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クリスティアン・ゲルハーヘルがホリガー&バーゼル室内管との共演で、オトマール・シェックの“歌曲集「エレジー」”を録音!

Christian Gerhaher

現代最高のリート歌手ゲルハーヘルが、ドイツ・リートの終着点ともいえるスイスの作曲家シェックの代表作に挑む。鋭敏なサウンドパレットを織り成すハインツ・ホリガーの指揮のもと、インティメートかつ豊穣な音世界に耽溺できる名歌曲集の決定的演奏が実現。

チューリヒとライプツィヒで作曲を学び、レーガーに師事した20世紀スイスの作曲家オトマール・シェック。シェックの歌曲集はレーガーの影響はあまり受けていませんが、声楽曲の分野で300以上の作品を残し.特にドイツ・リートの伝統を受け継ぐ意味で重要な作曲家です。保守的な作風を持ち、その特徴は寡黙でありながら重い情熱で満たされたロマンの香りを色濃く残したものでありました。

チューリヒとライプツィヒで作曲を学び、レーガーに師事した20世紀スイスの作曲家オトマール・シェック。シェックの歌曲集はレーガーの影響はあまり受けていませんが、声楽曲の分野で300以上の作品を残し.特にドイツ・リートの伝統を受け継ぐ意味で重要な作曲家です。保守的な作風を持ち、その特徴は寡黙でありながら重い情熱で満たされたロマンの香りを色濃く残したものでありました。

この歌曲集はバリトンと室内オーケストラのために書かれていますが、最初の音符から、リスナーはシェックの世界に引き込まれていきます。想像力に富んだ24の歌曲は、独創的で繊細な色彩に満ちています。たとえば、3番目の曲「Stille Sicherheit」(静かな確実性)はわずか1分半の曲ですが、集約された感情が詰め込まれています。同じことが11曲目の「Vesper」(晩課)についても言えます。シェックのハーモニーとオーケストラのパレットは繊細の極みで、その上に浮かぶバリトンのメロディが美しく描かれ、詩に込められた内面の動きが歌いだされていきます。

今やドイツ・リート界での最高峰として揺るぎない地位を確立しているバリトン、クリスティアン・ゲルハーヘル。シェックのリート世界に魅了され、2009年にはこえまたシェックの代表作である歌曲集「ノットウルノ」をロザムンデ四重奏団とECMに録音しています。美しく明快なドイツ語のディクションによって、一つ一つの単語に込められた作曲家の思いや情景が鮮明に浮かび上がってくるのがゲルハーヘルの持ち味。師フィッシャー=ディースカウが得意としたシェック作品の21世紀の解釈者として、ゲルハーヘルほどの適任者はいないでしょう。

共演は、昨年超絶的なシューベルトの交響曲全集を完成させ、「レコード・アカデミー賞」を受賞したハインツ・ホリガー指揮するバーゼル室内管弦楽団。このシェックの「エレジー」は、ホリガー/バーゼルのシューベルト・チクルスの最終回に、「未完成」交響曲などと併せて取り上げられました。ホリガーの鋭敏極まる指揮が、ゲルハーヘルとともに、作品に内包する揺れ動く感情を繊細に汲み取っています。
(ソニーミュージック)

【収録内容】
オトマール・シェック(1886-1957):
歌曲集『エレジー(悲歌)』Op.36(バリトンと室内オーケストラのための)

【演奏】
クリスティアン・ゲルハーヘル(バリトン)
ハインツ・ホリガー(指揮)
バーゼル室内管弦楽団

【録音】
2020年3月7-9日、スイス、ラントガストホフ・リーエン

カテゴリ : ニューリリース

掲載: 2022年03月24日 00:00