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CPO レーベル~2021年4月発売新譜情報(7タイトル)

J.S.バッハ

知られざる名曲の発掘、古楽から現代まで幅広く揃えたコレクション、高品質の録音で人気を誇るドイツのCPOレーベル。知られざる名曲の発掘、古楽から現代まで幅広く揃えたコレクション、高品質の録音で人気を誇るドイツのCPOレーベル。

今回はデンマークの古楽オーケストラ、コンチェルト・コペンハーゲンとモルテンセンによるバッハの“管弦楽組曲(序曲)”オリジナル版に、第1集が好評を博したボストック&南西ドイツ・プフォルツハイム室内管による『弦楽のためのイギリス音楽集第2集』、イギリスの作曲家チプリアーニ・ポッターの“交響曲第1番”&“序奏と軍隊風ロンド”、ミンゲット四重奏団によるメンデルスゾーンの『弦楽四重奏曲集第3集』など、CD7タイトルがリリースされます。

J.S.バッハ(1685-1750):管弦楽組曲(序曲)BWV1066-1069(オリジナル版)
ラース・ウルリク・モルテンセン(指揮)コンチェルト・コペンハーゲン(古楽器使用)

通常「管弦楽組曲」と呼ばれるJ.S.バッハのBWV1066から1069までの4作品。バッハ自身はこれらの作品を「組曲」とは呼ばず「フランス風の序曲から始まる作品」と称していたとされます。近年の研究によると、作曲年代もこれまで想定されていた年代よりはるか以前のヴァイマール、及びケーテン時代の作品と推測されており、譜面に記されたトランペットやティンパニは、後年、ライプツィヒで演奏するために追加された可能性も指摘されています。
自筆のスコアは散逸してしまいましたが、モルテンセンは研究結果が反映されたオリジナル・ヴァージョンで演奏、バッハがもともと意図したであろう、小規模なアンサンブルによる組曲として聴かせます。例えば特徴的な第3序曲(組曲)のトランペットとティンパニは省かれていますが、作品の美しさは全く損なわれていません。デンマークを代表するバロック・アンサンブル、コンチェルト・コペンハーゲンによる演奏です。
(ナクソス・ジャパン)

弦楽のためのイギリス音楽集 第2集~ウィルソン、バントック
ダグラス・ボストック(指揮)南西ドイツ・プフォルツハイム室内管弦楽団

第1集が好評を博した「弦楽のためのイギリス音楽集」。第2集には後期ロマン派に属する2人の作品が収録されています。
バントックはバーミンガム総合大学音楽科教授を務めた作曲家で、長大な交響曲を残したハヴァーガル・ブライアンの親しい友人としても名を残しています。セレナード「西の果てから」は1912年、ヘレフォードで開催された「スリー・クワイア・フェスティヴァル」からの委嘱作品。ヘレフォードはイングランド西部にあるため「西の果てから」と名付けられました。この曲を演奏したダグラス・ボストックが「この曲はセレナードではありません」と語ったほど、シンフォニックで簡潔に整理された厳しい表情を持つ素晴らしい"弦楽のための交響曲"です。
他にはバントックが愛したスコットランドの旋律が用いられた組曲と、シェイクスピアの劇のための作品で知られるウィルソンの6つの小品で構成された組曲が収録されています。
(ナクソス・ジャパン)

チプリアーニ・ポッター(1792-1871):交響曲 第1番、序奏と軍隊風ロンド、他
クレア・フアンチ(ピアノ)、ハワード・グリフィス(指揮)BBCウェールズ・ナショナル管弦楽団

イギリス出身のピアニスト、作曲家チプリアーニ・ポッター。幼い頃、父より音楽の手ほどきを受け、その後トーマス・アトウッド、ウィリアム・クロッチ、ヨーゼフ・ヴェルフルらから作曲の指導を受けましたが、イングランドでは名声を得るチャンスがないと判断した彼は、1817年にウィーンに旅行しベートーヴェンの知遇を得ます。そしてベートーヴェンから紹介されたアロイス・フェルスターに師事して研鑽を積み、イングランドに帰郷。すぐさま人気作曲家、ピアニストとしての名声を獲得します。
彼はベートーヴェンや晩年のモーツァルトの作品を研究し、これらの成果を自身の作品にも取り入れており、ロンドン音楽協会の記念イヴェントでは、このアルバムに収録されているト短調交響曲を含む9曲の交響曲を演奏し称賛を浴びました。「序奏と軍隊風ロンド」は彼のピアニストとしての技術が存分に発揮された輝かしい曲。また、シェイクスピアの戯曲に基づいた「シンベリン」は彼のドラマティックな面が発揮された劇的な作品です。
(ナクソス・ジャパン)

