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レシュ=カゼルタ&アンサンブル・エクジ&アンサンブル・エミオリアによる『ローマの勝利』~1686年、フランス王ルイ14世を讃えるローマの祝典の仮想的再現


[Château de Versailles Spectacles 公式チャンネルより]

マドゥーフ兄弟らも参加! 大合奏に拡大されたコレッリ作品の響きに迫る

長きにわたる治世の間、ヨーロッパ全土に轟く覇権を確かなものとし続けたフランス王ルイ14世。カトリック総本山ローマは枢機卿マザランのかつての職場である上、中世のフランス王、ルイ聖王にちなんだサン・ルイージ・デイ・フランチェージ教会のような場所もあり、ルイ14世とは決して無縁の場所ではありませんでした。
実際そこでは1686年にルイ14世に捧げられた音楽会も開かれており、フランスの古楽器奏者たちがヴェルサイユに集って収録されたこのアルバムは、そのローマでの音楽祝典の再現を目指したもの。
ローマを拠点に全欧州に名を轟かせ、フランスの作曲家たちにも大きな影響を与えたコレッリの作品を中心に、サン・ルイージ・デイ・フランチェージ教会に仕えた作曲家メラーニのセレナータも交えて編まれたプログラムを、当時の記録や証言に基づき大編成で演奏しているのが大きな特色です。

コレッリの室内編成向けトリオ・ソナタは当時から大きな編成でも演奏されており、彼が100人規模の大編成を指揮していた記録もあるほど。ここではバロック・アンサンブルとしてはかなり規模の大きい弦楽編成に充実した通奏低音陣、曲によってはトランペット群とティンパニも加え、かの「永遠の都」に響いた祝典の絢爛さを鮮やかに再現しており、その豪奢なサウンドがたまりません。
金管陣には当時通りの指孔なしナチュラル・トランペットを吹きこなすマドゥーフ兄弟らも参加。オーケストラ演奏の原点ともいうべき17世紀の音像に迫った注目すべきアルバムです。
(ナクソス・ジャパン)

『ローマの勝利』 ~1686年、フランス王ルイ14世を讃えるローマの祝典の仮想的再現
【曲目】
アルカンジェロ・コレッリ(1653-1713):
1. トランペットによるシンフォニア ~オラトリオ《聖女ベアトリーチェ・デステ》(ジョヴァンニ・ロレンツォ・ルリエル〔1662-1700〕との共作、1689)序曲より

2-7. トランペットを交えた大シンフォニア ~合奏協奏曲 Op.6-7および Op.6-1による

8. いとも甘美なるソナタ: アダージョ~トリオ・ソナタ Op.2-7より(合奏協奏曲形式による演奏)

9-12. 弦楽合奏による悲しきシンフォニア ~オラトリオ《聖女ベアトリーチェ・デステ》序曲および合奏協奏曲 Op.6-8「聖なる夜に」による

13-15. エコーを伴うソナタ ~トリオ・ソナタ Op.1-9(合奏協奏曲形式による演奏)

アレッサンドロ・メラーニ(1639-1703):
16-24. 夕暮れ時のための合奏付カンタータ「あの好戦的な響きは」 ~コレッリのトリオ・ソナタ Op.2-1からの抜粋を交えて

コレッリ:
25-29. あらゆる楽器を交えての勇壮なシンフォニア ~合奏協奏曲Op.6-4およびOp.6-7による

【演奏】
エマニュエル・ド・ネグリ(ソプラノ)…16-24

アンサンブル・エクジ&アンサンブル・エミオリア(古楽器使用)
エマニュエル・レシュ=カゼルタ(ヴァイオリン・指揮)

独奏群(コンチェルティーノ):
エマニュエル・レシュ=カゼルタ、パトリツィオ・ジェルモーネ(ヴァイオリン)
クレール・ラムケ(チェロ)
ピエール・リンデルクネシュト(テオルボ)
ディエゴ・フェルナンデス=ロドリゲス(チェンバロ)

【録音】
2021年6月15-19日 ヴェルサイユ宮殿「十字軍の間」

レシュ=カゼルタ

カテゴリ : ニューリリース

掲載: 2022年05月24日 00:00