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カルテット・アロド~シューベルト:弦楽四重奏曲第14番“死と乙女”、第12番“四重奏断章”、第4番

カルテット・アロド

疾風怒濤的な激しさとマッチした真の魅力をあぶり出した画期的解釈演奏!

カルテット・アロドの3枚目のアルバム。彼らの「若さ」、シューベルトの死の予感からイメージされる演奏は期待以上で、『死と乙女』の最初の和音は、エッジの効いた切り込みから完璧に調律されたオルガンのリード管のような完全なるハーモニー。その次に現れるか弱く柔らかい乙女の超弱音のメロディとの対比はこれまでに聴いたことがない表現。歌曲「死と乙女」の詩による死へと誘う悪魔のささやきと、それに抗する乙女の言葉から成り立っていて、この作品をシューベルト自身の死生観が表明されたものだと言う説もありますが、他のシューベルトの作品とは異なり緊密で劇的な構成が特徴となっています。第4楽章のスピード感はハンパなし!これまでアルテミスQ、ヴィジョンQが、かなりの高速でしたがそれ以上速さで突っ走る感覚は、アロドの演奏にまさしくあったもので、コントラストと絶妙な一瞬の休符、そして強弱の対比は大オーケストラなみの幅広いもの。疾風怒濤的な激しさとマッチした真の魅力は知的さと繊細で、緻密な表現がなされています。
(ワーナーミュージック)

『死と乙女』
【収録曲】
シューベルト:
弦楽四重奏曲第14番 ニ短調『死と乙女』D.810
弦楽四重奏曲第12番 ハ短調『四重奏断章』D.703    
弦楽四重奏曲第4番 ハ長調 D.46

【演奏】
カルテット・アロド
[メンバー]
ジョルダン・ヴィクトリア(ヴァイオリン)
アレクサンドル・ヴ(ヴァイオリン)
タンギー・パリソ(ヴィオラ)
サミー・ラシド(チェロ)

【録音】
スイス、ラ・ショー=ド=フォン

<カルテット・アロド>
2013年結成。マチュー・ヘルツォク(元エベーヌ弦楽四重奏団ヴィオラ奏者)、ジャン・シュレム(元ロザムンデ四重奏団ヴィオラ奏者)に師事。また、アルテミス・カルテット、エベーヌ弦楽四重奏団、ディオティマ弦楽四重奏団の指導も受けている。14年FNAPECヨーロッパ・コンクール第1位、15年ニールセン国際室内楽コンクールでは第1位ならびにカール・ニールセン賞および新作演奏賞を受賞、さらに16年ミュンヘン国際音楽コンクールで優勝し、大きな注目を集めた。また、17年イギリスBBCラジオ3の「ニュー・ジェネレーション・アーティスト」に選出される他、18年にはドイツ・エコー賞クラシック部門で新人賞を受賞。フィルハーモニー・ド・パリ、ルーヴル美術館オーディトリアムをはじめとするフランスのコンサートホール、ロンドンのウィグモア・ホールおよびバービカンセンター、ブリュッセルのパレ・デ・ボザール、ザルツブルク・モーツァルテウム、ウィーンのコンツェルトハウスおよび楽友協会、アムステルダム・コンセルトヘボウ、チューリッヒ・トーンハレ、ベルリン・フィルハーモニー、エルプフィルハーモニー・ハンブルク、ストックホルム・コンサートホール、そしてカーネギーホールをはじめとする欧米の主要コンサートホールの多くに出演。
また、ヴェルビエ、モントルー、エクサン・プロヴァンス、サロン・ド・プロヴァンス、フォル・ジュルネ、パブロ・カザルス、ハイデルベルク、ラインガウ、メクレンブルク=フォアポンメルン、ブレーメン、ヴュルツブルク・モーツァルト音楽祭、プラハの春を含む著名国際音楽祭に招かれている。初来日は17年。王子ホール他で公演を行った。アミハイ・グロス、アントワン・タメスティらヴィオラ奏者、エリック・ル・サージュ、アレクサンドル・タロー、アダム・ラルームといったピアニスト、マーティン・フロストをはじめとするクラリネット奏者、ラファエル・ピドゥー、フランソワ・サルク、ジェローム・ペルノー、ブルーノ・フィリップなどのチェロ奏者と共演。
2017年エラート(ワーナークラシックス)と長期専属契約を結び、メンデルスゾーン作品のアルバムでCDデビュー。19年秋、シェーンベルク、ツェムリンスキー、ウェーベルンの作品を収録した最新アルバム『The Mathilde Album』をリリース。メセナ・ミュジカル・ソシエテ・ジェネラルをはじめとする複数の団体、地域から支援を受けている。

カテゴリ : ニューリリース

掲載: 2020年08月21日 00:00