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a-ha(アーハ)アルバム『Minor Earth Major Sky』と『Lifelines』が最新リマスター+ボーナス・ディスクのデラックス仕様で復刻

世界で最も成功したバンドの一つであり、多くの熱狂的なファンを抱えるa-ha。その彼らのミレニアム・カムバック作とも呼べる2作品が、アルバムの最新リマスター音源にボーナス・トラック、未発表デモ音源にアウト・テイク、ライヴ音源などを加えたデラックス・エディションでリリース。

 

『Minor Earth Major Sky』(1993作)

a-ha(アーハ)アルバム『Minor Earth Major Sky』

本作『遥かなる空と大地(原題:Major Earth | Minor Sky)[デラックス・エディション]』には、オリジナル・アルバムの最新リマスター音源にボーナス・ディスクを追加したCD1と、16曲ものデモ音源、アウト・テイク、ライヴ音源を収録したCD2を収録している。またブックレットには音楽ジャーナリスト、キーロン・タイラーによる新規ライナー・ノーツがフィーチャーされている。

1993年発表の5作目アルバム『MEMORIAL BEACH』のリリース後、a-haは7年間に亘る活動休止期間に入った。その間メンバーである、モートン・ハルケット、ポール・ワークター、マグスの3人はそれぞれ自分たちの活動に専念していたが、1998年、オスロのノーベル平和賞コンサートに招待され、a-haとして2曲を演奏した。そのライヴを切っ掛けに突然のカムバックを果たした彼らは、新たなる世紀の始まりに合わせるかのように2000年、ヨーロッパ各国でナンバー1を獲得した傑作アルバム『遥かなる空と大地(原題:Major Earth | Minor Sky)』をリリースする。そのまま彼らは、ワールド・ツアーで大きな喝采を浴び、2002年『ライフラインズ』を発表。見事シーンに復活を果たしたのであった。

リリースされるや否や1位を獲得した『遥かなる空と大地』はノルウェーとドイツではプラチナ・ディスク、さらにオーストリア、スペイン、そしてスイスではゴールド・ディスクを獲得した。またアルバムのタイトル・トラックである「遥かなる空と大地」、「ヴェルベット」、そしてノルウェーで1位、ドイツでTOP10となった「サマー・ムーヴド・オン~果てしない夏」がシングルとしてリリースされている。

デモ音源に初期ヴァージョン、そして別ミックスを加えた、『遥かなる空と大地【デラックス・エディション】』は、ヒット・アルバムの単なるリイシューではない。CD2の内容は、アルバムを丸ごと新たに解釈し直したものだと呼んでも差支えないほどである。ここに収録されている「遥かなる空と大地」、「ヴェルベット」、「サマー・ムーヴド・オン~果てしない夏」の初期ヴァージョンや、「太陽が消えた日」の素晴らしくパワフルなヴァージョンなどを含み、最終的にアルバムに収録されなかった楽曲やヴァージョンは、ソングライティングの閃きや、一つのアイディアからヒットが生まれる過程を明らかにしてくれる。また彼らの2001年ツアーで収録された4曲のオスロ公演からのライヴ音源は、a-haのライヴ・パフォーマンスの壮大さを証明している。

 

【収録曲】
CD
DISC 1
01. Minor Earth Major Sky
02. Little Black Heart
03. Velvet
04. Summer Moved On
05. The Sun Never Shone That Day
06. To Let You Win
07. The Company Man
08. Thought That It Was You
09 . I Wish I Cared
10. Barely Hanging On
11. You’ll Never Get Over Me
12. I Won’t Forget Her
13. Mary Ellen Makes the Moment Count
<Bonus Tracks>
14. Summer Moved On (Remix)
15. Velvet (Alabaster Mix)
16. The Sun Never Shone That Day (Radio mix/edit)
17. Minor Earth Major Sky (Milenia Nova Remix)

DISC 2
01. Minor Earth Major Sky (Early Version)
02. Little Black Heart (Alternate Mix)*
03. Velvet (Early Version)*
04. Summer Moved On (Early Version)*
05. The Sun Never Shone That Day (Early Version)*
06. To Let You Win (Early Mix)*
07. We Will Never Speak Again (Demo)*
08. Company Man (Early Version)*
09 . Life’s Not Fair (Early Version of I Wish I Cared)*
10. Barely Hanging On (Early Version)
11. I Won’t Forget Her (Early Version)*
12. Manhattan Skyline (Live Oslo 2001)
13. Thought That It Was You (Live Oslo 2001)
14. You’ll Never Get Over Me (Live Oslo 2001)
15. Mary Ellen Makes the Moment Count (Live Oslo 2001)
16. Summer Moved On (Demo)*

* ・・・未発表曲

LP
01. Minor Earth Major Sky
02. Little Black Heart
03. Velvet
04. Summer Moved On
05. The Sun Never Shone That Day
06. To Let You Win
07. The Company Man
08. Thought That It Was You
09 . I Wish I Cared
10. Barely Hanging On
11. You’ll Never Get Over Me
12. I Won’t Forget Her
13. Mary Ellen Makes the Moment Count

 

『Lifelines』(2002年作)

a-ha(アーハ)『Lifelines』

本作『ライフラインズ [デラックス・エディション]』には、オリジナル・アルバムの最新リマスター音源にボーナス・ディスクを追加したCD1と、19曲の初期ヴァージョン、デモ音源、アルバムに最終的に収録されなかった楽曲など全19曲からなるCD2が収録されている。またブックレットには音楽ジャーナリスト、キーロン・タイラーによる新規ライナー・ノーツがフィーチャーされている。

