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トリスタン・ペリッチによる50挺のヴァイオリンと50チャンネルの1-bitエレクトロニクスのための、画期的ミニマル・ミュージック!『ドリフト・マルティプライ』

ドリフト・マルティプライ

50挺のヴァイオリンと50チャンネルの1-bitエレクトロニクスのための、画期的ミニマル・ミュージック!

ニューヨークを拠点とする作曲家のトリスタン・ペリッチは、1982年生まれ.コロンビア大学で数学,音楽,コンピュータ・サイエンスを学び.数学,物理学,およびコードにおける単純性の美学にインスパイアされた作曲作品を制作しています。2004年より,あらゆるシーンで用いられている8-bitのサウンドを、さらにミニマルにした1-bitの音楽プロジェクトを展開しています。
ペリッチによる2004年リリースの1ビットミュージックは、電子楽曲をライブで合成するようにプログラムされたマイクロチップとしてリリースされた初めてのアルバムでした。この作品は「エレクトロニックとオーガニックの厳格なる融合」と高い評価を得ました。
彼の次のアルバムであった 『1-bitシンフォニー』は、「その振動には、強烈な催眠の力があり、驚くほど感情的な深みがある」とウォールストリートジャーナルで批評家から高く評価されています。ニューヨーク・タイムズ紙では「彼の最新の回路アルバム。ノイズパターン、シリコンベースの生命体のためのテクノ」と評されました。

ペリッチは、エレクトロニック・ミュージシャンとして、ソナー、ミューテック、バービカンから、様々な国での美術館などから招聘を受け、国際的に演奏しています。2018年には、新宿のNTTインターコミュニケーション・センター(ICC)での「オープン・スペース 2018 イン・トランジション」に出品のため来日もしています。彼は作曲家として、N.Y.で活躍中の打楽器アンサンブルのソー・パーカッション、ロサンゼルス・フィルからも作曲を依頼、オーディオインスタレーション、ビデオ作品、デッサンは、近代美術館や博物館などで国際的に展示されています。

このアルバム『Drift Multiply』は、50挺のヴァイオリンと50チャンネルの1-bitエレクトロニクスのための作品で、ヴァイオリンとスピーカー(サウンド、ハーモニー、ノイズによるカスケード)を融合させたものです。ヴァイオリンは楽譜に書かれた音楽を演奏しますが、スピーカーはそれぞれ1と0のみで構成される最も基本的なデジタル波形である1ビットオーディオを出力するようにプログラムされた特注の回路基板に接続されています。ヴァイオリン奏者とスピーカーは、全て互い違いに並べられています。

「ドリフト・マルティプライは、ペリッチの作品でよく知られるようになった技法が使用されています。急速に深さと密度を高め、フリッカー、カスケード、または波のような動きで音楽の空間全体に広がる調和。そしてパルスまたは音場で表現されたホワイトノイズです。スティーヴ・ライヒをはじめとするミニマル音楽を、エレクトロニックチップによって、音楽のように美しく呼び起こすものだと誰が考えるでしょうか?」と、ジャーナリストのベン・ラトリフ氏は評しています。
この曲は、2018年のレッドブル・ミュージックフェスティヴァルでのニューヨーク聖ヨハネ大聖堂で初演されました。「計算された抽象的な世界と、私たちの周りの物理的な世界との間の境界に、私は興味を持っています。単純な電気パルスのオン・オフ,つまり1と0という情報で構成されたバイナリで制御の音。この音の断片自体は,わずかに変化したり、相殺したり、揃うこともあれば,ぶつかることもあります。その合成した実に基本的な音によって作曲した自分にとってもっとも大規模な作品」と、ペリッチは説明しています。New Amsterdam/Nonesuchのパートナーシップによる発売となります。
(ワーナーミュージック)

『ドリフト・マルティプライ』
【収録曲】
トリスタン・ペリッチ:『ドリフト・マルティプライ』(Part1-10)
(50挺のヴァイオリンと50チャンネルの1-bitエレクトロニクスのための)

【演奏】
ダグ・パーキンス(指揮)
50人のヴァイオリン・アンサンブル
トリスタン・ペリッチ(1-bitエレクトロニクス)

カテゴリ : ニューリリース

掲載: 2020年10月02日 00:00