こんにちは、ゲスト

ショッピングカート

注目アイテム詳細

現代最高峰の振付家ジョン・ノイマイヤー80歳記念BOX!『ジョン・ノイマイヤー・コレクション』


[参考映像:クリスマス・オラトリオ/CMajorEntertainment 公式チャンネルより]



[参考映像:人魚姫/CMajorEntertainment 公式チャンネルより]

現代最高峰の振付家ジョン・ノイマイヤー(1939.2.24 ~)の80歳を記念した限定ボックスセット。
ハンブルク・バレエの芸術監督を40年以上続けているジョン・ノイマイヤー。2015年に京都賞の思想・芸術部門を受賞し、80歳を迎えた現在でもバレエの新たな表現方法を模索する現代最高の振付師の一人。ノイマイヤーが描いた《ニジンスキー》《クリスマス・オラトリオ》《タチヤナ》《人魚姫》の4作品をまとめました。
(キングインターナショナル)

『ジョン・ノイマイヤー・コレクション』
【演目】
バレエ《ニジンスキー》全2幕

振付、照明、舞台美術、衣装:ジョン・ノイマイヤー

[音楽]
ショパン:前奏曲 第20番ハ短調 Op.28より
シューマン:ウィーンの謝肉祭の道化より
リムスキー=コルサコフ:交響組曲『シェエラザード』より
ショスタコーヴィチ:ヴィオラ・ソナタ Op.147より
ショスタコーヴィチ:交響曲第11 番ト短調 Op.103より

[出演]
ヴァーツラフ・ニジンスキー:アレクサンドル・リアブコ
ロモラ・ニジンスキー(ヴァーツラフの妻):カロリーナ・アグエロ
ブロニスラヴァ・ニジンスカ(ヴァーツラフの妹):パトリシア・フリッツァ
スタニスラフ・ニジンスキー(ヴァーツラフの兄):アレイズ・マルティネス
セルゲイ・ディアギレフ(インプレザリオ&メンター):イヴァン・ウルバン
エレオノーラ・ベレーダ(ヴァーツラフの母):アンナ・ラウデール
トーマス・ニジンスキー(ヴァーツラフの父): カーステン・ユング
タマーラ・カルサヴィナ(バレエ・ダンサー):シルヴィア・アッツォーニ
「謝肉祭」のアルルカンと「薔薇の精」(ダンサーとしてのニジンスキー):アレクサンドル・トルーシュ/クリストファー・エヴァンズ
「シェエラザード」の黄金の奴隷と「牧神の午後」の牧神(ダンサーとしてのニジンスキー):マルク・フベーテ/カーステン・ユング
ペトルーシュカ(ダンサーとしてのニジンスキー):ロイド・リギンズ
レオニード・マシーン(若いダンサー):ヤコポ・ベルーシ
ニジンスキーのリフレクション:アレクサンドル・トルーシュ/アレイズ・マルティネス、他

収録:2017年5月ハンブルク国立歌劇場(ライヴ)
映像監督:トーマス・グリム
特典映像:ジョン・ノイマイヤーのインタビュー(日本語字幕付)
収録時間:本編135分、特典18 分

バレエ《クリスマス・オラトリオ》

振付、衣装、照明:ジョン・ノイマイヤー
装置:フェルディナンド・ヴェーゲルバウアー

[音楽]
J.S. バッハ:クリスマス・オラトリオ BWV.248

[出演]
ロイド・リギンズ(男)、アンナ・ラウデーレ(母)
カーステン・ユング(その夫)、カレン・アザチャン(羊飼い)
シルヴィア・アッツォーニ(天使)、アレクサンドル・トゥルシュ(天使)
大石裕香、シルヴァーノ・バローン、レスリー・ヘイルマン、
クリストファー・エヴァンズ、ウラディミール・コシチュ(スイーパー)
ハンブルク・バレエ団

[演奏]
ジュリアン・プレガルディエン(エヴァンゲリスト)
メリッサ・プティ(ソプラノ)
カーチャ・ピーヴェック(アルト)
マニュエル・ギュンター(テノール)
ヴィルヘルム・シュヴィングハマー(バス)
ハンブルク国立歌劇場合唱団
エーベルハルト・フリードリヒ(合唱指揮)
ハンブルク国立フィルハーモニー管弦楽団
アレッサンドロ・デ・マルキ(指揮)

収録:2014年、ハンブルク国立歌劇場
映像監督:トーマス・グリム
プロデューサー:ベルンハルト・フライシャー
特典映像:ジョン・ノイマイヤーとロイド・リギンズのインタビュー(言語:英、字幕:独)

