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週刊ライドオンタイム 第5号

タグ : 週刊ライドオンタイム シティ・ポップ

掲載: 2022年05月20日 12:00

山下達郎

週刊ライドオンタイム Vol.1

11年ぶりとはオマタツが過ぎますが、山下達郎、待望のオリジナルアルバム『SOFTLY』発売のビッグニュースにいてもたってもいられないタワレコスタッフにより結成された<週刊ライドオンタイム編集部>による音盤紹介コラム。ニューアルバム『SOFTLY』発売まで毎週upしてまいります、ひとつよしなに!

【今回は…】
『週刊ライドオンタイム』第5週は“サンソン”でもおなじみの“スウィートソウル”特集をお届け致します!甘美なまでのメロディ、コーラスワーク、胸に迫りくるリードのテナー~ファルセット・・・そんな“甘く・切ない”世界を体現したヴォーカル・グループをご紹介。デトロイト~シカゴ~フィラデルフィア、スタイルも様々な絶品“スウィートソウル”を是非ご賞味ください! (タワーレコード:カワタツ)

Enchantment『エンチャントメント』

“サンソン”でも何度かオンエアされているデトロイトのヴォーカルグループのデビュー作。“スウィートソウル”と聞いて、私の脳裏に直ぐ浮かぶのが、この“カエル・ジャケ”!敏腕プロデュ―サー、マイケル・ストークスの代表的な仕事と言っても過言ではない本作ですが、グレイトなミディアムが目白押しでモダンなメロディに乗るリード,エマニュエル・ジョンソンのハイテナーが極上。しかし何といっても”スウィートソウル・バラード”の最高峰“GLORIA”に尽きる。彼女の名前を高らかに叫ぶジョンソンの実直な歌いぶりはシンプルなメロディと美しいコーラスも相まってどこまでも崇高です。


Windy City『レット・ミー・ライド』

達郎さんコーナーでシカゴソウルを語るのは恐縮の極みでございますが、“スウィートソウル”で外せないのが、達郎さんの名曲と同じく“風の街”シカゴの愛称を冠した5人組ヴォーカル・グループ77年唯一の作品。シカゴソウルの御大カール・ディヴィスのプロデュ―スらしく、伝統的なシカゴマナーなミッド~スロウがアダルトで艶のあるコーラスとテナーを際立たせる。南部の職人サム・ディーズ作の「Win Or Lose」も存分に増したメロウネスが切なさを醸し出す。ちなみにサンソンでは好事家垂涎シングルオンリーの「I Still Love You」をオンエアするあたり流石としか言いようがありません。


Ron Henderson & Choice Of Colour『ソウル・ジャンクション』

70年代屈指のモダン・スウィートソウル皿であり、激レア盤として有名なチェルシーオリジナル・ジャケで復刻と話題性の高い本作だが、その内容こそ、名盤として崇められる所以である。華麗なストリングスとロン・ヘンダーソンのファルセットに出迎えられるオープナー「I'll Be Around」からスウィートソウル・ファンは胸高鳴り、語りから入る王道ミッドバラード「Don't Take Her For Granted」と非の打ちどころがない。スペイシーな擬音と滑らかなコーラスが高揚感を誘うイントロでノックアウトなシングルオンリーの「Gemini Lady」がハイライト。


Various Artists『Ready Or Not - Thom Bell's Philly Soul Arrangements & Productions 1965-1978』

デルフォニックス「La-La (Means I Love You)」「Didn't I (Blow Your Mind This Time)」、スタイリスティックス「You Are Everything」、そしてスピナーズの傑作群など、スウィートソウルの名曲を数多く生み出し、ソフィスティケイトされたフィリーソウルの代名詞としてソングライターの殿堂入りを果たしたトム・ベルの作品集。これが単なる関連作の寄せ集めでないことはKENTの過去の仕事を見れば分かりますが、デルフォニックスのシングルオンリーな名曲「You've Been Untrue」をコンパイルするあたりは流石であり、それを見逃さない達郎さんにも脱帽。


山下達郎『RIDE ON TIME』

美しさと切なさがこみ上げるピアノの音色に、優しく囁くような「RAINY DAY」・・・、静寂とコーラス&ファルセットでの瞬時の高揚を繰り返す、「これぞスウィートソウル!」と呼びたくなる達郎さんバージョンの「RAINY DAY」が収録された80年作(「モノクローム」に収録の美奈子さんバージョンも浮遊感抜群で極上)。今回のテーマとシンクロする曲が収録されている事も選盤の理由ですが、1曲目「いつか (SOMEDAY)」からクロージングの「おやすみ (KISSING GOODNIGHT)」まで、私の琴線をコントロールするかのように、感動と興奮と癒しを与えてくれる。恐らくこのアルバムに同様の感覚を持たれる方がきっといらっしゃるのではないでしょうか。


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山下達郎、11年ぶりのオリジナルアルバム『SOFTLY』6月22日発売


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