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ブーレーズのピアノ演奏収録!『ダルムシュタット・オーラル・ドキュメントVol.4《現代音楽の名ピアニストたち》』(7枚組)


Boulez plays Boulez (Darmstadt 1959)
NEOSMusicGmbH公式YouTubeより

戦後のヨーロッパ現代音楽界をリードしてきたダルムシュタット夏期現代音楽講習会で行われたコンサートから選りすぐりの録音をまとめたシリーズ第4弾。

ここではピアノ作品が集められ、作品もさることながらイヴォンヌ・ロリオ、アロイス・コンタルスキー、デヴィッド・テュードアら往年の名・現代音楽ピアニストの他、最近注目の若手日本人ピアニスト中村麗の演奏が聴けるのが特色。

ピアノはそのコストパフォーマンスの良さからこの楽器のために多くの作品が書かれ、このディスクを聴くだけで戦後から今日までのヨーロッパ前衛音楽の歴史を俯瞰できる。

なかでもブーレーズが自らピアノを弾いた自作の第3ソナタはこのセットの圧巻。ブーレーズの指揮はいくらでも聴けるが、彼の弾くピアノが聴けるのはおそらくこのセットが現時点で唯一。

他にダルムシュタットでは珍しい、四分音ピアノやピアノとライヴ・エレクトロニクス、ピアニストが演奏以外のフォーマンスをするなど、ピアノの可能性を探った実験的意欲作も収録。
(東武ランドシステム)

『ダルムシュタット・オーラル・ドキュメントVol.4《現代音楽の名ピアニストたち》』(7枚組)
【曲目】
【CD 1】1950年代以前の作品
1.シェーンベルク(1874-1951):6つのピアノ曲
2.シェーンベルク:5つのピアノ曲
3.バルトーク(1881-1945):ピアノ・ソナタ
4.ウェーベルン(1883-1945):変奏曲Op.27
5.ステファン・ウォルペ(1902-19):パッサカリア
6.ロジャー・セッションズ(1896-1985):4つの小品
7.ハンス・エーリヒ・アポステル(1901-1972):《クビニアーナ》ピアノのための10の小品
8.ピエール・ブーレーズ(1925-2016):ピアノ・ソナタ第1番
[演奏]
エドゥアルト・シュトイアマン 1957年7月17日[1]
ペーター・シュタドレン 1948年7月31日[2,4,7]
アンドール・フォルデス 1952年7月18日[3]
デヴィッド・テュードア 1956年7月12日[5]
ハワード・ルボウ 1960年7月14日[6]
エリカ・ハーゼ 1959年9月3日[8]

【CD 2】1950~1960年代の作品
1.B.アロイス・ツィンマーマン(1918-1970):エンキーリディオン2
2.フランコ・エヴァンゲリスティ(1926-1980):《音の投影、構造》
3.リュック・フェラーリ(1929-2005):顔I
4.カールハインツ・シュトックハウゼン(1928-2007):ピアノ曲XI
5.ピエール・ブーレーズ:ピアノ・ソナタ第3番(初稿)
6.アルド・クレメンティ(1925-2011):コンポジション第1番
7.ニコロ・カスティリオーニ(1932-1996):《動きの始まり》
8.ジェルジ・クルターク(b.1926):8つのピアノ小品
9.エルネスタルブレヒト・シュテーブラー(b.1934):《不安定な行動》
10.ヘルムート・ラッヘンマン(b.1935):エコー・アンダンテ
[演奏]
イヴォンヌ・ロリオ 1952年7月19日[1]
デヴィッド・テュードア 1958年9月10日[2]
エルゼ・シュトック=フグ 1957年7月20日[3]
デヴィッド・テュードア 1958年9月8日[4]
ピエール・ブーレーズ 1959年8月30日[5]
アロイス・コンタルスキー 1958年9月5日[6]
ニコロ・カスティリオーニ 1958年9月10日[7]
アンドール・ロションツィ 1960年7月10日[8]
ペーター・ロッゲンカンプ 1963年[9]
ヘルムート・ラッヘンマン 1962年7月18日[10]

【CD 3】1970年代の作品
1.ヤニス・クセナキス(1922-2001):エヴリアリ
2.アンドレ・ブクレシュリエフ(1925-1997):ピラネーゼによる6つのエチュード
3.ヴォルフガング・リーム(b.1952):ピアノ曲第5番
4.サルヴァトーレ・シャリーノ(b.1947):ピアノ・ソナタ第1番
5.ラインハルト・フェーベル(b.1952):ピアノ小品
6.ラインハルト・フェーベル:ピアノ小品1978
7.マウリツィオ・カーゲル(1931):アン・タステン
[演奏]
アロイス・コンタルスキー 1974年7月30日[1]
クロード・エルフェ 1996年7月19日[2]
ヘルベルト・ヘンク 1976年7月21日[3]
ペーター・シュマルフス 1980年7月23日[4]
エドワード・ランバート 1976年7月26日[5]
ベルンハルト・ヴァムバッハ 1978年8月13日[6]
アロイス・コンタルスキー 1978年8月5日[7]

