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Naxos~2022年4月第1回発売新譜情報(6タイトル)

マリピエロ/ゲディーニ/カゼッラ:チェロと管弦楽のための作品集

今回は20世紀イタリアのチェロと管弦楽のための作品集に、パウル・ヴラニツキーの管弦楽作品集第4集、アメリカの女性作曲家マーガレット・ブラウワーの歌曲と室内楽作品集、『ヴォーン・ウィリアムズ・アンソロジー(8枚組)』、MARCO POLOレーベルレーベルからの移行盤『ロード・バーナーズ:歌劇《聖体秘蹟の馬車》(英語歌唱)』など、CD6タイトルがリリースされます。

マリピエロ/ゲディーニ/カゼッラ:チェロと管弦楽のための作品集
ニコライ・シュガーエフ(チェロ)、ヴァレンティン・ウリュービン(指揮)ロストフ・アカデミー交響楽団

このアルバムに採り上げられた3人の作曲家は、いずれもチェロとのかかわりが深く、マリピエロの甥リッカルドはミラノ・スカラ座のチェロ奏者を務め、ゲディーニは自身が幼い頃からチェロを学んでいます。またカゼッラは父、叔父、祖父がチェリストという家系に生まれており、子供時代からチェロを弾いていましたが、ピアノのほうが才能があることがわかり、転向したという経歴を持っています。
そんな3人のチェロのための作品は、どれもソリストとオーケストラが協力して様々な雰囲気を探求するもので、チェロのみが名人芸を発揮することはありません。マリピエロとゲディーニの曲は、どちらも18世紀のコンチェルト・グロッソ風の雰囲気を持っており、ソリストとオーケストラの立場は対等なものとして書かれています。またカゼッラの作品は協奏曲を書くためのオーケストレーションの練習的な作品で、やはりチェロとオーケストラのバランスに大きな注意が払われています。1988年モスクワ生まれのチェリスト、シュガーエフの演奏で。
(ナクソス・ジャパン)

世界初録音
パウル・ヴラニツキー(1756-1808):管弦楽作品集 第4集
マレク・シュティレツ(指揮)チェコ室内管弦楽団パルドビツェ

モラヴィア出身の作曲家パウル(パヴェル)・ヴラニツキーの管弦楽作品集第4集。20歳の時に活躍の機会を求めウィーンに移住、ハイドンやモーツァルトと交流を深めた他、彼の作曲スタイルはベートーヴェンの初期の交響曲にも影響を与えるなど、1790年代後半のウィーンにおける最も重要な交響曲作曲家の一人としてみなされました。またウィーン宮廷劇場オーケストラの監督としても活躍し、舞台作品も数多く遺しています。このバレエ『森の娘』は円熟期の作品で、彼の最大の成功作の一つ。狩りに出かけたポーランドの王子が出会った野性的な少女を巡る物語は、彼の軽快な音楽とともにウィーンの人々を魅了しただけではなく、ヨーロッパ各地で上演され、ベートーヴェンやウェーバーにも影響を与えたとされています。また「パストラーレとアルマンド」はヴラニツキーを寵愛していた皇后マリー・テレーズのために書かれた上品な作品です。
(ナクソス・ジャパン)

世界初録音
ブラトヴィチ/ニクチェヴィチ:ギター・デュオ作品集
スルジャン・ブラトヴィチ(ギター)、ダルコ・ニクチェヴィチ(ギター)

モンテネグロ出身の2人のギタリスト、ブラトヴィチとニクチェヴィチが奏でる独創的なギター・デュオ作品集。今回のアルバムでは2020年から2021年に書かれた曲が紹介されており、この中にはコロナ禍での静止した世界を描いた作品「フィール・ザ・モーメント」や、彼らの特徴である心躍る地中海のリズムから、オリエンタルな中東の雰囲気、スラブとバルカンの影響など様々な要素が反映されたエキサイティングな作品が楽しめます。その透明感のある耳なじみのよい旋律は、人間の心の最も深くにあるとされる、美しい感情を表現しています。
(ナクソス・ジャパン)

