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CPO レーベル~2019年7月発売新譜情報(7タイトル)

CPO

知られざる名曲の発掘、古楽から現代まで幅広く揃えたコレクション、高品質の録音で人気を誇るドイツのCPOレーベル。知られざる名曲の発掘、古楽から現代まで幅広く揃えたコレクション、高品質の録音で人気を誇るドイツのCPOレーベル。

今回は、後期ロマン派に属するドイツの作曲家リヒャルト・ヴェッツの交響曲全集とヴァイオリン協奏曲が収められた4枚組に、ダネル四重奏団のチャイコフスキー“弦楽四重奏曲集&弦楽六重奏曲(2枚組)”、ポーランドの作曲家モニューシュコとザレンプスキの室内楽作品を収録したアルバム、チェコ出身の作曲家ヴァインベルガーの管弦楽作品集、テレマンのさまざまな楽器のための大協奏曲集第6集など、興味深い作品が揃っています。

リヒャルト・ヴェッツ(1875-1935):交響曲全集&ヴァイオリン協奏曲(4枚組)
ヴェルナー・アンドレアス・アルベルト(指揮)、ラインランド=プファルツ州立フィルハーモニー管弦楽団、他

後期ロマン派に属する作曲家リヒャルト・ヴェッツは、音楽とはほとんど無縁の家で生まれるも、モーツァルトの交響曲第40番に感銘を受け、音楽家になる決心をし、ライプツィヒでライネッケ、ヤーダスゾーンから教えを受けました。しかし、その指導は彼にとって物足りず、音楽院を離れ、哲学、心理学などを学び、自身の作品に哲学的な概念を取り入れながら、ブルックナーのような壮大な作品の作曲を目指すことになります。
1906年にエアフルトの音楽協会で支配人を務めるようになり、次々に自作を発表、交響曲は1917年から1922年にかけて完成され、高い評価を受けました。しかし、あまりにも形式を遵守したためか、次第に「時代に取り残された作曲家」とみなされ、作品も忘れられていきます。
彼の最後の大作となったのが1933年作曲の「ヴァイオリン協奏曲」ですが、この曲でも作風が変化することはなく、全編、ロマン派風の美しい響きに満たされています。
(ナクソス・ジャパン)

チャイコフスキー(1840-1893):弦楽四重奏曲集&弦楽六重奏曲(2枚組)
ダネル四重奏団

チャイコフスキーの華麗な交響曲やバレエなどに隠れ、ひっそりと位置する室内楽作品。存在自体は地味でありながら、チャイコフスキーの個性が溢れる抒情的な雰囲気を持っています。
3曲ある弦楽四重奏曲は、どれもモスクワ音楽院で教師を務めていた30代の頃に書かれたもので、とりわけ1871年に書かれた第1番の第2楽章は独立した「アンダンテ・カンタービレ」の名前で親しまれる名曲。
第2番は1873年頃の作品。1か月ほどの短期間で完成されており、チャイコフスキー自身も大層気に入っていたとされています。
1875年に書かれた第3番は、彼の良き理解者で、弦楽四重奏曲第1番、第2番の初演者でもあったヴァイオリニスト、フェルディナント・ラウプの訃報に接しての作品。チャイコフスキーの心からの哀悼の意が込められた大作です。
1楽章のみの変ロ長調の弦楽四重奏曲は学生時代の秀作、六重奏曲「フィレンツェの思い出」は晩年の1890年の作品で、対位法が駆使された重厚な響きを持つ充実作です。第2楽章のピツィカートに乗って歌われる旋律や、ロシア民謡風の第3楽章の主題など、多彩な要素が組み合わされ全曲を形成しています。
(ナクソス・ジャパン)

スタニスラフ・モニューシュコ(1819-1872):弦楽四重奏曲第1番&第2番、ユリウス・ザレンプスキ(1854-1885):ピアノ五重奏曲
プラヴナー五重奏団

2019年に生誕100周年を迎えるポーランドの作曲家モニューシュコ。同郷のショパンが手掛けかなった歌劇の分野で活躍、《ハルカ》や《パリア》などはポーランドの国民的作品として愛されています。いくつかのバレエ音楽も知られていますが、ここに収録された弦楽四重奏曲は演奏の機会もほとんどなく、録音もほんの僅かしかありません。これらはモニューシュコがベルリンで学んでいた時代に作曲され、古典的なフォルムの中に美しい旋律とユーモアが込められたもので、後の歌劇の作風が伺える充実作です。併せて収録されているザレンプスキの作品も聴きもの。
31歳で早世したザレンプスキはフランツ・リストの信奉者であり、このピアノ五重奏曲もピアノの技巧が存分に生かされた華やかな雰囲気を持っています。
(ナクソス・ジャパン)

ヴァインベルガー(1896-1967):管弦楽作品集
カール=ハインツ・シュテフェンス(指揮)、ラインラント=プファルツ州立フィルハーモニー管弦楽団

19世紀、チェコ出身の作曲家ヴァインベルガー。プラハ音楽院で学び、ライプツィヒ音楽院に留学。レーガーに作曲の指導を受けましたが、同時期のユダヤ系作曲家と同じくナチスの迫害を受け、アメリカに亡命を余儀なくされました。最終的にアメリカの市民権を取ることはできましたが、作品に関しては理解されることなく失意のうちに晩年を迎え、最期は自ら命を絶った悲劇の作曲家です。
彼の作品の中で最も人気を博したのが、1927年の歌劇《バグパイプ吹きシュヴァンダ》でしょう。初演と同時に大成功を収め、チェコ国民楽派を代表する作品として評価され、チェコ国内で頻繁に上演されましたが、いつしか忘れられてしまい、現在ではいくつかの舞曲が演奏されるのみです。
このアルバムでは序曲を始めとした6曲を収録、活力ある作風を楽しむことができます。1929年に作曲された「ボヘミアの歌と踊り」は民族色に彩られたユニークな曲。第1曲目の哀愁に満ちたヴァイオリン・ソロは名曲「ツィゴイネルワイゼン」を思わせる風情を持っています。
(ナクソス・ジャパン)

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カテゴリ : ニューリリース

掲載: 2019年06月14日 00:00