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ベスティオン・ド・カンブラ&アンサンブル・レ・シュルプリーズ~ラモー:“アストレの帰還”、“シバリスの住民たち”


[Alpha Classics 公式チャンネルより]

ラモー芸術の粋が詰まった稀少な二つの“1幕物”。フランス最前線の精鋭陣による演奏で

1733年、齢50の年に初めてのオペラ《イポリートとアリシ》で物議を醸して以来、遅咲きながら瞬く間にフランスで最も話題の舞台音楽作曲家となったラモー。独自の作風を見出し名声の絶頂を迎えた彼の評判は間もなくルイ15世の王室に届き、1740年代には王の公妾となった稀代の文化人ポンパドゥール夫人からの愛顧を受けつつ、独特な作風をより洗練されたものへと進化させてゆきます。

フランス最前線の古楽シーンから届いた今回の録音では、そんな時期にポンパドゥール夫人の肝煎りで複数回上演された音楽劇《愛の驚き》から、過去に録音されることのなかったプロローグ(序幕)と、1757年の再演時に新たに挿入された第2幕の原型となった《シバリスの住民たち》を収録。

すでに名歌手ヴェロニク・ジャンスとの共演盤『PASSION』(ALPHA747/国内仕様NYCX-10234)でフランス古楽との抜群の相性を印象づけたアンサンブル・レ・シュルプリーズが、俊才歌手たちとともに、両作品の細部にいたるまで徹底的に吟味した解釈で比類ない名演に昇華。
詩句の味わいを活かした歌唱もさることながら、無孔ナチュラル・トランペットを吹きこなすマドゥーフ兄弟やボンポルティ国際コンクール優勝者でもあるヴァイオリンの出口実祈など、注目すべき演奏家たちが多数揃った器楽勢の頼もしい共演も見事です。
ラモー特有の音使いのユニークな魅力を心ゆくまで味わえる一編です。
(ナクソス・ジャパン)

『ラモー、ポンパドゥール夫人の庇護下で』 ~《アストレの帰還》と《シバリスの住民たち》
【曲目】
ジャン=フィリップ・ラモー(1683-1764):
1-20. アストレの帰還
~《愛の驚き》1748年初演版に添えられた序幕(世界初録音)

21-53. シバリスの住民たち(1753)
~《愛の驚き》1757年版第2幕の未出版初期稿

【演奏】
アストレ、エルシリード…マリー・ぺルボ(ソプラノ)
フィロエ…ウジェニー・ルフェビュール(ソプラノ)
快楽の精…アンヌ・アムザル(ソプラノ)
ヴュルカン…フィリップ・エステーフ(バリトン)
時の神、アストール…ダヴィド・ヴィチャク(バリトン)
アジス…クレマン・ドビュヴル(オートコントル〔高音テノール〕)

アンサンブル・レ・シュルプリーズ(古楽器&声楽アンサンブル)
ルイ=ノエル・ベスティオン・ド・カンブラ(指揮)

【録音】
2021年8月、オディセー劇場、ペリグー(フランス南部アキテーヌ地方)


アンサンブル・レ・シュルプリーズ

カテゴリ : ニューリリース

掲載: 2022年08月12日 00:00