メンデルスゾーン(1809-1847):弦楽四重奏曲集 第3集~第3番&第4番
ミンゲット四重奏団

好評シリーズ、ミンゲット四重奏団によるメンデルスゾーンの弦楽四重奏曲全集。第3集に収録されているのは、1837年から38年に作曲された作品44の1と2の2曲です。これらはスウェーデンのヴァーサ公グスタフに献呈されており、どちらもメンデルスゾーンの熟練した筆致で描かれた名作です。
第3番は冒頭の明るく輝くような旋律が特徴的で、まるでヴァイオリン協奏曲のような味わいを見せています。第4番は作品番号44の3作の中で、最も早く書かれた曲であり、こちらもヴァイオリンが大活躍。第2楽章の美しい旋律も印象的です。
ミンゲット四重奏団は18世紀スペインの哲学者パブロ・ミンゲットの名を冠し、1988年に設立されたアンサンブル。近現代作品をはじめヨゼフ・スークやヘルツォーゲンベルクなど知られざる作品も好んで演奏、作品の魅力を伝えています。
(ナクソス・ジャパン)

ヨハネス・マティアス・シュペルガー(1750-1812):コントラバス協奏曲 第2集
ロマン・パトコロ(コントラバス)、ダグラス・ボストック(指揮)南西ドイツ・プフォルツハイム室内管弦楽団

モラヴィア出身、オーストリアで活躍したコントラバス奏者、作曲家シュペルガーのコントラバス協奏曲集第2集。ウィーンで音楽教育を受け、1777年にプレスブルク(現ブラチスラヴァ)大司教の宮廷楽師に就任。コントラバスのヴィルトゥオーゾとして1778年にウィーン音楽家協会に入会し、自作のコントラバス協奏曲を演奏し名をあげました。40曲以上の交響曲(シンフォニア)と18曲のコントラバス協奏曲の他、数多くの作品を残し、ウィーン楽派の重要な作曲家として名を残しています。
この第2集には第1番と第8番の協奏曲に加え、ハイドンを思わせるシンフォニア第15番を収録。コントラバスの妙技を存分に味わうことができます。ソロを務めるロマン・パトコロは1982年、スロヴァキア生まれのコントラバス奏者。アンネ=ゾフィー・ムターとの数々の共演で知られる若き名手です。
(ナクソス・ジャパン)

ゲオルク・フィリップ・テレマン(1681-1767):復活祭カンタータ集
ミヒャエル・アレクサンダー・ヴィレンズ(指揮)ケルン・アカデミー(古楽器使用)

テレマンは、アイゼナハの宮廷時代(1708-12)、フランクフルト・アム・マイン市の音楽監督時代(1712-21)、ハンブルクの音楽監督時代(1721-67)、この60年間に1700曲以上のカンタータを作曲しています。
このアルバムに収録された「復活祭のためのカンタータ」はハンブルクの音楽監督時代の作品で、オペラ、コンサート、教会音楽の演奏を精力的に行うとともに、作品を次々と出版し高い名声を獲得していた頃に書かれたものです。レチタティーヴォを持たないカンタータは金管楽器と木管楽器のアンサンブルが多用され、聖書の言葉を引用し対位法を駆使したアリアにも重点が置かれています。レチタティーヴォを持つカンタータは、最初のシンフォニアの後に伴奏付きのレチタティーヴォが続き、その後にコラールと精巧に書かれたデュエットが置かれています。 美しい独唱の旋律と荘厳で華麗な合唱、これを彩る楽器の響きが融合した作品を、宗教曲を得意とするソリストたちがケルン・アカデミーとともに、ヴィレンズの指揮で歌い上げています。
(ナクソス・ジャパン)

マックス・ドリシュナー(1891-1971):太陽の賛歌~オルガン作品集(SACDハイブリッド)
フリードヘルム・フランメ(オルガン)

ドイツ後期ロマン派の流れを汲む作曲家、マックス・ドリシュナー。シレジアのプリエボルン(現プシェヴォルノ)で生まれ、ライプツィヒとブレスラウで神学を学びますが、やがて音楽の道を志し、ベルリン音楽アカデミーでワンダ・ランドフスカにピアノ、オルガン、チェンバロを学びます。第一次世界大戦に従軍した彼は左手の指先を失いますが、戦後、独学でバッハ以前の音楽を研究。幅広い知識を身に着け、1923年にはポーランドの都市ブジェクでチェンバロ・コンサートを開催しています。そして青年合唱団を設立するとともに、ブジェクの聖ニコライ教会のオルガニストに就任。この時期に数多くのオルガン作品を作曲しました。しかし、1945年にブシェクが軍事要塞になったため、彼はプシェヴォルノに避難し、ここでも地域の教会のオルガニストを務めています。
彼のオルガン作品のほとんどは教会での演奏のために書かれた、聴衆が難なく理解できるような魅力的な音楽であり、小さなオルガン、またはピアノでも演奏できるほどにシンプルなのが特徴。代表作の「太陽の賛歌」は生まれ故郷のシレジアの日の出を想起させる作品で、いくつかの詩篇の旋律を引用した8小節のメロディを34回引用するというもの。ホ長調を起点としながら、複雑なリズムを駆使した様々な旋律が絡み合う壮大な仕上がりを見せています。
(ナクソス・ジャパン)

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カテゴリ : ニューリリース

掲載: 2021年03月23日 00:00