バレエ《タチヤナ》

振付、舞台美術、衣裳、照明:ジョン・ノイマイヤー
原作:アレクサンドル・プーシキン

[音楽]
レーラ・アウエルバッハ

[出演]
エレーヌ・ブシェ(タチヤナ)
エドヴィン・レヴァゾフ(オネーギン)
レスリー・ヘイルマン(オリガ)
アレクサンドル・トゥルシュ(レンスキー)
カーステン・ユング(N 公爵)
ハンブルク・バレエ団

[演奏]
サイモン・ヒューウェット(指揮)
ハンブルク国立フィルハーモニー管弦楽団

収録:2014年、ハンブルク国立歌劇場(ライヴ)
収録時間: 本編135分、特典34分

バレエ《人魚姫》

振付、舞台美術、衣装デザイン、照明:ジョン・ノイマイヤー
原作:ハンス・アンデルセン

[音楽]
レーラ・アウエルバッハ

[出演]
ヤンヤン・タン(人魚姫)
ロイド・リギンズ(詩人)
ティート・ヘリメッツ(王子)
サラ・ヴァン・パタン(王女)
デイヴィッド・カラペティヤン(海の魔法使い)
サンフランシスコ・バレエ団

[演奏]
マーティン・ウェスト(指揮)
サンフランシスコ・バレエ管弦楽団

収録:2011 年4月30日~5月7日、サンフランシスコ、ウォー・メモリアル・ホール(ライヴ)
監督:トーマス・グリム
ボーナス映像:人魚姫メイキング(字幕:ドイツ語、フランス語)
収録時間:本編119分、ボーナス35分

ブルーレイ(4枚組)

画面:16:9 1080p HD
音声:DTS-HD MA 5.1、PCM STEREO
リージョン:All
限定盤

 

DVD(8枚組)

画面:16:9 ,NTSC
音声:DTS-HD MA 5.1、PCM STEREO
リージョン:All
限定盤

 

【演目の紹介】
バレエ《ニジンスキー》
伝説の天才バレエ・ダンサー、ヴァスラフ・ニジンスキーの波乱の生涯を描いた作品。ロシアの芸術プロデューサー、セルゲイ・ディアギレフが立ち上げた『バレエ・リュス』のスターとして、20世紀初頭のヨーロッパを熱狂させたニジンスキー。
この作品『ニジンスキー』は2幕構成となっていて、第1幕は『バレエ・リュス』のスターとして華々しく活躍した時代を、リムスキー=コルサコフ作曲「シェエラザード」の甘美な音楽とともに描いています。
一転、第2幕は第一次世界大戦の恐怖の中で狂気に堕ちていく姿を、ショスタコーヴィチの交響曲第11番をバックに、ノイマイヤー特有の鋭い内面的描写力で視覚化しています。
ニジンスキーを踊るのは、ハンブルク・バレエ団のプリンシパルでノイマイヤーからの信頼も厚いアレクサンドル・リアブコ。リアブコは、2000年の初演時からこの『ニジンスキー』のセカンド・キャストとして参加しており、18年間踊り続ける中で、さらなる進化を遂げた『ニジンスキー』を魅せてくれます。そしてニジンスキーの妻ロモラをカロリーナ・アグエロ、ディアギレフをイヴァン・ウルバンとハンブルク・バレエ団を代表する面々が揃っています。

バレエ《クリスマス・オラトリオ》
ノイマイヤーがバッハの『クリスマス・オラトリオ』に振りつけた作品。バッハの『クリスマス・オラトリオ』は、クリスマス関連の礼拝で用いられる6つのカンタータを内容としています。ノイマイヤーは2007年に『クリスマス・オラトリオ』の最初の3つの部分が振り付け、その後残りの3つを仕上げ、2013年に完全版が上演されました。
『クリスマス・オラトリオ』はイエスの降誕を祝うための音楽で、明るく祝祭的な気分に満ちています。特に第1部の冒頭『歓呼の声を放て、喜び踊れ!』は、トランペット3本とティンパニ、フルートとオーボエ各2本+弦楽合奏という豪華編成で書かれており、勢いのある華やかな気分を盛り上げてくれます。
振付にあたり、ノイマイヤーは以下のように述べています。「この冒頭の部分から取れるように、我々人類すべてが経験する感情、信頼、希望、進行、疑問、自己犠牲といったものを表しており、私の振付は宗教を表現したものではありません。多くの異なる文化や宗教を統一するちからがバッハの音楽にはあります。振付を通して、人間の価値を新たに見出したつもりです。ですので、このバレエの中では聖母マリアは「母」、ヨセフは「彼女の夫」としています。」
非常にシンプルながら、このクリスマスの奇跡を美しく、そして心に訴えかける演出で表現しています。
ダンサーには、2015年から同団の副芸術監督に就任したロイド・リギンズ、長身でしなやかな手脚をもつアンナ・ラウデ-レらトップダンサーに加え、2015年に退団し、ノイマイヤーに触発され現在は振付師として独立した日本人、大石裕香も舞台に立っています。エヴァンゲリストには、近年メキメキ実力をつけているジュリアン・プレガルディエン、その他歌手陣もハンブルクを拠点に活動する実力派を揃え、安定した歌唱を聴かせてくれます。

