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ハーディング&スウェーデン放送響とアンドルー・ステイプルズが共演!ブリテン:イリュミナシオン

ハーディング

ハーディングが緻密かつ幻想的に響かせる
ブリテンの独唱と器楽のための歌曲集!
繊細で透明感のある器楽の響き
気品あるテノール

ハーディングが、ブリテンによる、(弦楽)オーケストラ伴奏歌曲を録音しました。ハーディングといえば交響曲はもちろん、声楽付きの管弦楽やオペラ(ブリテンのねじの回転も含む)でもその手腕を発揮しているのは誰もが知るところ。ここでも、故郷の作曲家の作品を、手兵スウェーデン放送響の多彩な音色を駆使して、作品の魅力を120%引き出しています。
歌うのは、1979年ロンドン生まれのテノール、アンドルー・ステイプルズ。ロイヤル・オペラ・ハウスでデビューしたのち、ラトル指揮のベルリン・フィルやウィーン・フィルなどとも共演、演奏会やオペラ、リサイタルで活躍する存在で、重すぎず品格ある響きはどこかピーター・ピアーズを思い起こさせる瞬間もあるようで、非常に魅力的です。さらに、フォトグラファーとしてもセンスある写真を多数撮影している存在です。

《イリュミナシオン》は、ランボーの詩によるもの(原語のフランス語で歌われる)。ブリテンは、この詩についてvisions of heaven(天国の光景)と語っており、詩が含有する世界を見事な書法で華麗に音化しています。ハーディングが器楽から引き出す音色がとにかく極彩色で高精度。素晴らしい出来栄えです。

《セレナーデ》ではホルンのクリストファー・パークスのソロが光ります。クリストファー・パークスは1981 年ドンカスター(イギリス)生まれ。はじめにコルネットを習ったあと、7 歳でアルトホルン(イギリスではテナーホルン)をはじめ、15 歳でフレンチホルンに転向。ロンドン・フィルのホルン奏者を務めたのち、2007 年にロイヤル・フィルの首席奏者に就任。2010 年からはスウェーデン放送交響楽団で首席奏者を務めています。

《ノクターン》は8 曲からなり、それぞれの詩は英国を代表する詩人(あるいは作家)のものが採用されています。詩の素晴らしさもですが、各曲で、ファゴットやハープ、ホルン、ティンパニ、コールアングレ、フルートやクラリネットのオブリガート楽器が活躍するのもまた聴きどころの作品。ここではスウェーデン放送響のメンバーたちによる素晴らしいアンサンブルをお楽しみいただけます。

1975年生まれのハーディングが、ここにきてさらに充実していることを感じさせると同時に、作品についての明確なヴィジョンを持っていることが、音からも実によく伝わってくる、秀逸な演奏です。
(キングインターナショナル)

【曲目】
ブリテン(1913-1976):
・イリュミナシオン op.18(高声と弦楽オーケストラのための、1939年/アルテュール・ランボー詩)
〔1. ファンファーレ(Fanfare) 2.都会(Villes) 3a.フレーズ(Phrase) 3b.アンティーク(Antique) 4.王族(Royauté) 5.海の景色(Marine) 6.間奏曲(Interlude) 7.ビーング・ビューティアス(Being Beauteous) 8.パラード(Parade) 9.たびだち(Départ)〕

・セレナード op.31(ホルン、テノールと弦のための、1943年)
〔1.プロローグ(器楽) 2.パストラル(チャールズ・コットン) 3.ノクターン(アルフレード・ロード・テニソン) 4.エレジー(ウィリアム・ブレイク) 5.挽歌(Dirge)(作詞者不明、15世紀) 6.聖歌(Hymn)(ベン・ジョンソン) 7.ソネット(ジョン・キーツ) 8.エ
ピローグ(器楽)〕

・ノクターン op.60(テノール、6つのオブリガート楽器と弦楽のための、1958年)
〔1.詩人の唇の上で私は眠っていた(詩:パーシー・ビッシュ・シェリー) 2.深い海の雷鳴の下(詩:アルフレッド・テニスン)3.木の葉の衣をまとって(詩:サミュエル・テイラー・コールリッジ) 4.真夜中の鐘が鳴る(詩:トーマス・ミドルトン) 5.しかしその夜、私はベッドに横たわって(詩:ウィリアム・ワーズワース) 6.彼女は眠る、穏やか最後の息で(詩:ウィルフレード・オーウェン) 7. 夏の風よりやさしいものがあるだろうか?(詩:ジョン・キーツ) 8.目をつぶっているときが、いちばんよく見える(詩:ウィリアム・シェイクスピア)〕

【演奏】
アンドルー・ステイプルズ(テノール)
クリストファー・パークス(ホルン)
スウェーデン放送交響楽団
ダニエル・ハーディング(指揮)

【録音】
2018年3月、2019年5月、ベルワルト・ホール(ストックホルム)

カテゴリ : ニューリリース

掲載: 2022年06月03日 00:00