるものが故の儚さ。儚さを併せ持つが故の、壮大さや美しさを感じ取れる。聴いている最中は感情を揺さぶられ続け、一曲聴き終えたあとには、儚さを感じる。

「Gardenia」だけではない。美しい旋律の「Autumn Lover」や、現在までにジャンルの垣根を超えて多くカヴァーされてきた Henry Mancini の往年の名曲「Moon River」、爽やかで軽快なリズムの「Ocean」、「Neuron」、疾走感とシリアスなメロディと展開を持つ 「Waiting for Spring」、メロウな「May in Singapore」、「Anthology Dub」、「”it” is Rainy」、「Tiny Wave......」と、ヴァリエーションに富んでいると同時に、一貫性があり、アルバム一枚を通して情緒的である。一つの物語に繋がる十節の叙情詩を読んだかのような、また、一つの大きな旅を終えた後の様な感覚を、”Artifact”を聴き終えた後に覚える。

“Artifact”と名付けられた本作は、その言葉が意味するように「人工物」であり、「芸術品」である。紛れもなく「人」が作り出したからこそ聴覚だけでなく、聴き手の内省的な部分に訴えかけてくる。音楽でありながら、それを超える体験が、聴き手には待っているであろう。

 

【収録曲】
01. Autumn Lover / オータム・ラヴァー 5:08
02. Gardenia / ガーデニア 5:17
03. Ocean / オーシャン 5:40
04. Neuron / ニューロン 5:04
05. May in Singapore / メイ・イン・シンガポール 2:46
06. Anthology Dub / アンソロジー・ダブ 4:18
07. Waiting for Spring / ウェイティング・フォー・スプリング 5:35
08. “it” is Rainy / イット・イズ・レイニー 3:20
09. Moon River (Cover of Henry Mancini) / ムーン・リバー 4:42
10. Tiny Wave / タイニー・ウェーブ 4:09

 

【Primitive Art Orchestra】
bohemianvoodoo のキーボーディスト 木村イオリ、TRI4TH のドラマー 伊藤隆郎、そして新進気鋭の若手ベーシスト 森田晃平により 2011 年結成。素朴で原始的という意味での“PRIMITIVE”、トリオという限られた編成に壮大な広がりを持たせたいという意味での”ORCHESTRA”---対極的なイメージを通じて繰り広げられる幻想世界。Playwright レーベルより 2014年9月にリリースした1st Album “HELIX”が JAZZ JAPAN AWARD2014アルバム・オブ・ザ・イヤーニュースター部門を受賞。2015年9月第14 回東京JAZZ 出演。2015年12月2nd Album “qualia”をリリース。2016年5月Tokyo Jazz in Singapore 出演。
そして 2018 年三年ぶり3rd フル・アルバム 最新作“Artifact”を満を持してリリースする。

タグ : J-JAZZ

掲載: 2018年09月04日 14:50