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ピアニスト西本夏生が、注目の現代スペイン作曲家パスカル・ヒメノの作品を世界初録音!彼女に献呈されたJAZZ的要素のある鮮烈な作品に注目!

西本夏生

西本夏生ピアニストの西本夏生は、東京藝術大学大学院修了後、スペインで学び、第1回サン・ジョヴァンニ・テアッティーノ国際ピアノコンクール第1位を始め、数々の国際コンクールで賞を受賞。特にスペインやラテンアメリカのレパートリーを得意とし、2012年にはニコライ・カプースチンより2曲のピアノデュオ曲“Three for two op.145”“Capriccio op.146”を献呈され、2014年に自身のピアノデュオpiaNAで世界初演を行っており、同時代の作曲家たちから多くの作品が献呈されています。2018年には、ドビュッシー研究の第一人者、青柳いづみこが、ドビュッシー没後100年を記念して録音・制作したアルバムに参加しています。
彼女の初ソロ・アルバムとなる今作では、注目のスペインの作曲家、パスカル・ヒメノの作品を録音。
1974年生まれの作曲家のパスカル・ヒメノは、様々なコンクールでピアニスト、伴奏者として賞を受賞し、演奏活動や教鞭をとる傍ら、基本的に独学で学んだという作曲家として、2020年11月スペイン・マドリードで開催される第21回「スペイン人作曲家国際ピアノコンクール」テーマ作曲家にもなった注目の作曲家。
今作に収録されている作品は、第1集は、彼女のスペインでの師匠レオネル・モラレスに献呈された作品で、もう一つの第2集は彼女に献呈された作品との事で、世界初録音!JAZZ的要素のある鮮烈なピアニズムに注目です。
全音楽譜出版社から楽譜が近日発売予定との事で、このアルバムをきっかけに今後ますます注目を浴びていくことでしょう。
(タワーレコード)

【曲目】
パスカル・ヒメノ: 
Pascual Gimeno (1974-)

Concert-Estudios de Ritmo, Libro 1 (2017)
演奏会用リズム・エチュード 第1集
1.Funky ファンキー
2.Buleria ブレリア
3.Bolero ボレロ
4.Salsa “Lacrimosa Sabrosa” (Basado en el Lacrimosa del Requiem de Verdi)
サルサ “ラクリモーサ・サブローサ”(ヴェルディ《レイクエム》より〈ラクリモーサ〉に基づく)
5.Tango タンゴ
6.Final フィナーレ

Concert-Estudios de Ritmo, Libro 2 (2018)
演奏会用リズム・エチュード 第2集
7.Ex-Samba エクス・サンバ
8.Blues ブルース
9.Swing-i-Au スウィング・イ・アウ
10.Country カントリー
11.Rumba-Bolero ルンバ・ボレロ
12.Cool クール

【演奏】
西本夏生(ピアノ)

【録音】
キラリふじみ 2019年10月15-17日

西本夏生 Natsuki Nishimoto

北海道富良野市出身。早稲田大学卒、東京藝術大学大学院修了。スペインにてカタルーニャ高等音楽院、カステジョン高等音楽院の両修士課程を修了。
特にスペインやラテンアメリカのレパートリーを得意とする。第1回サン・ジョヴァンニ・テアッティーノ国際ピアノコンクール第1位、第6回カンピージョス国際ピアノコンクール第2位、2015年マルタ国際ピアノコンクール第2位、第13回スペイン人作曲家国際ピアノコンクール第3位、第15回ホセ・ロカ国際ピアノコンクール第3位等、数多くの賞を受賞。
本作品の他、同時代の作曲家たちから多くの作品を献呈されている。2012年にはニコライ・カプースチンより2曲のピアノデュオ曲《Three for two op.145》《Capriccio op.146》を献呈され、2014年に自身のピアノデュオpiaNAで世界初演を行った。
これまでにCukurova State交響楽団(トルコ)、Northen Rhin Westfallen Orchesterzentrum室内管弦楽団(ドイツ)、東京フィルハーモニー交響楽団、大阪交響楽団など数々のオーケストラとの共演を重ねる。2017年にはサルヴァドール・ブロトンス指揮、バルセロナ市ウィンドオーケストラとの共演でカプースチン《ピアノ協奏曲第6番》のヨーロッパ初演をスペインにて果たし、その様子は現地のラジオ局カタルーニャ・ラジオにて放送された。
2018年、ピアニスト・文筆家の青柳いづみこ氏企画・監修のアルバム「クロード・ドビュッシーの墓」[R-RESONANCE]に参加。同アルバムは『レコード芸術』誌の特選盤に選出された。2018年、2019年には作曲家千住明氏が音楽監督を務めた「『蜜蜂と遠雷』リーディング・オーケストラコンサート」に参加。?現在、ソロ・室内楽分野において柔軟な活動を国内外で展開し、独自の歩みを続けている。

パスカル・ヒメノ Pascual Gimeno

ビジャレアルにて、オスカル・カンポスの下、ピアノを始める。その後、バルセロナ高等音楽院の上級クラスにて、アントニ・ベセスに師事。大学院ではブレノ・アムブロシニに師事。著名な作曲家ベルト・アッペルモントのレッスンを折りに触れて受講するも、作曲家としての学びは基本的に独学である。
カローサ・デン・サリア声楽コンクールにて伴奏者賞を受賞、またベルガ市ピアノ国際コンクールでの入賞など、数々の国際コンクールにて入賞を果たしている。
カステジョン大劇場やバレンシア音楽堂等にてソリストとして数々のオーケストラと共演。ピアノ伴奏者としては様々な音楽院にて講師を勤め、特にカステジョン高等音楽院では、金管楽器科の伴奏者として10年のキャリアを持つ。また、各種コンクールやオペラ作品での伴奏者としても活動。
その後、ロリン・マゼール、フレデリック・シャスラン、パトリック・フルニリエやジョルディ・ベルナセルなどといった指揮者とともに、バレンシアのオペラハウスであるパラオデレスアーツにてコレペティトールとして活動。また、マイテ・アルベローラ、マルコ・ベルティ、エリザベート・マトス、ヴィットリオ・グリゴーロ、またエルヴィン・シュロットといった歌手たちの伴奏も担当してきた。
現在、カステジョン“メストラ・タレガ”音楽院でピアニスト・伴奏者として教鞭をとりながら、作曲家として活躍している。また、ピアニストのフェルナンド・ソルソナとのコミカル・ピアノデュオ「ヒメノ&ソルソナ」としても活動している。
作品は、室内楽、オーケストラ、声楽と多岐に渡る。数々のピアノ・ソロ作品の中でも、『演奏会用リズム・エチュード』(全音楽譜出版社)は特筆に値する。
2020年11月スペイン・マドリードで開催される第21回「スペイン人作曲家」国際ピアノコンクールのテーマ作曲家。第二次予選では全参加者がヒメノ作品の中から任意の曲を演奏する。

カテゴリ : ニューリリース

掲載: 2020年04月24日 00:00