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生誕85周年!A.ムストネン&バイエルン放送合唱団によるシルヴェストロフ:ラリッサに捧げるレクイエムがCD化!

シルヴェストロフ

シルヴェストロフ生誕85周年。キーウの姉妹都市ミュンヘンの合唱団による演奏をCD化

ウクライナのキーウ(キエフ)に生まれたシルヴェストロフ。「キエフ・アヴァンギャルド」の一員として前衛的な作品を発表し、ソ連時代には演奏を禁じられたこともありますが、1970年代には調性感のある、穏やかな曲想の音楽に転じ、近年はじわじわと人気を広げて来ました。シルヴェストロフはかつて自身が取り組んだ前衛音楽を音楽史の終着点とし、近年の自身の作品を「音楽史が尽きた後に鳴り響く音楽」と位置付けています。

この「レクイエム」は、1996年に音楽学者で文学者でもあった妻ラリッサ・ボンダレンコに先立たれたシルヴェストロフが3年をかけて完成させた作品。全7章からなり、ラテン語のレクイエムの断片を歌詞としつつ、中央の楽章ではウクライナの国民的詩人タラス・シェフチェンコの詩「夢」が引用されています。最愛の人を悼んで書かれたこのレクイエムの特徴は、多くの作曲家が激烈な音楽を付けてドラマティックに描いた神による裁きの場面が無いこと。時に甘美な回想をまじえつつ、60分余りをかけてゆるやかに起伏する悲しみと哀悼の音楽は、亡き人の魂の平安を願いつつ、残された人の心を慰めるかのようです。

2022年2月にロシアがウクライナに侵攻すると、キーウにいたシルヴェストロフは知人らの働きかけによって避難し、3月上旬にドイツに移りました。この録音は、キーウの姉妹都市ミュンヘンから、シルヴェストロフ85歳の記念としてリリースされるものです。

指揮のアンドレス・ムストネンはエストニアのタリンに生まれ、中世音楽や中近東の音楽、バロック、古典派から現代音楽まで演奏。特にトゥール、ペルト、グバイドゥーリナ、ペンデレツキの作品に熱心に取り組んでいます。ここでは合唱団とオーケストラから繊細で緻密な響きを引き出し、作品を織り上げています。
(ナクソス・ジャパン)

輸入盤

 

国内仕様盤

※国内仕様盤には原盤解説及び歌詞の日本語訳が付属します。

 

【曲目】
ヴァレンティン・シルヴェストロフ(1937-):ラリッサに捧げるレクイエム(1999)

【演奏】
プリツカ・エーザー(ソプラノ)
ユッタ・ノイマン(アルト)
アンドレアス・ヒルトライター(テノール)
ヴォルフガング・クローゼ(バス)
ミヒャエル・マンタイ(バス)

バイエルン放送合唱団
ミュンヘン放送管弦楽団
アンドレス・ムストネン(指揮)

【録音】
2011年6月17日、ミュンヘン、イエスの聖心教会 Herz-Jesu-Kirche(ライヴ)

カテゴリ : ニューリリース

掲載: 2022年08月19日 00:00