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アート・シネマ界の帝王、ジャン=リュック・ゴダール監督関連作品特集


© 1979 Gaumont - TSR - Saga Producitions

 

いよいよ4月20日から、88歳にして撮り上げたアヴァンギャルドすぎる、アート・シネマ界の帝王、ジャン=リュック・ゴダールの新作『イメージの本』公開もあり、再度、見直したい名作の数々。

60年代のおしゃれでキュートだったころの名作を中心に、「タイトルだけは聞いたことあった」なんてことを打破するための特集!



・『勝手に逃げろ/人生』(1995年4月29日日本公開)
当時から国際的に活躍中のフランスを代表する名女優イザベル・ユペールを主演に、トリュフォー作品でも知られるナタリー・バイ、歌手で俳優のジャック・デュトロンが出演。本作が映画音楽を初めて担当したガブリエル・ヤレドは、この後、『溝の中の月』『ベティ・ブルー』『愛人/ラ・マン』『イングリッシュ・ペイシェント』『コールド・マウンテン』など数々の名スコアを映画に提供する。






・『勝手にしやがれ』(1960年3月26日日本公開)
ゴダール監督の長編デビュー作。ハリウッド的映画文法を否定する革命ヌーヴェル・ヴァーグの代表作。






『気狂いピエロ』(1967年7月7日日本公開)
アンナ・カリーナとゴダールの最高傑作。ヌーヴェル・ヴァーグとゴダールが到達した最高作。字幕は寺尾次郎訳、山田宏一監修。溝口健二監督『山椒大夫』へのオマージュとされるラストシーンに画面外から聞こえる台詞「見つかった/何が?」はランボーの詩「永遠」の一節。


 



『軽蔑』(1964年11月22日日本公開)
美しいカプリ島の風景と主演バルドーのヌード。ジョルジュ・ドルリューの音楽も美しい。娯楽性十分のゴダール作品。



 




『男性・女性』(1968年7月20日日本公開)
映画と恋とセックスと音楽と政治に夢中なパリの若者たちを描く青春ドラマ。ジャン=ピエール・レオ初主演。60年代のパリの街並み、ファッションも見どころ。






『ウィークエンド』(2002年4月27日日本公開)
混沌と混乱が渦巻くショッキングな映像マジック。都会の生活から抜け出したひと組のカップルを待ち受ける狂気と悪夢の週末旅行(ウイークエンド)。ゴダールの最高にポップで"イカレた"映画。映像と編集の破壊的なパワー。サウンドの底知れないエネルギー。いまも斬新なファッション。圧倒的な色彩美。ゴダールのヌーヴェル・ヴァーグ期の活力のすべてが結集した傑作。






『彼女について私が知っている二、三の事柄』(1970年10月3日日本公開)
主婦売春を描くゴダール初期の良作のひとつ。主演はマルコ・フェレーリ監督『女王蜂』でカンヌ国際映画祭女優賞を受賞したマリナ・ヴラディ。実際の記事に着想を得てゴダールが脚本を執筆。






『アルファヴィル』(1970年5月30日日本公開)
ベルリン映画祭金熊賞、トリエステSF映画祭グランプリを受賞したSFアクション。セットやミニチュア、特殊効果を使わず、パリでのオールロケで撮影しながら、未来都市アルファヴィルを再現した。





『パッション』(2002年7月27日日本公開)
重層するテーマを透明な映像で描く80年代のゴダール。名画を再現する監督と工場を解雇された労働者は連帯できるか?字幕は寺尾次郎訳、山田宏一監修。






『小さな兵隊』(1968年12月31日日本公開)
主人公同様アンナ・カリーナに恋をしたゴダールが彼女を主演にした長編第2作。本作完成後にゴダールとカリーナは結婚する。本作撮影後に、前作『勝手にしやがれ』がベルリン映画祭銀熊賞を受賞、一躍時の人になるが、アルジェリア戦争が停戦するまで本作はフランスで上映禁止となっていた。


タグ : 勝手に!?映画祭 フランス映画 青春映画 映画 映画公開関連

掲載: 2019年04月16日 11:46