こんにちは、ゲスト

ショッピングカート

注目アイテム詳細

Esbjorn Svensson Trio (E.S.T.)(エスビョルン・スヴェンソン・トリオ)|名作3タイトルが初のLP化

エスビョルン・スヴェンソン・トリオによる名作3タイトルが初のLP化!

 

『Winter In Venice』

Esbjorn Svensson Trio (E.S.T.)(エスビョルン・スヴェンソン・トリオ)

1997年8月録。98年のスウェデッシュ・グラミーBest Jazz Albumを受賞した作品がLPとなって登場。93年録音『When Everyone has Gone』(Dragon), 95年録音『Mr. and Mrs. Handkerchief』(Prophone), 1996年録音『EST plays Monk』(BMG)を経て、のちに切り拓く革新的なESTサウンドにつながる萌芽が記録されたアルバムとして、本作はトリオにとって確実なマイルストーン的な作品となっている。

ビル・エヴァンス系のサウンドで、従来の作品からの延長線上のスタイルを見せながら、トリオ・サウンドは静謐にも、斬新なサウンド・スケープの片鱗をここで見せる。ある種の野望と、自らのオリジナリティを表現する欲求を持っての変容は必然であり、プリパード的な奏法、ドラムン・ベース的なリズムも導入したサウンドも一本の線でつながる。
ヨーロッパ独自の繊細なハーモニーセンス、ジャズ王道のスウィング、フリー・インプロ的なダイナミズム、そして新たなサウンド、リズムを導入した展開、全てが渾然一体となった作品。

 

『Good Morning Susie Soho』

Esbjorn Svensson Trio (E.S.T.)(エスビョルン・スヴェンソン・トリオ)

2000年4月録音。1998年に録音された革新的作品『From Gagarin’s Point Of View』を経て放たれたトリオの進化系が記録されている。

繊細に奏でられるミステリアスな予兆に満ちたオープニングののちに繰り広げられるサウンドは伝統とポップな前衛、アコースティックとエレクトロ、静謐さと破壊力、そうしたパラドックスが美しく共存する完全にオリジナルな世界になっている。

革新的な道を歩んでも、従来のファンを全く失わなかったという稀有な存在でもあり、年間100本ほどのライヴもこなしていたという真のジャズ・ユニットの音は今聴いても新鮮で、おそらく永遠に古びないのでは、と感じさせる。

 

『Plays Monk』

Esbjorn Svensson Trio (E.S.T.)(エスビョルン・スヴェンソン・トリオ)

96年1月録音。原盤はBMGによるもので、93年録音『When Everyone has Gone』(Dragon), 95年録音『Mr. and Mrs. Handkerchief』(Prophone)に続く第三作目となる。

ジャズ好きの父親の影響でモンクの音楽に出会って幼少の頃からその音楽に接し、「決して避けることができないコンポーザー」とモンクについて語るエスビョルン・スヴェンソン。ここには、“シンプルにして複雑、物憂いバラードと、不思議かつ絶対的なバランス感覚を持ったモンク・ミュージック”へのリスペクトがあふれていて興味深い。

その後、決定的な新しいトリオ表現を切り開いていくESTが伝統に忠実に、その真髄を現代に蘇らせた一作品。数あるセロニアス・モンク集の中でも屈指といえる名盤!

タグ : ジャズ復刻&発掘 リイシュー

掲載: 2020年09月11日 14:13