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『マリス・ヤンソンス、バイエルン放送響 ラスト・コンサート』2019年11月8日 カーネギーホール

(c) Astrid Ackermann_klein
(c) Astrid Ackermann_klein

巨匠とオーケストラとの絆が結実した美演!ヤンソンス・ラスト・コンサート
*初回限定特典:バイエルン放送特製パンフレット・・・輸入盤、国内仕様盤、どちらにも付属します。
ヤンソンスとバイエルン放送響の全コンサート記録とBR-KLASSIKでのディスコグラフィを掲載(A5サイズ、英語のみ。全64ページ)。

この録音を聴いていると、様々な想いが去来する。私の知るヤンソンスは、音楽の核心だけを見つめる真摯で虚飾のない音楽家だった。ニューヨークで当演奏会が行われた時、彼を愛するバイエルン放送響の団員たちは、これが最後の機会になることを心の奥底では感じていただろう。ブラームスの「第4」には、彼らの波打つ感情が表れており、聴き手としても、とても普通の気持ちではいられない。--城所孝吉(音楽評論、在ベルリン)

2019年に急逝した名指揮者マリス・ヤンソンス(1943-2019)の最後の演奏会がCD化されます。首席指揮者を務めていたバイエルン放送交響楽団とのカーネギーホールでのコンサートです。ヤンソンスの健康状態がすぐれないことは現地の聴衆にも知られていたようですが、そのことがある種の緊張感をもたらしたのか、「ひとたび指揮台に立つと、驚くほど生気のみなぎった演奏を繰り広げ」、最後は「数十年にわたる音楽への献身に加え、その不屈の精神によってニューヨークの聴衆から敬意に満ちた心からの喝采を受けた」と伝えられます(Seen and Heard Internationalの演奏会評)。ヤンソンスは翌日以降の演奏会をすべてキャンセル、その3週間後には不帰の人となりました。
プログラムは、彼が生涯愛したリヒャルト・シュトラウスの「歌劇《インテルメッツォ》からの4つの交響的間奏曲」と、「4つの最後の歌」(このアルバムには収録されておりません)が前半、後半はブラームスの「交響曲第4番」でした。いずれもたいへん美しい演奏ですが、とりわけブラームスが素晴らしく、終楽章でのたたみかけるような響きの交差のなかから立ち昇る、フルート・ソロの澄み切った音色、トロンボーンから始まるコラールの繊細さなど、オーケストラと巨匠との深い絆と信頼が成せる業と言えるでしょう。ヤンソンス辞世の句、そう思わせる特別な一夜の記録です。
(ナクソス・ジャパン)

R.シュトラウス(1864-1949):
歌劇《インテルメッツォ》からの4つの交響的間奏曲 Op.72
1. 出発前の騒動とワルツの情景
2. 暖炉の前の夢
3. カードゲームのテーブルで
4. 更に元気な決断

ブラームス(1833-1897):
5-8. 交響曲第4番 ホ短調 Op.98
9. ハンガリー舞曲第5番 ト短調(パーロウ版)*アンコール

マリス・ヤンソンス(指揮)
バイエルン放送交響楽団

録音:2019年11月8日
ニューヨーク、カーネギーホール(ライヴ)

カテゴリ : ニューリリース

掲載: 2020年09月18日 18:00