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CPO レーベル~2021年2月発売新譜情報(7タイトル)

フリードリヒ・エルンスト・フェスカ

知られざる名曲の発掘、古楽から現代まで幅広く揃えたコレクション、高品質の録音で人気を誇るドイツのCPOレーベル。知られざる名曲の発掘、古楽から現代まで幅広く揃えたコレクション、高品質の録音で人気を誇るドイツのCPOレーベル。

今回は好評のベートーヴェンの愛弟子フェルディナント・リースのフルートを伴う室内楽作品集第3集、フリードリヒ・フェスカの弦楽四重奏曲集第2集(4枚組)、ヒンデミットの秘曲カンタータ“マインツの行列”、20世紀後半に活躍したセルビアの作曲家ヴァシリー・モクラーニャッツのピアノ作品選集など、CD7タイトルがリリースされます。

フェルディナント・リース(1784-1838):フルートと弦楽のための室内楽作品全集 第3集
アルディンゲロ・アンサンブル

ベートーヴェンの愛弟子であり、また傑出した才能を持つピアニストとしてヨーロッパ中で演奏活動を行ったフェルディナント・リース。彼が残した300曲ほどの作品の中から、フルートを伴う室内楽作品を紹介するシリーズです。
第3集では、リースがロンドンに滞在していた1818年に作曲されたフルート五重奏曲と、1830年に作曲された2曲のフルート四重奏曲を収録。どの曲もフルートは独奏楽器としてではなく、弦楽器のパートナーとして扱われており、以前の作品に比べると、更に豊かな響きが生まれています。古典派からロマン派へと移行する時代に、自身の作風を上手く変えながら時代に即した音楽を作り続けたリースの努力が認められるこれらの作品を、アルディンゲロ・アンサンブルが愛情深く演奏しています。
(ナクソス・ジャパン)

フリードリヒ・エルンスト・フェスカ(1789-1826):弦楽四重奏曲集 第2集(4枚組)
アマリリス四重奏団

マクデブルクで生まれたフリードリヒ・フェスカ。音楽愛好家の父と歌手の母を持ち、幼い頃から音楽に興味を示したフェスカは、15歳の時にヴァイオリン協奏曲の公開演奏会を行い好評を博しました。その後はライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団のヴァイオリン奏者を務めるとともに、当時はまだ珍しかった弦楽四重奏による演奏会を開き、この演奏会のために何曲もの優れた弦楽四重奏曲を作曲しています。
彼の四重奏曲シリーズの第2集となるこの4枚組では、1814年頃から1817年頃までに作曲された作品番号2,4,7,14の7曲と、1825年頃に書かれた作品番号36の全8曲を収録。演奏は2011年プレミオ・パオロ・ボルチアーニ弦楽四重奏国際コンクールで1位を獲得したアマリリス四重奏団。若き奏者たちによる気鋭のアンサンブルです。
(ナクソス・ジャパン)

ヒンデミット(1895-1963):カンタータ『マインツの行列』/ウェーバーの主題による交響的変容 他
ヘルマン・ボイマー(指揮)マインツ州立フィルハーモニー管弦楽団

1962年6月23日、マインツ市立劇場で初演されたヒンデミットのカンタータ『マインツの行列』。カール・ツックマイヤーのテキストを用いたこの作品は、マインツ市の起源とされるローマ帝国が築いた軍事拠点「モゴンティアークム」の建設2000周年を記念して、市から委嘱されたもの。ヒンデミットとツックマイヤーはマインツの歴史を丹念に調べ、ローマ人、シャルルマーニュ、フランク人とブルゴーニュ人、ボニファス、ウィリギス、バルバロッサ、ウォルポッド、イゼンブルク、フラウエンロープ、グーテンベルクを含むマインツの歴史を彩る代表的な人々を描写し、この地方の方言をテキストに盛り込みました。作品はプロシア人の登場でクライマックスを迎え、満場の聴衆は喜びを持ってこの作品に拍手を送ったということです。
アルバムには、他2曲のヒンデミット作品とともに、マインツ・カーニバル・ソサエティ(MCV)の創設者ゲオルク・カール・ズレーナーによるカーニバルのテーマソング「ナルハラ行進曲」が収録されています。
(ナクソス・ジャパン)

ヨハン・ヴィルヘルム・ヘルテル(1727-1789):シンフォニアと協奏曲集
ミヒャエル・シェーンハイト(オルガン&指揮)、ベッティーナ・メッサーシュミット(チェロ)、メルセブルク・ホーフムジーク(古楽器使用)

