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イヴァン・イリッチの新録音は2023年生誕150周年を迎えるジョセフ・ジョンゲンの前奏曲集

ジョセフ・ジョンゲン

デュシャーブルの高弟イヴァン・イリッチ!来年生誕150周年を迎えるジョンゲンの貴重なピアノ作品集!

フランスの伝説的名手フランソワ=ルネ・デュシャーブルの門弟、は、《オルガンと管弦楽のための協奏交響曲》で有名なベルギーの作曲家、ジョセフ・ジョンゲン(1873-1953)のピアノのための前奏曲集!2017年以降、ベートーヴェンと同年生まれの作曲家で、理論家として実験的な音楽の作曲にも取り組んだアントワーヌ・ライシャ(ライヒャ)の録音(第1巻:CHAN10950、第2巻:CHAN20033、第3巻:CHAN20194)を進めてきたイリッチですが、本作でも音楽理論上の楽しみのある作品が選ばれています。

1873年、ベルギーのリエージュに生まれたジョンゲンは、幼い頃から音楽に対する優れた素養を示し、7歳という異例の若さでリエージュ・コンセルヴァトワールに入学。13歳で作曲を始め、1897年にはベルギーのローマ賞を受賞、奨学金を得てイタリア、ドイツ、フランスへと赴きます。ベルリンでブラームスとリヒャルト・シュトラウス、パリでフォーレとダンディ、ドビュッシーとラヴェルを発見した若きジョンゲンは、彼らの音楽に影響を受けることになります。

作品番号付きのものだけで130を超えるジョンゲンの作品中、ピアノ独奏曲は約5分の1を占め、その3分の2ほどは作曲活動の最後の30年間に作られたものです。(初期の作品の多くはフォーレの影響を受けています。)
1922年に作曲された《13の前奏曲》は非常に詩的かつ洗練された作品で、各曲には「不安」「昔々」「黒い蝶々」といった喚起的なタイトルがついています。
1940年頃に作曲された《24の小前奏曲》は、バッハの平均律クラヴィーア曲集のように長調と短調のすべての調を一巡する作品。長調と短調、12組のペアで構成されており、ジョンゲンの自由な形式への親和性と熟達した作曲スタイルを窺うことができます。
(東京エムプラス)

【曲目】
ジョセフ・ジョンゲン(1873-1953):
13の前奏曲 Op.69(1922)
全ての調による24の小前奏曲 Op.116(1940-41)

【演奏】
イヴァン・イリッチ(ピアノ)

【録音】
2022年2月、ポットン・ホール(イギリス、サフォーク)

カテゴリ : ニューリリース

掲載: 2022年11月18日 00:00