バレエ《タチヤナ》
ノイマイヤーとアウエルバッハが贈る21世紀版『エフゲニ・オネーギン』。このバレエではオネーギンでなく、ヒロインのタチヤナの視点から描いています。
ドストエフスキーなども、この小説の真の主人公はオネーギンではなくタチヤナだと述べていますが、ノイマイヤーとアウエルバッハも同意見でした。
『エフゲニ・オネーギン』のバレエはノイマイヤーの師ジョン・クランコが1965年に制作したものが知られていますが、その影響を全く受けず、むしろアンドレア・ブレートが演出したチャイコフスキーのオペラでの1980年代風解釈を参考にしたとのこと。
タチヤナはロシアの片田舎に住む多感な少女。ノイマイヤーは、この話で起こるすべての出来事が彼女の妄想に端を発するとしています。そのためチャイコフスキーもクランコも扱わなかったタチヤナの夢の場を中心に据え、熊をフロイト心理学の象徴のように登場させ、意外な結末となります。
音楽の雄弁さも特筆で、原作はロシア人アウエルバッハにとって諳んじているうえ、自身の文才と妄想力で21世紀のプーシキンを再創造しています。
予想外なのがレヴァゾフ演じるオネーギン。ノイマイヤーはロシア・アヴァンギャルドの有名な画家ロトチェンコをモデルにしたとのことで、19世紀ロシアの虚無的な貴族の若者がスキンヘッド、裸にジャケットをはおったパンク風ファッションで登場します。 特典映像は、ノイマイヤー、ブシェ、レヴァゾフが作品観や意図について語る興味深いもの。日本語字幕付き。

バレエ《人魚姫》
2009年にノイマイヤーとハンブルク・バレエ団により日本公演が行われ、聴衆の感動と紅涙を絞らせたレーラ・アウエルバッハの『人魚姫』。
レーラ・アウエルバッハはロシア出身、ニューヨーク在住で作曲家としてはもとより、ピアニスト、ヴァイオリニスト、フルート奏者としても一級の腕を持ち、さらに作家としてノーベル文学賞にノミネートまでされたというマルチタレント中のマルチタレント。モーツァルトばりの天才として話題となっています。
『人魚姫』は、2005年にアンデルセンの生誕200年を記念してデンマーク政府からの委嘱で作曲。アウエルバッハにとって初のグランド・バレエで、尊敬するノイマイヤーからの指名ということもあり、非常な力作となり、彼女を代表する作品となりました。
ノイマイヤーは2007年に自身の率いるハンブルク・バレエ団公演のため、音楽ともども大改訂を施し、これが現行版となっています。
作曲当時のアウエルバッハは、「トルストイのワルツ」録音や、諏訪内晶子とアンサンブル金沢によるヴァイオリン協奏曲第2番初演などでたびたび日本を訪れ、日本の伝統文化(特に能と京都)から受けた強い印象をもとに、スケッチを書き溜めていました。ことに小雨に煙る秋の龍安寺や雅楽が重要なモチーフとなったと言われ、それら日本的要素は初演以来たびたび指摘されてきました。
主役の人魚姫はサンフランシスコ・バレエ団のプリンシパルの中国人ダンサー、ヤンヤン・タン。完璧なテクニックとしなやかな美しさはいつもの通りの魅力ですが、それに加え人魚姫の悲しい運命を身体動作だけで見事に表現。アウエルバッハ好みのペシミズムと狂気が観る者の涙を誘います。
(キングインターナショナル)

カテゴリ : ニューリリース | タグ : ボックスセット(クラシック)

掲載: 2019年01月29日 00:00