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ハンス・ロスバウトの十八番!『モーツァルト作品集 1951-1962年』(9枚組)

ロスバウトのモーツァルト

オーストリア出身の名指揮者、ハンス・ロスバウト (1895年7月22日 グラーツ - 1962年12月29日 ルガノ)が手兵・南西ドイツ放送管弦楽団と録音したモーツァルトの交響曲、セレナード、協奏曲をまとめたBOXです。ロスバウトは戦前のSP時代からモーツァルトを録音するなど、この作曲家の演奏を得意としており、1948年にフランスのエクサンプロヴァンス音楽祭が設立された際には、初年度に《コジ・ファン・トゥッテ》を指揮した後、毎年モーツァルト・オペラを上演し、モノラル時代に《フィガロの結婚》と《ドン・ジョヴァンニ》の歴史的名盤を残しています。
その演奏に共通するのは、ロマン主義を克服した新古典主義的(新即物主義的)な演奏様式です。SP時代にピアノ協奏曲第9番でヴァルター・ギーゼキングと当時としては非常に新しいスタイルで共演録音を行っていることなど、そのことを証明しています。
彼の商業録音にモーツァルトの素オケの曲は少ないため、交響曲やセレナードをCD4枚分聴ける、この9枚組BOXはたいへん貴重なものといえるでしょう。
(タワーレコード)

以前は「現代音楽を得意とする」指揮者として知られていたロスバウトでしたが、SWRに録音された幅広いレパートリーの復刻により、彼の様々な面に光が当たるようになりました。第5弾となるシリーズは、モーツァルトの作品集。過剰な表現を排し、モーツァルトの美しさを端的に描き出すロスバウトの手腕は驚くべきもので、協奏曲ではソリストを尊重し、アリアでは歌手を引き立てながらも、きびきびとしたテンポによる清冽な伴奏を付けています。ピアノ協奏曲集ではアンダ、カサドシュを始めとした名手たちと共演、中でもグルダと共演した23番のピアノ協奏曲は、簡潔なオーケストラの響きをバックに悠然と歌うグルダのピアノも聴きもので、初発売以来、名盤と讃えられている録音です。ホルン協奏曲ではブレインの独奏にも注目。一連のコンサート・アリアも貴重な記録であり、シュザンヌ・ダンコが歌う「どうしてあなたを忘れられようか」-「恐れないで、愛する人よ」はベルクマンのピアノの優しい響きも相俟って、オーケストラが極めて親密な音楽を奏でています。
(ナクソス・ジャパン)

【曲目】
ハンス・ロスバウト:モーツァルト(1756-1791)作品集 1951-1962年
バーデン・バーデン&フライブルク南西ドイツ放送交響楽団
[CD1]
1-3.ピアノ協奏曲 第9番 変ホ長調「ジュノーム」K271
4-6.ピアノ協奏曲 第17番 ト長調 K453
マリア・ベルクマン(ピアノ)…1-3
ゲザ・アンダ(ピアノ)…4-6

[CD2]
1-3.ピアノ協奏曲 第14番 変ホ長調 K449
4-6.ピアノ協奏曲 第21番 ハ長調 K467
7-9.ピアノ協奏曲 第23番 イ長調 K488
フリードリヒ・グルダ(ピアノ)…1-3
モニク・アース(ピアノ)…4-6
ロベール・カサドシュ(ピアノ)…7-9

[CD3]
1-3.ピアノ協奏曲 第23番 イ長調 K488
4-6.ホルン協奏曲 第2番 変ホ長調 K417
7-9.ホルン協奏曲 第3番 変ホ長調 K447
10-12.ホルン協奏曲 第2番 変ホ長調 K417
フリードリヒ・グルダ(ピアノ)…1-3
デニス・ブレイン(ホルン)…4-6.7-9
ドメニコ・チェッカロッシ(ホルン)…10-12