【CD 4】1980年代の作品
1.シルヴァーノ・ブソッティ(b.1931):フェドラの死
2.ブライアン・ファーニホウ(b.1943):レンマ=イコン=エピグラム
3.シュトックハウゼン:ルシファーの夢あるいはピアノ曲XIII
4.ヴィルヘルム・キルマイアー(b.1927):ピアノ小品第7番《幻想パラフレーズ》
5.エルネスト・ヘルムート・フランマー(b.1949):ピアノ小品第3番《パッサカリア・ブレヴィス》
[演奏]
イヴァール・ミハショフ 1990年7月19日[1]
セシル・ライトル 1988年8月5日[2]
ベルンハルト・ヴァムバッハ 1984年7月20日[3]
ジークフリート・モーザー 1988年8月9日[4]
オルトヴィン・シュテュルマー 1990年7月27日[5]

【CD 5】1990年代の作品
1.ダニエル・ロスマン(b.1958):《指が少し出血し始めるまで打楽器のように酔っ払いのようなピアノを演奏せよ》
2.エンノ・ポッペ(b.1969):主題と840の変奏
3.マーク・アンドレ(b.1964):アン・フィニIII
4.田中吉史(b.1968):エコ・ロンタニッシマII
5.クラウス・ラング(b.1971):《眠っている農夫、人生の木、暗闇の鉢》
6.オリガ・ライェワ(b.1971):《天使がいる素描》
[演奏]
ベルンハルト・ヴァムバッハ 1996年8月2日[1]
アンナ・デリーコ 2010年7月28日[2]
エルミス・テオドラキス 2010年7月28日[3]
マッシミリアーノ・ダメリーニ 1998年7月24日[4]
ベルンハルト・ヴァムバッハ 2008年7月16日[5]
チェン・ピシェン(陳必先) 2002年7月8日[6]

【CD 6】2000~2010年代/話すピアニスト、プレイヤー・ピアノの作品
1.ディーター・マック(b.1954):ピアノ曲第5番《チェディ》
2.サルヴァトーレ・シャリーノ:2つの残酷な夜
3.ジェームズ・ソーンダーズ(b.1972):#070702
4.望月京(b.1969):メビウスの輪
5.マーク・バーデン(b.1980):他人の肌
6.ジョルジュ・アペルギス(b.1945):カンバセーションX(プリペアド・ピアノと語り)
7.ヴィキンタス・バルタカス(b.1972):パサカ
8.クラレンス・バーロウ(b.1945):銀色の蘭、パンドラ
9.ヴィト・ジュライ(b.1979):マトリックス(プレイヤー・ピアノとエレクトロニクス)
10シュテッフェン・クレッバー(b.1976):サインせよ(自動ピアノとラウドスピーカー)
[演奏]
ハン・カヤ(韓 伽倻) 2006年8月8日[1]
ニコラス・ホッジス 2002年7月7日[2,3]
ニコラス・ホッジス 2008年7月13日[4]
中村麗 2010年7月26日[5]
レト・シュタウプ 2010年7月25日[6]
ベンヤミン・コブラー 1996年8月10日[7]
1990年7月27日[8]
2014年8月14日[9,10]

【CD 7】拡張されたピアノ
1.ローランド・カイン(1932-2011):量子
2.ジャン=エティエンヌ・マリー(1917-1989):3つの小品
3.ハンス・ウルリヒ・エンゲルマン(1921-2011):カデンツァ
4.クラレンス・バーロウ:…まで…
5.クリスティーナ・クビッシュ(b.1948):ディヴェルティメント(1台のピアノに5人のピアニストとテープ)
6.フォルカー・ハイン(b.1938):タップ(プリペアド・ピアノとライヴ・エレクトロニクス)
7.パスカル・クリトン(b.1954):タイムス(四分音ピアノとテープ)
8.シモン・ステーン=アンデルセン(b.1976):再レンダリング(ピアノと2人のアシスタント)
[演奏]
アロイス・コンタルスキー 1958年9月10日[1]
マルティーヌ・ジョスト 1988年8月10日[2]
エルゼ・シュトック=フグ 1962年7月10日[3]
クリスティ・ベッカー 1986年7月26日[4]
デヴィッド・アーデン、マレク・ミエテルスキ、ダヴィデ・モスコーニ、カルロス・ペレグリーノ、ワーナー・フュッサー 1974年8月3日[5]
オスカー・ピッツォ 1992年7月22日[6]
マルティーヌ・ジョスト 1990年7月23日[7]
エレン・ウゲルヴィク 2010年7月24日[8]

【録音】
1948~2014年 いずれもダルムシュタット夏期現代音楽講習会コンサートにおけるライヴ録音(ADD/DDD)
Total time: CD1[70:34]/CD2[73:43]/CD3[75:38]/CD4[72:10]/CD5[78:41]/CD6[78:36]/CD7[73:47]

カテゴリ : ニューリリース | タグ : ボックスセット(クラシック)

掲載: 2018年10月04日 00:00