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Suicide(スーサイド)、77年衝撃のデビュー作『SUICIDE』が最新リマスター復刻

Suicide(スーサイド)

ラモーンズやパティ・スミス、テレヴィジョンなどが登場し、パンク・シーンが盛り上がりつつあったニューヨークでCBGBやMax's Kansas Cityといった会場でライヴを行い、その挑戦的なライヴ・パフォーマンスで評判を集めていたスーサイド。1977年にリリースされたセルフ・タイトルのデビュー・アルバムは、ビートが突っ走るミニマルなシンセ・サウンドに、時にスポークン・ワードやシャウトが混じるクールなヴォーカルが乗っかっていくアヴァンギャルドなアンダーグラウンド・スタイルで、リリースされた当時、賛否両論を集めたという。

彼らは決してメインストリームに受け入れられるようなサウンドでもスタイルでもなかったが、シーンに与えたインパクトは計り知れない。ミニマルなシンセ・サウンドとビートは、80年代以降に出てきた多くのシンセ・ポップ・バンドに影響を与え、彼らのアグレッシヴなパフォーマンスはパンクに受け継がれていった。それだだけではなく、彼らが撒いた種は、インディー・ロックやインダストリアル・ミュージック、テクノ、ノイズ、ゴス、シンセ・ポップ、エレクトロなど、実に幅広いジャンルで芽吹いていったのだった。実際、ニック・ケイヴや、M.I.A.、ジェイソン・ピアース(スペシメン3、スピリチュアライズド)、ボビー・ギレスピー、サヴェイジズなどが彼らのファンであるとか、彼らから影響を受けていると公言している。

『ローリング・ストーン誌が選ぶオールタイム・ベストアルバム500』の1枚にも選ばれた、スーサイドのデビュー・アルバムがリリースから40年以上を経て最新リマスターで蘇る。今回リリースされるリイシュー盤の音源は、Skye マスタリングのDenis Blackhamによってリマスターされたもの。またブックレットには、音楽/カルチャー・ウェブサイト、The Quietusのジョン・ドランによる、スーサイドがシーンに与えた影響を“時代”“重要人物”“ソングライティング”“プロダクション”“インパクト”そして“レガシー”といった項目から綴ったライナー・ノーツが、当時の貴重な写真を交えながら掲載されている。
”永遠に未来からの音を奏で続けるバンド”――かつてそう評されたこともあるSUICIDE。彼らが遺した遺伝子は、今もどこかのバンドに受け継がれているのだ。

タグ : リイシュー リマスター ロック復刻&発掘

掲載: 2019年06月21日 18:11