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フリッツ・クライスラー/ベル・テレフォン・アワー録音集~ヴィオッティ:ヴァイオリン協奏曲第22番全曲が初復刻!

クライスラー

クライスラー・ファン大注目!
「弦のBiddulph」がベル・テレフォン・アワー録音の復刻を開始

ベル・テレフォン・アワーは電話の実用化で大成功を収めたベル電話会社がスポンサーとなって、1940年から1958年まで放送されたアメリカのラジオ番組(1959年から68年はテレビで放送)。出演者はヤッシャ・ハイフェッツ、ヨーゼフ・ホフマン、エツィオ・ピンツァ、リリー・ポンスといったクラシック音楽のスターから、ベニーグッドマン、ビング・クロスビーといったジャズやポップスのスターを揃え、聴取者は8百万人から9百万人に達したという人気番組でした。クライスラーも1944年から1950年にかけて出演しましたが、その演奏はごく一部を除いて録音の形で世に出ることはありませんでした。
Biddulphは「個人所蔵の、望みうる最上のコンディションの素材」をもとにベル・テレフォン・アワーでのクライスラーの演奏をCD3枚に復刻予定で、その第1弾となる当CDには、同番組で収録された協奏曲の演奏がすべて収められています。モーツァルトの第3番はクライスラーのディスコグラフィに無いので、第1楽章だけとはいえ貴重。そしてこのアルバム最大の聴きものは、クライスラーが愛奏したのに録音が無かったヴィオッティの第22番の全楽章が収録されていること。クライスラーはこの曲を深く研究し、カデンツァを作曲したのみならず、ピアノ伴奏版の楽譜を作成して出版したほど。この録音では彼によるオーケストレーション(オリジナル編成を拡大)が採用されており、様々な面で極めて貴重な音源です。
クライスラーは1941年にニューヨークで交通事故に遭い、再起不能と見られた時期もありましたが1943年に「奇跡の復活」を遂げました。ここに収められた演奏はいずれも堂々たるもの。Biddulphの復刻もソロ・ヴァイオリンの張りのある艶を伝えます。聴衆を入れたライヴ収録だったようで、各曲の終わりには最後の音が消えるのを待ちきれないほど興奮した聴衆の喝采と歓声が収められています。
「奇跡の復活」直後から1950年の引退までのクライスラーの姿を伝えるベル・テレフォン・アワーの録音集は、ファンにとって大きな驚きと喜びになりそうです。
(ナクソス・ジャパン)

クライスラー

【曲目】
ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト(1756-1791):
1. ヴァイオリン協奏曲第3番 ト長調 K. 216 - I. Allegro
録音: 1950年3月6日

モーツァルト:
2. ヴァイオリン協奏曲第4番 ニ長調 K. 218 - I. Allegro
録音: 1945年1月1日

ジョヴァンニ・バッティスタ・ヴィオッティ(1755-1824):
ヴァイオリン協奏曲第22番 イ短調 G. 97 (F. クライスラー編)
3. I. Moderato*
4. II. Adagio
5. III. Agitato assai
録音: 1945年2月19日/1945年10月29日*

フェリックス・メンデルスゾーン(1809-1847):
6. ヴァイオリン協奏曲 ホ短調 Op. 64 - I. Allegro molto appassionato
録音: 1944年7月17日

ヨハネス・ブラームス(1833-1897):
7. ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 Op. 77 - II. Adagio
録音: 1945年12月31日

マックス・ブルッフ(1838-1920):
ヴァイオリン協奏曲第1番 ト短調 Op. 26
8. I. Vorspiel: Allegro moderato
9. II. Adagio
録音: 1944年10月9日

※録音は全てライヴです。

【演奏】
フリッツ・クライスラー(ヴァイオリン)
ベル・テレフォン・アワー・オーケストラ
ドナルド・ヴォーヒーズ(指揮)

復刻プロデューサー: Eric Wen
マスタリング: Dennis Patterson

カテゴリ : ニューリリース

掲載: 2022年09月08日 00:00