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ロト&LSO最新盤『パヌフニクの遺産第3弾』~12人の作曲家による新作集

ロトのパヌフニク

ロト&LSO最新盤
パヌフニクの遺産シリーズ第3弾!

2017年3月以来ロンドン交響楽団の首席客演指揮者の任にあるロト。これまで「パヌフニク・レガシー・シリーズ」(I: LSO 5061、II: LSO 5070)や、「若きドビュッシーへのオマージュ」(KKC 9417/ LSO 3073)がありますが、パヌフニクの第3弾の登場です!

ポーランド出身のアンジェイ・パヌフニクは、半世紀にわたる後半生をイギリスで送りました。ロンドン響とも縁の深い作曲家であっただけでなく、現在もカミラ未亡人の協力のもと「LSO パヌフニク・スキーム」を通じ毎年有望な若手作曲家を選出して作品発表の機会を設け、彼の偉大さを特別に讃えていることで知られます。今回も、ホルストの「惑星」に「冥王星」を付け足したことで知られる作曲家コリン・マシューズのもと、クラシックだけでなくR&Bも手掛ける異色作曲家アヤンナ・ウィッター=ジョンソン、図形楽譜を用いて作品を書くエヴァン・キャンベル、ジャズの分野でも作曲賞を受賞したセヴァンヌ・ホロックス=ホパイヤン、韓国出身でロンドンに拠点を置き、オーケストラからの委嘱多数のドンフン・シン、作曲家・即興家・ギタリストなど多彩な面をもつアレックス・ロト、7つのエピソードから成る作品を書いたマシュー・サージェント、北米・ヨーロッパで人気のパトリック・ジゲール、ケンブリッジとハーヴァード大学で音楽と詩を学んだサーシャ・シーン、ウェールズ出身のベタン・モルガン=ウィリアムズ、大規模な管弦楽作品を得意とするマイケル・タプリン、受賞多数のベンジャミン・アシュビー、子供向けのオペラなども手掛けるジョアンナ・リーらによる世界発録音の作品を収録。

指揮を務めるのは、この趣旨に賛同して第1弾から引き受けるフランソワ=グザヴィエ・ロト。今回は多彩な作曲家による多彩な作品がそろいましたが、ロトならではの抜群のセンスと推進力、色彩感覚とバランス感覚で、非常に楽しめる1枚となっております。
(キングインターナショナル)

【曲目】
1. アヤンナ・ウィッター=ジョンソン:Fairtrade?
2. エヴァン・キャンベル:Frail Skies
3. セヴァンヌ・ホロックス=ホパイヤン:A Dancing Place (Scherzo)
4. ドンフン・シン:In This Valley of Dying Stars
5. アレックス・ロト:Bone Palace Ballet
6. マシュー・サージェント:but today we collect ads
7. パトリック・ジゲール:Revealing
8. サーシャ・シーン:Ojos Del Cielo
9. ベタン・モルガン=ウィリアムズ:Scoot
10. マイケル・タプリン:Ebbing Tides
11. ベンジャミン・アシュビー:Desires
12. ジョアンナ・リー:Brixton Briefcase

【演奏】
フランソワ・グザヴィエ=ロト(指揮)
ロンドン交響楽団

【録音】
2019年4月26,27日、ジャーウッド・ホール、セント・ルークス

カテゴリ : ニューリリース

掲載: 2020年06月15日 00:00