世界初録音
マーガレット・ブラウワー(1940-):歌曲と室内楽作品集
サラ・ビーティ(メゾ・ソプラノ)、ブライアン・スクーグ(テノール)、他

ニューヨーク・タイムズ紙で「独特の魅惑的なハーモニーの世界に棲む」と称賛されたアメリカの女性作曲家マーガレット・ブラウワーの作品集。1996年から2008年までクリーヴランド音楽院作曲科の主任教授を務め、種々の名誉ある賞を受賞、オーケストラや演奏家からも数多くの委嘱を受けています。
このアルバムには最近書かれた作品が収録されており、愛する心を内面から描いた「ラプソティック・ソナタ」、暴力や戦争をテーマにした「宣言」、新型コロナウイルス感染症が大流行し、人々が孤立し生活に制限がかけられた2020年の夏に書かれた「私は叫ぶ-夏2020」など社会的な問題が採り上げられています。最後に置かれた「すべての回線がまだ通話中」は風刺の効いたモノローグ。電話で「待たされた」経験のある人なら作品に共感すると思います。
(ナクソス・ジャパン)

MARCO POLO 8.22515のレーベル移行盤
ロード・バーナーズ(1883-1950):歌劇《聖体秘蹟の馬車》(英語歌唱)
ニコラス・クレオバリー(指揮)BBCスコティッシュ交響楽団、他

イギリスの作曲家・小説家・画家、ロード・バーナーズ(バーナーズ卿)。本名はジェラルド・ヒュー・ティアウイット=ウィルソンという名門バーナーズ家の第14代男爵です。イートン・カレッジで学び爵位を継承するまでは外交官として活躍、音楽家としても才能を発揮しました。この歌劇《聖体秘蹟の馬車》は、1917年にバーナーズがメリメの戯曲を見て、感動したことから書かれた作品。原作戯曲の持つ優雅さに魅了されたバーナーズは、軽妙さを活かすために序曲や前奏曲を省き、さまざまな場面が次々と登場するという戯曲そのままに、音楽を書き上げました。作品は1920年に完成、1924年にエルネスト・アンセルメの指揮で初演されました。もともとはフランス語の台本に作曲されましたが、このアルバムでは英語で歌われています。「ペルー奇想曲」は、歌劇の中から印象的な旋律をコンスタント・ランバートが1曲にまとめたものです。
(ナクソス・ジャパン)

『ヴォーン・ウィリアムズ・アンソロジー』(8枚組)
ポール・ダニエル(指揮)、ケース・バケルス(指揮)、ボーンマス交響楽団、マッジーニ四重奏団、他

ヴォーン・ウィリアムズ(1872-1958)が作曲家として認められたのは、30歳頃と遅咲きだったにもかかわらず、9曲の交響曲をはじめ、管弦楽作品から協奏的作品、室内楽曲、声楽曲、歌曲にわたる幅広いジャンルの作品を残しており、イギリスの田園風景を思わせる牧歌的な作風による作品は、多くの人々に愛されています。このBOXではグラモフォン誌で絶賛された交響曲第1番「海」を含む4曲の交響曲を中心に、トマス・タリスの主題による幻想曲、「グリーンスリーヴス」による幻想曲、ヴァイオリン協奏曲ともいえる「揚げひばり」などの代表的な管弦楽曲をはじめ、ヴォーン・ウィリアムズ作品における最良の解釈を聞かせるマッジーニ四重奏団による2曲の弦楽四重奏、英国合唱作品の伝統を継承する「ミサ曲ト短調」やカンタータ『光の息子たち』などの声楽作品を収録。ヴォーン・ウィリアムズの多岐にわたる創作から選んだ名曲をCD8枚にまとめました。
ポール・ダニエル、ケース・バケルス指揮のボーンマス交響楽団、デイヴィッド・ロイド=ジョーンズが指揮するロイヤル・リヴァプール・フィルハーモニー管弦楽団をはじめ、ジェイムス・ジャッド指揮のニュージーランド交響楽団、サルヴァトーレ・ディ・ヴィットリオが指揮するニューヨーク室内管弦楽団たちまで、真摯で熱の入った演奏でお楽しみいただけるBOXです。
(ナクソス・ジャパン)

『ヴォーン・ウィリアムズ・アンソロジー(8枚組)』の特集ページはこちら>>>

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カテゴリ : ニューリリース

掲載: 2022年03月09日 00:00