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ラルス・フォークトの新作はヤナーチェク:ピアノ作品集

ラルス・フォークト

1970年、ドイツ生まれのピアニスト、ラルス・フォークト。古典派、ロマン派、20世紀作品の実演や録音ですでに一定の評価を確立し、現在はパリ室内管の音楽監督を務める実力派です。
最近はロイヤル・ノーザン・シンフォニアを弾き振りし、ベートーヴェンとブラームスの全ピアノ協奏曲をリリース、指揮者としても卓越した才能を披露しています。

そんなフォークトの新作は、深い憂鬱の中に情熱を秘めたヤナーチェクのピアノ曲集。「予感」と「死」の2楽章で構成されたヤナーチェク唯一のピアノ・ソナタをはじめ、内省的な表情に終始する『霧の中で』、夭逝した娘オルガの追悼音楽でもある『草陰の小径にて』。これらヤナーチェクの代表作でもある3作品を、フォークトは作曲家の揺れ動く内面を窺いながら、美しく表情豊かに演奏しています。
(ナクソス・ジャパン)

『ヤナーチェク:ピアノ作品集』
【曲目】
ヤナーチェク(1854-1928):
1-2. ピアノ・ソナタ「1905年10月1日、街頭にて」

霧の中で
3. I. Andante
4. II. Molto adagio
5. III. Andantino
6. IV. Presto

草陰の小径にて 第1集
7. われらの夕べ
8. 散りゆく木の葉
9. 一緒においで
10. フリーデクの聖母マリア
11. 彼女らはツバメのようにしゃべり立てた
12. ことばもなく
13. おやすみ
14. こんなにひどく怯えて
15. 涙ながらに
16. ふくろうは飛び去らなかった

草陰の小径にて 第2集
17. Andante
18. Allegretto - Presto
19. 補遺: Piu mosso
20. 補遺: Allegro
21. 補遺: Vivo

【演奏】
ラルス・フォークト(ピアノ)

【録音】
2016年5月3日…3-6
2019年11月25-27日…1-2,7-21
ドイツ放送、室内楽ホール、ケルン、ドイツ

カテゴリ : ニューリリース

掲載: 2021年01月14日 00:00