[CD4]
1-3.ファゴット協奏曲 変ロ長調 K186e(K191)
4-6.オーボエ協奏曲 ハ長調 K314
7-9.フルートとハープのための協奏曲 ハ長調 K299(K297c)
ヘルムート・ミュラー(ファゴット)…1-3
ホルスト・シュナイダー(オーボエ)…4-6
エルンスト・ボーデンゾーン(フルート)…7-9
アンネマリー・シュマイサー(ハープ)…7-9

[CD5]
1-3.ヴァイオリン、ヴィオラとオーケストラのための 協奏交響曲 変ホ長調 K364(K320d)
4-6.交響曲 第31番 ニ長調「パリ」 K297(K300a)
7-10.交響曲 第36番 ハ長調「リンツ」K425
ルートヴィヒ・ブース(ヴァイオリン)
ウルリヒ・コッホ(ヴィオラ)

[CD6]
1-3.交響曲 第38番 ニ長調「プラハ」K504
4-7.交響曲 第40番 ト短調 K550
8-11.交響曲 第40番 ト短調 K550

[CD7]
1-3.4つのオーケストラのためのセレナード (ノットゥルノ) ニ長調 K286(K269a)
4-7.セレナード 第13番 ト長調 K525
8-12.2本のオーボエ、2本のクラリネット、2台のホルン 2本のファゴットのためのセレナード 変ホ長調 K375

[CD8]
1-7.管楽器のためのセレナード 第13番 変ロ長調 K361
ホルスト・シュナイダー(オーボエ)/
フリッツ・ストロヴィツキ(オーボエ)
セプ・ファックラー(クラリネット)/
ヘルマン・ノプス(クラリネット)
ハンス・レムザー(バセットホルン)/
カール・マイザー(バセットホルン)
カール・アーノルト(ホルン)/
カールハインツ・バインケ(ホルン)
ハインリヒ・アイヒナー(ホルン)/
ハンス・ツター(ファゴット)
クルト・ブルケルト(ファゴット)/
アルフレート・シュタインミュラー(コントラファゴット)

[CD9]
1.歌劇《魔笛》-序曲 K620
2.歌劇《劇場支配人》-序曲 K486
3.レチタティーヴォとアリア 「どうしてあなたを忘れられようか」-「恐れないで、愛する人よ」 K505
4.アリア「もし私の唇を信じないなら」K2955.レチタティーヴォとアリア 「務めが私を強いる今こそ」-「ジギスムントの事蹟はかくも偉大にして」K36(K331)
6.アリア「行け、怒りにかられて」K21(K19c)
7.アリア「従いかしこみて」K210
8.アリア「このうるわしい御手と瞳のために」K612
9.アリア「おお、娘よ、お前と別れる今」K513
シュザンヌ・ダンコ(ソプラノ)…3
マリア・ベルクマン(ピアノ)…3
ヘルムート・クレープス(テノール)…4.5.6.7
キム・ボルイ(バス)…8.9

【録音】
SWR南西ドイツ放送 第5スタジオ(ハンス・ロスバウト・スタジオ) 全てMONO
[CD1]1956年3月28日…1-3/1952年3月15日…4-6
[CD2]1962年1月16日…1-3/1956年11月19日…4-6/1959年4月14日…7-9
[CD3]1962年1月15日…1-3/1953年5月6日…4-6.7-9/1955年12月21日…10-12
[CD4]1956年6月23日…1-3/1957年6月15日…4-6/1962年12月19日…7-9
[CD5]1960年2月22日…1-3/1956年6月28日…4-6/1956年12月29日…7-10
[CD6]1959年4月13日…1-3/1957年6月19日…4-7/1962年5月25日…8-11
[CD7]1956年1月27日…1-3 ライヴ/1955年5月12日…4-7/1951年11月16日…8-12
[CD8]1956年1月22日
[CD9]1961年1月31日…1/1961年1月12日…2/1953年11月13日…3/1955年1月12日…4.5/1955年2月12日…6.7/1955年7月12日…8.9

カテゴリ : ニューリリース | タグ : ボックスセット(クラシック)

掲載: 2018年09月05日 00:00