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「レ・シエクル」トップメンバーによる弦楽六重奏版“田園”&シェーンベルク“浄夜”

レ・プレイアードの田園

「レ・シエクル」トップメンバーによるアンサンブルで、
弦楽六重奏版「田園」登場!

ベートーヴェンの作品はバッハと同様にさまざまな楽器のために編曲されていますが、何と交響曲の弦楽六重奏版が登場。それも管楽器や打楽器の印象の強い「田園」なのが興味津々。

編曲者はベートーヴェンと同時期のミヒャエル・ゴットハルト・フィッシャー(1773-1829)。オルガン音楽の作曲家として知られていますが、「田園」が発表されて2年後にヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ各2本のための充実した編曲を行いました。第2楽章の小鳥の囀り、第4楽章の落雷、第5楽章冒頭のホルンなど弦のソロながら物足りなさはなく、むしろベートーヴェンらしさが増しているのが驚き。

演奏するレ・プレイアードはおうし座のすばる星団のフランス名。全員がロトの率いるピリオド楽器オーケストラ「レ・シエクル」のメンバーで、もちろん今回もピリオド楽器使用。今回は指揮者なしですが、ロトに鍛えられた推進力とリズム感で聴く者の心をとらえて離さない凄みに満ちています。また良く響く楽器とブレンド感も魅力で、高音質録音があますところなく収めています。

カップリングはシェーンベルクの「浄夜」のオリジナル六重奏版。1902年の作品ですが、ピリオド楽器による演奏は初めてと思われます。ヴィブラート控えめの奏法が新鮮で、世紀末的濃厚さが宗教的とさえ感じさせる力強く生々しいエネルギーとなって迫ってきます。
(キングインターナショナル)

ベートーヴェン(フィッシャー編):交響曲第6番Op.68「田園」(弦楽六重奏版)
シェーンベルク:浄夜Op.4

レ・プレイアード
【レティティア・ランジュヴァル、カロリーヌ・フロランヴィユ(ヴァイオリン)、キャロル・ドファン、マリー・クチンスキ(ヴィオラ)、ジェニファー・ハーディ、アマリリス・ヤルチク(チェロ)】

録音:2018、2019年/アミアン文化センター

カテゴリ : ニューリリース | タグ : BEETHOVEN 2020

掲載: 2020年05月21日 12:00