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スタインバーグ&ピッツバーグ響の“幻の名盤"ベートーヴェンの交響曲全集がDGより正規盤初CD化!

スタインバーグのベートーヴェン

スタインバーグの“幻の名盤"、DGより初CD化!

ウィリアム・スタインバーグとピッツバーグ交響楽団は1952年に35ミリ・マグネティック・フィルムによるベートーヴェン交響曲全曲録音を始めました。スタインバーグのベートーヴェンに対する真面目で控えめなアプローチは批評家に温かく受け入れられ、作品自身に語らせる指揮者として高く評価されました。しかしLPとして名盤とされながら、なかなかCD化の機会に恵まれませんでした。今回ドイツ・グラモフォンからの初めてのCDとして、1960年代にCommand Classicsに録音されたスタインバーグのベートーヴェン交響曲ツィクルスが発売されます。CD5枚組BOX。
ウィリアム・スタインバーグは1899年、ケルン生まれ。NBC交響楽団でアルトゥーロ・トスカニーニのアシスタントを務めた後、1952年にピッツバーグ交響楽団の音楽監督に就任しました。
(ユニバーサル・ミュージック/IMS)

収録予定
ベートーヴェン:
《CD 1》1) 交響曲第1番ハ長調Op.21、2) 交響曲第3番変ホ長調Op.55『英雄』/《CD 2》1) 交響曲第2番ニ長調Op.36、2) 交響曲第4番変ロ長調Op.60、3) 序曲『レオノーレ』第3番Op.72b/《CD 3》1) 交響曲第5番ハ短調Op.67『運命』、2) 交響曲第6番ヘ長調Op.68『田園』/《CD 4》1) 交響曲第7番イ長調Op.92、2) 交響曲第8番ヘ長調Op.93/《CD 5》交響曲第9番ニ短調Op.125『合唱』

【演奏】エラ・リー(ソプラノ)(第9番)、ヨアンナ・シモンズ(メッゾ・ソプラノ)(第9番)、リチャード・ニーズ(テノール)(第9番)、トーマス・ポール(バス)(第9番)、ピッツバーグ・メンデルスゾーン合唱団(第9番)、ウィリアム・スタインバーグ(指揮)ピッツバーグ交響楽団
【録音】1964年4月27-29日(第1番、第2番)、1963年4月29日-5月1日(第3番)、1962年4月30日-5月2日(第4番、第7番、序曲)、1965年6月7-9日(第5番、第6番)、1966年4月4-8日(第8番、第9番)、ピッツバーグ、ソルジャーズ&セイラーズ・メモリアル・ホール

スタインバーグ

ウィリアム・スタインバーグ
William Steinberg, 1899年8月1日~1978年5月16日
ケルン出身の、ユダヤ系ドイツ人の指揮者。ケルン音楽院に学び、指揮法をヘルマン・アーベントロートに師事。ケルン歌劇場の第2ヴァイオリン奏者となったところを指揮者のオットー・クレンペラーに認められ、彼の助手となり、クレンペラーが同歌劇場を去った1924年には首席指揮者に昇格しました。1930年にフランクフルト歌劇場の音楽監督に就任したが、1933年にナチスによりその地位をはく奪されたため、1936年にイギリス委任統治領パレスチナに移住した。同地でブロニスワフ・フーベルマンらと共にパレスチナ交響楽団(現イスラエル・フィルハーモニー管弦楽団)を結成。同地を訪れた大指揮者アルトゥーロ・トスカニーニに認められ、1938年に渡米してNBC交響楽団を指揮。その後、ニューヨーク・フィルやサンフランシスコ歌劇場に客演し、1944年にアメリカ市民権を獲得。

1945年から1952年までバッファロー・フィルハーモニー管弦楽団、1952年から1976年までのピッツバーグ交響楽団の音楽監督を務め、その間、1958~60年にロンドン・フィルの首席指揮者、1966~68年にニューヨーク・フィルの首席客演指揮者、1969年から1972年までボストン交響楽団の音楽監督という要職を兼任しました。

録音活動はSP時代の1928年にフーベルマンと共演しチャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲を録音。これはSP時代の決定的名盤と言われたもので、日本でも発売されたため、古くからその名は日本のファンにも知られていました。戦後はピッツバーグ交響楽団との米キャピトル、米コマンドへの録音が有名で、ボストン交響楽団の音楽監督時代には米RCA(シューベルトの第9、ブルックナーの第6、管弦楽曲集)と独DG(ホルストの惑星、R.シュトラウスのツァラトゥストラ、ヒンデミット作品集)に各3枚のLPを録音しました。

息子のピンカス・スタインバーグ(1945~)も指揮者で、NHK交響楽団へたびたび客演するなど、現在巨匠として活躍しているのはご承知の通りです。
(タワーレコード 商品本部 板倉重雄)

カテゴリ : ニューリリース | タグ : BEETHOVEN 2020 ボックスセット(クラシック)

掲載: 2020年03月17日 18:00