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古楽アンサンブル「クァドリーガ・コンソート」の新録音!スカンジナビア半島とイギリス諸島の歌と器楽による夏至をテーマにした民謡集『ミッドサマー』

クァドリーガ・コンソート

スカンジナビア半島とイギリス諸島の歌と器楽による、夏至をテーマにしたルネッサンス風アンサンブル曲。

2013年ドイツ・ハルモニア・ムンディからインターナショナル発売された『寒い冬の日に』、そして2015年の『冬の喜び』も古楽系のアルバムとしては世界的にベストセラーとなった、クァドリーガ・コンソート。古楽をポップ・ミュージックの起源ととらえ、イギリス中世のバラードと歌曲、ケルトと宮廷音楽の伝統から陽気なダンス音楽に至るまで、ピリオド楽器を使用して親しみやすい音楽を奏で注目を浴びているオリジナル楽器のアンサンブルです。古風なメロディは、彼らの本格的な音楽の基礎となり、斬新な解釈は、ヨーロッパの若者の心をも揺さぶっています。

このアルバムでは、スカンジナビア半島とイギリス諸島の歌と器楽による、夏至をテーマにした作品を収録しています。夏至は常に極北の人々にとって特別な意味を持っており、昔からの習慣や郷土色のあるお祭りで祝われています。
クァドリーガ・コンソートは、スウェーデン、デンマーク、イングランド、アイルランド、スコットランドの民謡や俗謡から、これらの活気に満ちたお祝いと北欧の夏至に基づいた伝統的な歌やメロディをセレクト、そのうちの1つ「イダのサマーソング」は、スウェーデンとドイツの学校で今でも非常に人気のある曲で、その歌詞は有名な児童文学作家のアストリッド・リンドグレーンによって書かれています。

アルバムのほとんどの曲は、アンサンブルのリーダーであるニコラウス・ネヴェルクラによって、リコーダー、ヴィオラ・ダ・ガンバ、パーカッション、チェンバロなどの6声部の器楽のために編曲、そしてヴォーカルのゾフィー・エダーが加わっています。
選曲された器楽舞曲の多くは、リールの「夏の最初の月」や、ジグの「緑の牧草地」「青い夏の空のひばり」など、すでに「夏」がタイトルに含まれています。
「私たちの庭で」では、1923年に書かれたヒューゴ・アルヴェーンによる合唱を通じて世界的に有名になった古いスウェーデンの民謡も聞くことができ、その歌詞は青々と豊かに生い茂る植物を描いています。
1885年にデンマークの詩人ホルガ・ドラクマンの作詞である「愛する祖国」は、デンマークのソルスティス・フェスティバルのための民謡と長い間考えられてきましたが、このアルバムでは、夏だけでなく長い夜を夢見ることができる、雰囲気のある多様なアルバムとしての作成に成功しています。

「現在のポップスがテーマにしている愛や憧れ、喜びや悲しみの表現は、昔の歌と比較するとあまりにも薄っぺら。それほど古典歌曲や音楽は直感的な力を持っているのです」と語るリーダーノネヴェルクラ。英国、スコットランド、アイルランドの数多くの民謡を、古めかしい音楽としてではなく、現代的で新鮮な感覚で演奏しています。
(ソニーミュージック)

『ミッドサマー』
【曲目】
スェーデン民謡:私のヤギ
スウェーデン民謡:ミカエルの日
ネヴェルクラ:マギーの秘密(イングランド)
ネヴェルクラ:美しい五月(イングランド)
スウェーデン民謡:ヘレフォルスネスのポルスカ
ウェーデン民謡:Reel efter Ritäkt Jerk
デンマーク民謡:愛する祖国
スコットランド民謡:今宵の眠りは忙しない
リチャード・ロビンソン:最後の閃光(スコットランド)
ゲオルグ・リーデル:イダのサマーソング(スウェーデン)
ネヴェルクラ:美しい木々の葉(イングランド)
スウェーデン民謡:私たちの庭
ネヴェルクラ:夏至のキャロル(イングランド)
イングランド民謡:ソヴェイ、ソヴェイ
アイルランド民謡:青い夏の空のひばり
スウェーデン/フィンランド民謡:ブログの息子
スコットランド民謡:プイルト・ア・ベウル(口で紡ぐ音楽)
イングランド民謡:外に出てみると
ネヴェルクラ:大好きな弟(アイルランド)
ネヴェルクラ:夏至の宵(イングランド)
アイルランド民謡:夏の最初の月[リール]
アイルランド民謡:緑の牧草地[ジグ]
スコットランド民謡:ロッホ・ローモンド(ローモンド湖)

【演奏】
ニコラウス・ネヴェルクラ(リーダー、チェンバロ、アレンジ)
クァドリーガ・コンソート(ルネッサンス・アンサンブル)

【録音】
2020年8月3-8日、オーストリア、フライシュタット、ザルツホフ

カテゴリ : ニューリリース

掲載: 2021年03月26日 12:00