1993年発表の5作目アルバム『MEMORIAL BEACH』のリリース後、a-haは7年間に亘る活動休止期間に入った。その間メンバーである、モートン・ハルケット、ポール・ワークター、マグスの3人はそれぞれ自分たちの活動に専念していたが、1998年、オスロのノーベル平和賞コンサートに招待され、a-haとして2曲を演奏した。そのライヴを切っ掛けに突然のカムバックを果たした彼らは、新たなる世紀の始まりに合わせるかのように2000年、ヨーロッパ各国でナンバー1を獲得した傑作アルバム『遥かなる空と大地(原題:Major Earth | Minor Sky)』をリリースする。そのまま彼らは、ワールド・ツアーで大きな喝采を浴び、2002年『ライフラインズ』を発表。見事シーンに復活を果たしたのであった。

ミレニアム・カムバック作の第2作であるアルバム『ライフラインズ』において彼らは、自分たちがこれまで、いやそれ以上に良好な状態にあることを証明した。時代を経るごとにメンバーそれぞれの活動も成長し、広がっていった:マグスは音楽だけでなく、ヴィジュアル・アーツ(視覚芸術)の分野でも活躍するようになり、ポールのバンド、サヴォイは4作目のアルバム『リーズンズ・トゥ・ステイ・インドアーズ』(2001年作品)をリリースし、そしてモートンはソロ・アーティストとしてのキャリアを築きあげただけでなく、ソングライターとしても知られる存在となっていた。「モートンが、一緒にソングライティングをしようと働きかけてきたんだ」そう明かすのはマグス。「そこから新たな形のパートナーシップが始まった」

『ライフラインズ』で各メンバーはそれぞれ個人で作った楽曲を提供し、結果的にStephen Hagueに、Clive Langer、Alan WinstanleyやMartin Landquistなどを含む6人のプロデューサーが参加している。またいくつかの楽曲で、アネリ・ドレッカーがその美声を提供している。彼らにとって最もヴァラエティに富んだ、幅広く、多彩なアルバムとなった『ライフラインズ』は、世界的に高く評価され、ドイツでナンバー1に輝いた。

今回リリースされるデラックス・エディションのCD2 を見れば、a-haがアルバム1枚に収まり切らないほどの楽曲を当時用意していたことが分かるだろう。例えば「ザ・ブレイカーズ」、「ソール・サヴァイヴァー」、「トゥ・ショウ・イット・イズ・トゥ・ブロウ・イット」は最終的にアルバムに収録されなかった楽曲である。その中でも「ザ・ブレイカーズ」は、後にポールが自身のバンド、サヴォイで新たにレコーディングしている。また彼らは、スタジオ・ワークの面でも様々な試みを行ったり、ヴァリエーションを持たせている。レコーディングとミクシングは、ロンドンとニューヨーク、そしてオスロで行われた。その内のいくつかが、デモ・ヴァージョンやアーリー・ミックス・ヴァージョンとしてここに収録されており、例えば「ライフランズ」や「ドラゴンフライ」などのように、アイディアがヒットに形作られていく様子をファンに明らかにしている。かなりラフな状態の「フォーエヴァー・ノット・ユアーズ」のデモ・ヴァージョンを聞けば、マグス=モートンによる新たなパートナーシップが、ヒットソングを生み出す良い土壌になったことがはっきりと見て取れる。

 

【収録曲】
CD
DISC 1
01. Lifelines
02. You Wanted More
03. Forever Not Yours
04. There’s A Reason For It
05. Time & Again
06. Did Anyone Approach You?
07. Afternoon High
08. Oranges On Appletrees
09. A Little Bit
10. Less Than Pure
11. Turn The Lights Down
12. Cannot Hide
13. White Canvas
14. Dragonfly
15. Solace
<Bonus Tracks>
16. Did Anyone Approach You? (Tore Johanson Mix)
17. Time & Again (Langer & Wainstanley version) *
18. Lifelines (Apoptyma Berzerk Remix)

DISC 2
01. Lifelines (Demo)
02. You Wanted More (Demo)*
03. Forever Not Yours (Demo)*
04. There’s A Reason For It (Demo)*
05. The Breakers *
06. Time & Again (Demo)*
07. Did Anyone Approach You? (Demo)*
08. Afternoon High (Original Demo)
09. Oranges On Appletrees (Early Mix)*
10. Sole Survivor *
11. Less Than Pure (Demo)*
12. To Show It Is To Blow It (Demo)*
13. Turn The Lights Down (Demo)*
14. Cannot Hide (Demo)*
15. There’s A Reason for it (A Break In The Clouds)*
16. One In a Million (Demo)*
17. Dragonfly (Demo)*
18. Solace (Early Version)*
19. Differences (Original Demo)

*・・・未発表曲

LP
LP1
《Side A》
01. Lifelines
02. You Wanted More
03. Forever Not Yours
04. There's A Reason For It
《Side B》
01. Time & Again
02. Did Anyone Approach You?
03. Afternoon High

LP2
《Side C》
01. Oranges On Appletrees
02. A Little Bit
03. Less Than Pure
04. Turn The Lights Down
《Side D》
01. Cannot Hide
02. White Canvas
03. Dragonfly
04. Solace

タグ : リイシュー リマスター ロック復刻&発掘

掲載: 2019年09月04日 09:04