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約30年ぶりにメトで上演された話題のオペラ“ポーギーとベス”の2019年ライヴCD!


メトロポリタン歌劇場公式YouTubeページより

約30年ぶりにメトで上演された話題のオペラ「ポーギーとベス」のライヴCD

「黒人以外が歌うことを禁ずる」と作曲者自身によって厳命された「ポーギーとベス」。その言葉を裏付けるように、サマー・タイムを初めとした音楽が黒人的であるばかりでなく、そのストーリー、心理描写などありとあらゆる要素が、当時の黒人社会を生き生きと表出した作品として、現在では高く評価されています。しかし一方で、ジャズ化されたり、ミュージカル化されたりと、作品本来の持つ音楽的緻密さが損なわれるなど、正当な演奏が意外や少ないという事実も否めません。
このメトロポリタン歌劇場での2019-20シーズンのオープニングを飾ったのが、ガーシュウィンの「ポーギーとベス」。なんとメトで約30年ぶりとなった話題の上演です。この上演のために起用されたのは、サンフランシスコ・オペラなどでも話題となったポーギー役のエリック・オーウェンズは、深みのあるバス・バリトンの歌声が朗々と響き、ポーギーを演じるのは彼しかいないと思わせるほど。ベスは、新星スターソプラノのエンジェル・ブルー。他の歌手たちもアメリカで現在活躍している黒人系素晴らしい歌手たちが起用されており、音楽、リズム、表情などが見事に表出されています。
この2019年の秋に行われた公演は、メトでのそれまでの興行記録を破り、これまでに前例のない2020年2月に追加公演も行われました。その2020年2月1日の公演は、日本でも2020年4月の「METライブビューイング」で上映されることが決まっています。20ページブックレット付き。なお、歌詞対訳は付属しません。
(ワーナーミュージック)

メトロポリタン歌劇場/ ガーシュウィン:ポーギーとベス(2019)

【曲目】
ガーシュウィン:歌劇「ポーギーとベス」(全曲)

【演奏】
エリック・オーウェンズ(ポーギー:バス・バリトン)
エンジェル・ブルー(べス:ソプラノ)
ゴルダ・シュルツ(クララ:ソプラノ)
ラトニア・ムーア(セリナ:ソプラノ)
デニース・グレイヴス(マリア:メゾ・ソプラノ)
フレデリック・バレンタイン(スポーティング・ライフ:テノール)
アルフレッド・ウォーカー(クラウン;バス・バリトン)
ライアン・スピード・グリーン(ジェイク:バス・バリトン)
メトロポリタン歌劇場管弦楽団&合唱団
デイヴィッド・ロバートソン(指揮)

【収録】
2019年9月、メトロポリタン歌劇場でのライヴ

カテゴリ : ニューリリース

掲載: 2020年02月14日 12:00