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マルツィのモーツァルト4番、ベイヌムとのライヴ! カップリングはクレンペラーとのメンデルスゾーン!(UHQCD)

ヨハンナ・マルツィ

マルツィのモーツァルト4番、ベイヌム&ACOとのライヴ!
カップリングはクレンペラーとのメンデルスゾーン!
マルツィの琴線は聴く者の心の琴線に触れてきます

そのナイーヴな感性でファンの心をとらえて離さないマルツィ。遺された録音が少ないことから、各社でライヴ音源の掘り起しが活発な状況となっておりま
す。今回のモーツァルト4番は(1952年に独DGGにヨッフム&バイエルン放送室内管弦楽団とともにスタジオ録音、1962年にシュトゥットガルトでのライヴ
もありますが)51年にコンセルトヘボウ管弦楽団(ACO)の定期演奏会に迎えられたマルツィのライヴ記録。これは初出音源ではないかと思われます。音は放
送原盤から復刻した際のスクラッチノイズがあるものの良好で、マルツィの美音はしっかりとらえられています。演奏もマルツィのテンペラメント燃え盛り、生き
生きと表現、曲との相性は抜群。常任指揮者ベイヌム&ACOも堅実なバックで支えています。
メンデルスゾーン協奏曲はマルツィのメイン・レパートリーのひとつ。英Columbia/EMI/WMへのサヴァリッシュ指揮(1954)とクレツキ指揮(1955)の録音と同じころのライヴで、クレンペラー指揮というのが最大の魅力!1954年ハーグで行われたオランダ音楽祭でのライヴ。クレンペラーにとってハーグ・レジデンティ管弦楽団に客演した最後の公演となりました。これまで数種のLP, CDが出回っていましたが、ピッチが高かったのを、今回初めて修正しています。名盤「スコットランド」「真夏の夜の夢」(EMI録音)でおなじみ、メンデルスゾーンを得意としていたクレンペラーのロマンあふれる濃厚な指揮に、マルツィは繊細な精神の発露!正常ピッチで聴くこの演奏はすこぶる魅力的。清冽でいて、エネルギーの高さも感じられる名演!マルツィの琴線は聴く者の心の琴線に触れてきます。音はノイズが残っていますが、関口台スタジオでのリマスタリング技術で改善、UHQCDによりさらに音質UPになります。
ただし残念なことに、原盤損傷のため第2楽章冒頭のオケ前奏部分(ソロが始まる前)25-30秒が欠落しています。予めご了承ください。
余白にはヘンデルのヴァイオリン・ソナタ作品1の12、1955年の放送用録音を収録。ハープシコードの名手ピヒト=アクセンフェルトがここではピアノを弾いています。こちらはノイズもほとんどなくいい音。演奏もしみじみ聴かせます!この曲については、マルツィは(ほかに2種のライヴCDがありますが)スタジオ録音を残しておらず貴重です。
以上、ヨハンナ・マルツィの貴重な3曲、ファンならずとも垂涎のCDといえるでしょう。
(キングインターナショナル)

【曲目】
1. モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲 第4番 ニ長調 K.218
2. メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲 ホ短調 作品64
3. ヘンデル:ヴァイオリン・ソナタ ヘ長調 作品1の12

【演奏】
ヨハンナ・マルツィ(ヴァイオリン)
(1) エドゥアルト・ファン・ベイヌム(指揮) アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団
(2) オットー・クレンペラー(指揮) ハーグ・レジデンティ管弦楽団
(3) エディット・ピヒト=アクセンフェルト(ピアノ)

【録音】
(1) 1951年1月16日 コンセルトヘボウ、アムステルダム(ライヴ)
(2) 1954年6月23日 ハーグ(ライヴ)
(3) 1955年(放送用スタジオ録音)

Produced by Epitagraph
(原盤:エピタグラフ)

カテゴリ : ニューリリース

掲載: 2020年12月01日 00:00