優れたヴィオラ・ダ・ガンバ奏者であったヨハン・クリスティアン・ヘルテルを父に持つヨハン・ヴィルヘルム・ヘルテル。幼い頃からチェンバロ奏者として父の演奏会に随行するとともに、フランツ・ベンダからヴァイオリンを学びました。教育者としても素晴らしい功績を残し、晩年には宗教音楽を中心に数多くの作品を書きあげました。しかし、その作品はほんのわずかしか印刷されなかったため、彼の作品が広く普及することはありませんでした。
このアルバムには1990年代に発見された2曲のチェロ協奏曲を中心に、残存しているオルガン協奏曲とシンフォニアを収録。ドイツ前期古典派のスタイルによるチェロ協奏曲は、同時代のカール・フィリップ・エマニュエル・バッハのチェロ協奏曲を彷彿させる弦とオーケストラの豊かな対話が生きた見事な仕上がりを誇ります。1756-57年頃に作曲されたオルガン協奏曲も、技巧的なオルガンのパッセージが映える壮麗な作品です。
(ナクソス・ジャパン)

ヴァシリー・モクラーニャッツ(1923-1984):ピアノ曲選集
ウラディーミル・グリゴリッチ(ピアノ)

20世紀後半に活躍したセルビアの作曲家ヴァシリー・モクラーニャッツ。音楽家の両親のもとに生まれた彼は、幼い頃から音楽への興味を示し、まずベオグラード音楽アカデミーでピアノを学びました。しかし作曲に興味が移り、ピアノは断念。作曲家、教育者としての道を進むことを決意します。その後は生涯セルビアの音楽教育に多大な貢献を果たしましたが、60歳の時に突然自ら命を絶ってしまいました。未完成の作品が多く残されましたが、これらの作品に関する研究はあまり進んでいません。彼の作風の変遷はおよそ3つの時代に分けることができ、1950年代は民俗的要素が強く、1960年代には抒情的な表現を追求していましたが、1970年代以降には神秘的、瞑想的な要素が強くなり、作品の構造も複雑になっています。このアルバムでは、各時代の特色あふれる作品を収録。知られざる作曲家の姿を追っています。
(ナクソス・ジャパン)

ブルッフ(1838-1920):歌曲選集
ラファエル・フィンガーロス(バリトン)、サーシャ・エル・ムイジ(ピアノ)、他

ドイツの作曲家マックス・ブルッフは、教師で歌手の母から音楽の手ほどきを受け、幼い頃から作曲に才能を示しました。そんな彼が最初に書いたのは一遍の歌曲であり、82歳という長い生涯の最後の作品もまた歌曲でした。
このアルバムに収録された16曲の歌曲は、彼の全生涯にわたって書かれたものですが、決して十二音や無調を採択することのなかった彼の作風には一貫性があり、どの曲も豊かな旋律と溢れる抒情に満ちています。美しい声を披露するのはバリトン歌手ラファエル・フィンガーロス。長年共演を務めるピアニスト、ムイジとともに繊細な歌曲を歌い上げています。またパウル・ハイゼの詩を用いた「悲しみの歌」では、他3人の歌手とヴァイオリンを交えた親密なアンサンブルを聴かせます。
(ナクソス・ジャパン)

再発売
アンドレアス・ロンベルク(1767-1821):オラトリオ『メサイア』
ヘルマン・マックス(指揮)ライニッシェ・カントライ、ダス・クライネ・コンツェルト

2021年に没後200周年を迎えるドイツの作曲家アンドレアス・ロンベルク。従兄弟のチェロ奏者ベルンハルトとともに、優れたヴァイオリン奏者として活躍したロンベルクですが、2008年にリリースされたこのアルバムは彼の珍しい声楽作品「メサイア」の全曲を収録したものです。この作品は彼がボンに滞在していた1793年に書かれたもので、1800年にハンブルクに移った際にも演奏したというお気に入りの作品です。テキストに使われているのは、マーラーの「復活」でおなじみクロプシュトックの詩。曲は荘厳華麗で、終曲のフーガなどにはベートーヴェンの影響もどことなく感じられます。演奏はバロック音楽のスペシャリスト、マックス率いるダス・クライネ・コンツェルト。お求めやすい価格にての再発売です。
(ナクソス・ジャパン)

2021年1月発売分はこちら>>>

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カテゴリ : ニューリリース

掲載: 2021年01月25日 00:00